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      ■ モンスターの設定 ログホラ資料
    ・この資料は、「小説家になろう」で連載中のテキスト、「ログ・ホライズン」および、二次創作用に書かれました。
    ・資料としての本体はログホラWikiとなります 
    ・この作業ページは、Wikiにまとめる資料を作業するスペースです。公式設定として固まったものは、WiKiに順次転載され、こちらからは消去されてゆきます。
    ・誰でも閲覧編集が出来ますので、自由に設定を追加してみてください。水色文字は「お知らせ」で、黒文字は公式設定、赤文字は非公式設定と云うことで、ひとつ。
    ・wikiにたいして引越しを行なってくれる方も歓迎です。(黒字のものを整理しつつ転載してくれるのがベストです)

    関連ページリンク(ログホラwiki内部に存在。ブックマークはこちらにお願いします)
    h

    2011/8/13/wikiに転載した内容を一部消去しました。

    ・目次
    亜人間
    人型(巨人)
    人怪
    魔獣
    インセクト
    植物
    魔法生物
    ドラゴン
    悪魔
    アンデッド
    水棲
    砂漠
    精霊
    動物
    ネームドモンスター




    ◆ モンスター(動物)
    名称        特徴その他
    亜人間       
    〈緑小鬼〉ゴブリン        内容はwikiに転載しました。本編では、以下の箇所に主な記述があります。
     ゴブリン:祈祷師《シャーマン》        ゴブリンの祈祷師。祖霊をよびおこしアンデッドを使ったり精霊を扱う。主な攻撃方法は炎と氷の攻撃魔法。
    炎や氷の攻撃魔法を使うゴブリンのリーダー格で、雑魚のゴブリンを引き連れて登場する。(005-291)
    高位のゴブリンで、ゴブリンの祈祷師。祖霊をよびおこしアンデッドを使ったり精霊を扱う。(022-253)
     ゴブリン:調教師《テイマー》        ゴブリンの調教師。オウルベアやヒポグリフ、ダイアウルフを飼育していることがある。
    ゴブリンの調教師。〈フクロウ熊〉《オウルベア》や〈翼鷲馬〉《ヒポグリフ》、〈魔狂狼〉《ダイアウルフ》等を飼育していることもある。(22-253,35-495)
     ゴブリン:将軍《ジェネラル》        巨大武装車(戦車)を使う。
    ゴブリンの将軍。数百を超える部隊を率い、移動要塞ともいえる巨大武装車に搭乗する。(35-505,35-550)
     ゴブリン:近衛兵《ガーズ》        ゴブリン将軍を守る精鋭ゴブリン
    ゴブリンの近衛兵。将軍を守るため巨大武装車に同乗する。(35-550)
    〈雪上滑走緑小鬼〉
    スキー・ゴブリン        主にロシアサーバーに出没する。格好はユーモラスだが、高速での襲撃は脅威である。
    滑走技術は個体ごとに異なり、時々吹きだまりに突っ込む。
    〈白小鬼〉ホワイト・ゴブリン        単に白くなっただけのゴブリンの亜種である。しかし、砂漠や雪原地帯では、その肌は保護色となる。
    〈鉄躯緑鬼〉ホブゴブリン        ゴブリンの下位部族の一つ。ゴブリンより知能の程度は低いが、狂的な忠誠心をもつ人間型モンスターである。鎧や武器を使いこなし、一族のために死ぬまで戦う。(022-252)
    ゴブリンの性質を引き継ぎつつも、他者を従える欲望の強い亜種族。ゴブリンよりも知能が高い事も多く、人間から奪った武具を使いこなす。(034-361)
    〈爪熊鬼〉バグベア        悪の亜人類の一種で、一般の人と比べると大柄な部類に入る。全身毛むくじゃらで鉄の牙と鋭い爪を持ち、燃えるような紅の目をしている人間型モンスター。小型の熊のようだと例えられる。夜を中心とした生活をしており、夜に外出している者が被害に遭うことが多い。平均レベルとしてはゴブリンよりも高めであるが、ゴブリンのように王を戴くことがないので、ゲーム時代では比較的うまみが少なかったモンスターだったといえる。
