10/12「幾原邦彦的世界」來賓：庵野秀明・星野リリィ・幾原邦彦

C.S.Y

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セーラームーンの話

・セーラーウラヌスとセーラーネプチューンの変身バンクは庵野監督が担当。口紅の演出はプロデューサーさんの要望。促販 ・最初は 7秒で作ってくれと言われた（変身するキャラが増えてきたため）。・髪をかきあげる仕草はうなじを見せるため。→「女の人はうなじと鎖骨」。

・庵野監督まさかのきんぎょ注意報を絶賛攻撃「セーラームーンってよく言われるけどイクちゃんの真骨頂はきん中だから」→「トラウマになってる」と大ダメージを受ける幾原邦彦。作画崩壊回の話とか延々と始まる庵野のドSっぷりが観衆の心を鷲掴みに

少女革命ウテナの話

・「ウテナで初めてオリジナルをやって（自分の中に）何もオリジナルがないと気付いた」「ウテナというキャラだけではどこかで見たようなモノ（パロディ）に思えて悩んだがアンシーというキャラが合わさることで新しいモノになった」

・パロディ地獄から抜け出すためにさいとうちほ作品をひたすら読み続けることでアンシーの原型を取り出すことに成功して脱出できた

アニメーション制作予算の話

・幾原「一本のアニメをつくるのに三億近くのお金を集めるんだけど、それがすごい勢いで減っていく。それこそ札束で焼き芋焼いてるみたいな感じ（笑）それでできあがったのが本当に芋だったらねえ。お金出してくれた人の事考えたらすごいプレッシャー。」

・庵野監督「それは人それぞれ。某Oさんは（スポンサーからの出資を）自分がもらってると思ってる」

輪るピングドラムの話

・星野さんの魅力的なビジュアルもあって企画は通ったものの、東北の地震が起こる。そうすると自分の抱えていた「95年」というテーマが急につまらなくなってしまった。だから、家族を描こうと思った。

・キングレコードの大月さんにピングドラムの企画書を見せられた庵野さん。これは当たらないねとバッサリ。やっぱり、そうだよねえ。けど、面白いならそれでいいんじゃないの？のいって帰っていったそうな（庵野さんはずっと大月さんのモノマネを）。

・ピングドラムを作ることで「パロディかどうかにこだわる病」が解消されたという話。伝えるものがあればなんでもいい、みたいな。逆に言うとそれまで、その種のテーマ性が自分は弱かった、と自己認識話。

・幾原「自分の作品のおっぱいマウスパッドが欲しかったんだよ！」苹果ちゃんを巨乳にしたかった監督。長い間のブランクの間に世間におっぱいマウスパッドが流行っていたのを知って、いてもたってもいられなかったのだ。苹果ちゃんを巨乳にしろといっても星野さんは巨乳にしない。

・その時「記号としての巨乳キャラが一人は必要なのだ」みたいな高尚な事を言われて腹が立って泣いたと星野先生。おっぱいマウスパッドがほしいと素直に言ってくれたら巨乳にしたかも（笑）と星野先生

ステージラスト

・庵野「幾ちゃんの普通はおかしい」「人と違うことをやっていく」「世間は君とは違う」「そのままの君でいて」

・幾原「いつか庵野さんと何かやりたい」という夢を語り、トーク終了。

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