    〈小牙竜鬼〉コボルド        悪の亜人間の一種。
    〈醜豚鬼〉オーク        内容はwikiに転載しました。本編では、以下の箇所に主な記述があります。
    〈洞穴人〉トログロダイト        悪の亜人間
    悪の亜人間の一種で、人間より若干背が低く、細身の割に筋肉質で、長い尾をもつ爬虫類系の人間型モンスターである。その名は洞穴に住む人という意味を持ち、巣と定めた洞窟の周囲の人型生物や旅人から略奪を行ったりすることもある攻撃的な種族である。特に巣に近づく者に対してはとくに攻撃的になりレベル差があってもかなり厄介な相手となるだろう。
    〈灰斑犬鬼〉ノール        犬に似た頭部と小さく丸い耳を持つ邪悪な亜人類種族。全身毛むくじゃらで、灰色とも茶色ともつかぬような不吉なまだら模様をもち、まるで月をはめ込んだかのように黄色に輝く瞳をしている。洞窟や、廃墟などダンジョンにより集まり、数百匹単位で暮らす。ハイエナに似た習性を持ち、集団で行動をし、狩りを行なう。知能も高く、革製の鎧や、片手用の武器も使用する。通常時は二足歩行をするが、長距離移動時や、戦闘時には四足移動も行なう。そのレベルは二十から高くて五〇が良いところで中レベルの冒険者達が遭遇する、冒険の障害の一つ。狡猾で臆病なため大地人を無視し(集団で防衛される危険があるため)、冒険者をよく狙って戦闘を仕掛ける習性が見られる。善意で避けているのではないため大地人を殲滅できるほどの兵力を持っていた場合、無視してくれる保証は無い。
     ノール:闇術師        ノールの闇術師。闇の精霊を使ったり、呪いを掛ける。
     ノール:突撃兵        ノールの突撃兵。狼牙隊長の命により突撃を行う兵士である。
     ノール:狼牙隊長        ノールの部隊を指揮する指揮官。通常ではノールの集団に1名しか存在しない。
    〈水棲緑鬼〉サファギン        内容はwikiに転載しました。本編では、以下の箇所に主な記述があります。
     サファギン:戦士《ソルジャー》        レベル40~60の精鋭兵。
     サファギン:騎乗兵《ライダー》        人間の騎士に相当するエリート。高位の妖術師や神官も存在している。
    〈蜥蜴人〉リザードマン        悪の亜人間
    〈鼠人間〉ラットマン        鼠頭の人間と、直立した鼠の中間の姿。身長は中学生ぐらい。全身湿ったような滑らかな毛皮に覆われ、簡単な道具を使いこなす。疫病を媒介する。ティアストーン山地の「パルムの深き場所」ではレベル40前後。
    鼠頭の人間と、直立した鼠の中間の姿。身長は中学生ぐらい。全身湿ったような滑らかな毛皮に覆われ、簡単な道具を使いこなす。疫病を媒介する。ティアストーン山地の「パルムの深き場所」ではレベル40前後。
    ティアストーン山地の「パルムの深き場所」に出現する。レベルは40前後。(008-43,008-63)
    ラットマン達は(もちろん個体にもよるが)ゴブリンやオークよりも更に弱い場合が多い。(008-48)
    ラットマンのやっかいな武器はふたつ、数と疫病である(008-48)
    繁殖力は旺盛で驚異的。(008-50)
    ラットマン達は、中世の鼠がそうであったように疫病を媒介する(008-62)
    ダンジョンに要塞化された本拠地として住み着く。(020-444)
    ダークエルフ        悪の種族。プレイヤー種族としてのエルフのうち様々な事情で悪の勢力に協力することになった部族のエルフの総称。他の悪の亜人のように魂魄に異常が発生しているわけでもないので外見では通常のエルフと識別できず、悪専用の呪文や特技の使用ではじめてそれとわかるので、ある意味厄介な敵。
    〈冒険者〉ならステータス画面から判別できるが、そうでない一般の〈大地人〉(勘の鋭いエルフを除く)にとっては森から現れ善のエルフと見分けのつかないうちに悪事を行って消えていくダークエルフは大変恐しいものであるようだ。
    ちなルフもいないことはない。
    みに、〈エルダーテイル〉のエルフは色白で背が高いとは限らないため、(肌の色が)ダークなダークエ
    〈森狸族〉しんらぞく/mujina        中立の種族。フォーランド地方に大地人やNPCの集落が完全に無いのはマズかろう、という理由で主に四国、その後 九州や東北、信越地方に配置されたヤマトサーバ発祥のNPC。
    獣人タイプの亜人種で狸やアナグマ、あるいは犬ぽっい顔をしているが人間に化けることも可能。獣人時も人間時も常に尻尾は生えている。
    〈狐尾族〉と対になるはずだったNPC種族。古代アルヴ時代に〈猫人族〉〈狼牙族〉〈狐尾族〉〈法儀族〉と共に作られたが、開発が断念され棄てられた戦闘用亜人種(後衛職向け)のプロトタイプの生き残り。生まれた経緯から大地人や冒険者たちに対して強い不信感と警戒心と恐怖心を抱き、距離を置いている。
    獣人の体力と魔法への親和性を求めて改造されたので魔法職向けの種族にしてはHPが高いが、元となった動物が「狸」であるため非常に臆病かつ争いを嫌う気性で戦闘、こと白兵戦にはとことん不向き。反面、森の精霊とも言える動物を混ぜられているので〈森呪遣い〉をはじめとした回復職、魔法攻撃職としての才覚はある。また、種族特性として幻術と一時的な変身術が使える。
    廃墟や廃村、遺跡、廃城などを再利用して幻術で隠匿した集落を作っている。コミュニティでは「家族」の概念がなく同じ集落の仲間なら血縁に関係なく誰でも助け合う。あるいは同胞全体が「家族」とも言える。
    〈蝙蝠人〉バットヒューマン        色々権利関係に触れそうなコウモリ人間。超音波視覚を備えているため、暗闇でも問題なく活動可能。
    〈天使兎人〉エンジェラビットマン        〈エルダーテイル〉のマスコットキャラ候補その1。退化した小さな羽を持った兎獣人。ちっこい。魔法少女を勧誘したりはしない。一撃で首をはねたりはするかもしれない。
    〈半竜人〉フォログール(or ディノサウロイド)        半人半竜の亜人間。上流階級は、恐竜をモチーフにした個性豊かな姿と能力を持っている。ドラゴニュートとは敵対しているらしい。
    〈頭足人〉クトゥルイド        タコやイカに酷似した頭部を持つ亜人間。頭部から生えている触手での強力な攻撃に加え、高い知能を持ち、更に海のモンスターを従える。基本的に海中や海辺でしか活動出来ないが、上位種はその限りではない。実は、悪の亜人間ではないのではなイカという話もある。
    〈昆虫人間〉インセクトロイド        昆虫に限らず、様々な虫の姿を持った亜人間。その甲殻は有用な素材である。背中の羽で空気の震動を操って幻術を使うものもいるらしい。
    〈蛙人間〉ボガード        悪質ないたずらを好む蛙の亜人間。淡水に生息する。陸上でも動きは鈍るものの活動可能。〈大地人〉への襲撃を一種の遊びだと考えており、年に一度「祭り」として大規模な襲撃をしかけるほか、〈大地人〉の祭りに乗じて良く暴れる。
    〈象頭人〉ガネーシャ        善の種族。
    善の亜人類。象頭の人間。同名のインド神話の神様のイメージを引き継いでいるもの。プレイヤー種族候補の一つであったが、その独特な容貌がアルファテストで不評であったため、モデリングしたもののそのままNPCに流用されたという経緯がある。そのため、バードマンと並んでプレイヤー種族並みの多彩さを誇っているNPCである。
    ダークガネーシャ        悪に染まってしまったガネーシャ。戦士タイプも魔術師タイプもかなりの実力を誇る。
    〈鳥人〉バードマン        善の種族。PCにするかどうかで候補に上がったが、有利すぎるとして没になり、そのままゲームに登場することになった。
    〈龍人〉ドラゴニュート        竜の血を引く善の種族。中国の四大竜王などもここに位置する。人の姿と半竜、龍の姿を行き来できる。
    〈羊人〉シープマン        羊のきぐるみを着た人間のように見える善の種族。〈神祇官〉の能力を持つが基本的に臆病で平和主義者。かつては人間との交流もあったが、今はどこかでひっそりと隠れ住んでいるらしい。
    〈小人〉リリパティアン        物づくりの得意な、手の平サイズの小人。自給自足の生活を営む。精霊に近いが亜人種。リリパットという国を築いている。出展はガリバー旅行記で名前は「せかせかした人」という意味。
    〈苔族〉モースロイテ        英語でモス・ピープル(苔の民)。大樹に苔生すような深い森で暮らす友好種。子供程度の身長で体中が緑あるいは灰色の苔に覆われたモフモフの小人。背中に虫の羽(特に蛾や蝶が多い)を持っている。生活に苔や樹皮などを必要としており、人から道具を借りたりもする
    非常に弱く亜人種やモンスターから狩りの対象になったりする。出展はドイツ民話
    〈人馬族〉ケンタウロス        半人半馬の勇猛果敢な戦士の一族。背中に人を乗せることはしないが、自分のプライドと相手の誇りや命とを天秤にかけ、背中に跨ることを許す場合がある。友誼と義に厚く戦士として認め合う仲間ならばどんな種族であろうと命を賭けて助けることを厭わない。唯一の欠点は、種族そろって酒乱の気があること。
    〈笛鹿族〉フォーン        友好種。下半身と耳が鹿の一族。精霊に近く森の精霊や妖精達と仲が良い。笛と歌の得意な穏やかで気品ある種族。
    〈犬顔族〉ヘミキュネス        北の地や氷の大地に住むといわれる半犬半人の部族。〈灰斑犬鬼〉や〈狼男〉や〈狼牙族〉と違い獣顔のままだがきちんと人語を解するし獣化などもしない。主に漁などをして暮らしている北方民族。出展はギリシャ神話
    〈原野農夫〉ポレヴィーク        草を体中から生やした黒色の土の人形のような姿。農業を中心に営んでいるので畑仕事が何より得意。
    農作物に合わせて身長が伸び縮みするので、白シャツなどを着て麦わら帽子などを被った小人のような姿は結構愛嬌があるが、意外と凶暴で力が強く、外敵、特に畑荒らしには容赦しない。鎌や鍬などを武器にしており、そこいらの低レベル〈冒険者〉が相手なら十分叩きのめせる。
    人型(巨人)       
    〈人食い鬼〉オーガ        亜人間。食人種。日本でいうところの鬼もここに該当する。非常に知能が高く人間と比べ遜色ない行動をとる。
    〈灰色大鬼〉トロウル        悪の大型亜人間種族。しばしばゴブリン等と行動をともにすることもある。他種族と住居を共有していない場合には、丘陵地帯の地下に穴ぐらを作りそこを巣としている。餌にするため人間種族の者を攫ってこの巣に閉じこめる習性があるため〈大地人〉はそうした巣の在処と思われる場所には恐れて近付かない。再生能力があり特殊な特技やアイテム、火や酸などの属性攻撃でないダメージを高速に回復する。他には太陽光線が弱点であり、直射日光の下ではほぼ無力になってしまう。
    〈岩膚大鬼〉ロック・トロウル        山岳地帯でよく見られるトロウルの亜種。変質した皮膚が岩石状になっているのが特徴で、トロウルに比べて物理防御力に優れる。また、山肌に近い色の皮膚を活かした奇襲攻撃を行う事もある。
    〈巨人〉ジャイアント        種族のほとんどがパーティー級モンスター以上として登場する、トロウルよりもさらに巨大な亜人間種族。亜人間種の中でも形状は最も人間に近いが、身長15メートル以上の灰色の肌の痩せた男性型、局部は存在しないという立派な化物的外見。比較的知能は高く、人語を理解したり喋ったりする事が可能な個体も存在する。しかし、やはり人間を捕食・殺戮対象とする為に交渉出来る相手ではない。種族に共通する弱点として、うなじ部分を攻撃すると大ダメージを与える事が出来る。このため基本的には、膝元を攻撃してダウン状態に持ちこんだ後の集中攻撃がセオリーである。
    〈一目巨人〉サイクロプス        巨人種モンスターで、溶岩を利用した冶金技術に優れる種族。特に鍛冶技術は進歩しており、鎧や盾、剣や斧などを装備している事が多い。このため攻撃力・防御力共に一般的な巨人種モンスターよりも高い傾向にある。うなじが共通の弱点である他に肥大化した一つだけの眼球も致命的な弱点となっているが、潰すとトランス状態に陥り非常に危険になる。
    〈百手巨人〉ヘカトンケイル        生まれながらにして狂っている巨人種の突然変異体。大量の再生する腕(少なくとも8本以上)に多数の武器を携え、漆黒の肌と潰されている目が特徴。巨人種の中では一番素早く、隙のない強力な攻撃を間髪無く繰り出してくる。遺跡奥底の牢獄などに縛り付けられている個体に遭遇するパターンが多く、クエストはクリアしたけどこいつには勝てなかったと言われる事も多い、いわゆる初心者殺し・初見殺しのモンスターである。
    〈雲巨人〉クラウド・ジャイアント        質量を持たない巨人。雲の上を闊歩する。
    〈雪魔〉ウェンディゴ        奥深い雪山や雲の高さを超えるような山頂などに現れる巨人。氷の息を吐くだけでなく拾い上げた人間を攫う、あるいは地上へ向け叩き落す。神出鬼没で霧や吹雪に包まれるとゆっくりテレポートし他所へ渡る。
    〈嵐巨人〉ストーム・ジャイアント        広大な荒野や吹き下ろしのある山の麓等に出現する巨人族。皮膚の硬質化により全身が刃もしくは針のようになっており、至近距離に接近するだけでダメージになる。また右手の肘より先がギロチン状の一本の刃となっており、初撃はこの腕による”アサシネイト(絶命の一閃)”を仕掛けてくる。ウェンディゴと同じく突風に乗じて姿を現わしたりテレポートしたりと性質が悪いが、巨人族の中では比較的体力が低い為に早期決戦を挑めば勝てない事も無い相手。
    〈霜巨人〉フロスト・ジャイアント        エッゾ帝国の〈氷結の島〉(北海道)などを中心とした北の地域に棲息する巨人族。『永劫氷河軍』などの悪の軍団の強力な兵士として登場することもあった。
    上位種に北欧神話をモチーフとした「ヨトゥン」と呼ばれる種族がい
    〈炎巨人〉ムスペル        燃える巨人。火の世界から来たもの達で、溶岩の肌と燃える体毛を持ち、炎の中で生活する。北欧サーバーの特殊ゾーン"ムスペルハイム(火の国)"には炎巨人の軍勢がいる。
    〈石巨人〉ストーン・ジャイアント        石像かと思って近づいたら巨人だったという報告例が後を絶たない、まぎらわしいモンスター例1。主に遺跡や岩場などに出現、周囲の石と同質の皮膚を持っている。巨人族の中で最も低い移動能力、強靭な防御力と、動作は鈍く回数も少なく読み切りやすいものの広範囲・高威力な各種攻撃を持つ、「逃げるに易く倒すに難し」を象徴するようなモンスター。ただしレアな鉱石系アイテムをドロップする確率が高く、狩りとして狙われる事も多い。
    〈海巨人〉シー・ジャイアント        いわゆる海坊主。輸送船防衛クエストや海岸線防衛クエスト等でサファギン等の親玉として出てきたりするパターンがほとんど。体表にウロコ、手足に水かきがあり、水中で生活するのに適した体になっている。長年〈妖術師〉や〈召喚術師〉による魔法攻撃か、弓を使った遠距離攻撃がメインでドロップアイテムは諦めるしかないのが定石だったが、近年軽装の〈暗殺者〉や〈盗剣士〉により泳いでいる最中の背中に乗れる事が判明、援護を受けながらの近接戦闘ならびにドロップアイテムの回収も可能となった。
    〈湖の巨人〉グレンデル        沼地や湖を拠点とした怪物。屈強で頑丈な体をした醜悪な巨人で、非常に凶暴。獣ともドラゴンとも言われる。出展は北欧の英雄叙事詩「ベーオウルフ」
    〈森巨人〉
    フォレスト・ジャイアント        いわゆるでいだらぼっち。頭から木が生えていたり、胸部が草原になっていたりというユニークな個体が多い。数少ない「人間と対話が出来る」モンスターであり、呪文書や杖を報酬としたクエストを持ちかけたりもする。しかし戦闘となるクエストももちろんあり、全巨人族中最高のHPと”リザレクション(再生能力)”を持つ、極めて倒しにくいモンスター。ようやくHPを削り切り倒したと思ったらHP全回復&凶暴化の憂き目にあい、心が折れた冒険者も少なくない。他にも〈森呪遣い〉の使用するような森林系魔術を大規模にしたものを行使してきたりとエゲツさについては隙が無く、巨人種最狂(最強ではなく)との呼び声高いモンスターでもある。
    〈丘巨人〉ヒルジャイアント        「ゴブリン王の帰還」などのレイドコンテンツでゴブリンなどの一般兵士などより歯ごたえのある敵モンスターとして登場してくることがある。
    〈迷宮巨人〉
    ダンジョン・ジャイアント        体内が迷宮になっている巨人。迷宮を攻略しないと倒せない。

    〈妖精巨人〉スプリガン        醜く凶暴な巨人。相手の強さに応じて巨大化していく。ドワーフや〈妖精〉(フェアリー)の別の姿とも〈巨人〉(ジャイアント)の幽霊とも言われる。妖精たちの守護者、番人であり宝好きな盗賊でもある。
    〈半天使巨人〉ネフィリム        能力を制御できず暴走した天使と人間の混血児の成れの果て。白くてぶよぶよしている巨人。北米サーバーではなぜか人気が高い。倒すと、マシュマロをドロップする。アンデッドの一種だとする説がある。
    〈巨神〉タイタン        最高クラスの巨人。
    人怪       
    〈脳喰らい〉ブレインシーカー        レイネシアがクラスティを例えたもの。心を読むらしい。いわゆるサトリ。
    〈人蜘蛛〉モーロック        H・G・ウェルズの小説『タイムマシン』を原作とする暗闇の地下世界に適応した人間形モンスター。目は大きく飛び出し、壁を蜘蛛のように這い回る。理性は持ち合わせていない。
    〈人山羊〉サテュロス        好色家の半獣人。吟遊詩人やダンサー、歌姫、娼婦、娼姫の能力を備える個体が多い。
    〈雪男〉イエティ        高山エリアの雪が降っている所に稀に出現する類人猿型モンスター。体躯はおおよそ4~5メートルのパーティー級。現実世界で標高5000メートル以上の高山にしか出現しないうえに出現率も大変低い為、毛皮等の値段は大変高い。サンガニカ・クァラ(ヒマラヤ)では比較的よく見られるが、常時“酸欠”のバッドステータスと時折”吹雪”のダメージが入る為にやはり遭遇数は少なく、研究が進まないモンスターの一匹。
    〈蛇女〉ラミア        下半身が蛇の女性。人間に化け色香で巧みに近づき、褥で締め上げ殺す趣味の悪いモンスター。女性らしく赤子や子供が大好きだが捕食者的な意味も含める。メドゥーサ同様元々は美しい女性だったが呪いで変化したモンスター
    〈幻霧竜女〉メリュジーヌ        下半身が蛇竜、背中に翼を持つ半人半竜の女性。湖や泉を住処にするモンスターで、語源である「海の霧」「不可思議」の名の通り幻惑系の攻撃を得意とする。水妖であると同時に竜種の一角でもあり、多くのステータス補正を持つ高位モンスター。
    〈蜘蛛鬼女〉アラクネー        半身が蜘蛛の女性。6本または8本の脚と人の両手を巧みに操り蜘蛛の巣を張る。蜘蛛の糸と鉤爪と瞬発力と人間の知性を備えたモンスター
    人の体の方は美人である場合が多く、意外と女性らしくプライベートでは織物なんかも作ったりしている
    ヤマトサーバでは遊女よろしく小袖や長襦袢を着流し煙管を吹かした、金髪の女郎蜘蛛のアラクネーがボスをつとめるクエストがあるとかなんとか
    〈蛇目鬼女〉メドゥーサ        (041)でアカツキが連想。
    〈牛頭大鬼〉ミノタウロス        体長8~12メートルの、牛の頭と筋肉で固められた濃緑の体を持つモンスター。武器はメイスや斧であるパターンが多い。首を部位破壊しても生き残るほどの強靭な生命力を誇り、弱点もほとんど無いので倒すのに時間がかかる。大抵はパーティー級モンスターだが、北欧サーバーのダンジョン”ダイダロス迷宮”最深部では、巨大な断頭斧を振るう50メートルレギオンレイド級が確認されているとか。
    〈戦乙女〉
    ヴァルキリー / ワルキューレ        天を駆ける勇敢な女性の戦士。戦死者の魂を天上へ導き戦士の館の戦列へ加える使命をおびたという北欧の伝承に忠実な人型モンスター。
    オーロラの煌きを持つ鎧と白鳥を思わせるケープをまとい、愛馬である〈天馬〉(ペガサス)に跨り空から降りてくる姿は非常に美しく根強いファンがいる。上位クエストでのみ遭遇出来るレアな存在。
    もちろんめっぽう強いので勝つのは困難。まして召喚獣にするには相当な労力が必要。
    〈幻視虚像〉ドッペルゲンガー        エルダー・テイル発売から2018年現在までの20年の間、全世界でもたった4回しか遭遇例がないその出現率の低さから、エルダー・テイルの伝説にも名を連ねているモンスター。
    4度目で高画質の撮影に成功したプレイヤーの動画によると、ノイズと共に突如現れベテランのカンストパーティーを半壊させた後、全回復を行いノイズと共に去ってゆくというわけのわからないモンスターである。動きが妙に人間臭いのでPK説もあったが、画面にべったりと貼りつくような立体感のない姿は、PCのポリゴンモデルでは無いだろうと言われている。
    (正体はアダルヴァ社が独自開発を行っているAIエンジンで、特定プレイヤーの動作パターンを反復学習してコピーし、さらに自己改良をしていくシステム。対象となるのはソロが多いヘビープレイヤーで、アダルヴァ本社のディレクター・プログラマーが全世界のサーバーから選ぶ事となっている。)
    〈女面妖鳥〉ハーピー / ハルピュイア        顔と胸以外が鷲の姿をした女性型モンスター。知能は低く、食欲旺盛で自殺者の人肉を啄ばむという伝承もある。セイレーンと混同されがちだが、残念ながら歌は得意ではない。
    〈翼持つ歌姫〉セイレーン        歌う鳥人。美しい女性の上半身と、花の様な赤い羽根と鳥の下半身をもつ。歌声には催眠と魅了の効果があり、特に海辺で合唱されると船員全員が海に飛び込む、惚けて何もしなくなる、舵を取り損ねるなどで船ごと沈まされることもある。彼女らの持つ竪琴は吟遊詩人にとって憧れの一品。
    〈人魚〉マーマン / マーメイド / メロウ        こちらも歌の上手なモンスター。魅了の歌も怖いが一番やっかいなのは嵐の前兆に現れるという点。友好種でなければ歌で沈没させられる危険がある。人間が関わると悲恋になってしまうことの多い不遇な種族でもあるので、不干渉を貫くものも多い。
    〈人魚魔女〉ウィッチマーメイド        年を経て魔力を強めた邪悪な人魚。変身能力と魅了魔法が使えるが、地上では長く活動出来ず、歩行も苦手。
    〈魔犬の人魚〉スキュラ        人魚の腹部に3頭の犬の上半身をつけたような外見。惚れっぽく嫉妬深い気性の荒い女性型モンスター。呪いを解くと人魚に戻れる。
    〈般若〉はんにゃ        ヤマトサーバオリジナル。仏教用語の智慧でなく般若面の鬼女の方がモデルであり女性のみのモンスター。当然、嫉妬や恨みつらみの募った方ばかり(逆恨み含む)で執念深いので、総じて面倒臭いモンスターと言える。宇治の橋姫などもここにあたる
    因縁や因果から解き放ってやれば召喚獣として迎えることは可能だが例外なくヤンデレ。扱いには重々注意。倒すと低確率で“般若の面”をドロップする。
    〈猫又〉ネコマタ / ダブルテールキャット        昔話でおなじみ二尾の猫。年老いて霊力や変化能力を備えた猫で、人に化けたり大猫になったりする。化け猫との違いは曖昧。中国では仙狸、金花猫などと呼ばれる
    〈雪女〉
    スノウ・レディ / スノウ・クイーン        雪に命が宿り生まれた存在。妖精に近しいが亡霊などから生じる場合もある。氷系のスキルを多数持ち、フィールドの条件次第では瞬時に相手を凍死させることも可能。元々が雪から生まれたため体温は非常に低く熱や炎は大敵。直射日光でさえ嫌う個体が多い。
    海外サーバ、特に北欧サーバでは妖精系モンスターとしてスノウ・フェアリーと呼ばれることも多いが、モンスターとしての性質や能力が秀でたものはアンデルセンの童話にあやかって〈雪の女王〉と称される。
    ヤマトサーバでは主に東北や信越地方の雪山で遭遇でき、日本の伝承に忠実な純白の和服美人の姿をしている。地方によっては正体を隠したまま普通に〈大地人〉に混じって暮らしたりもするため、交渉が比較的通じ易い相手。
    ドラゴンメイド        西洋の女性の龍人。
    〈樹人〉エント        トレントよりも人間に近いタイプ。厳密には(以下略)
    〈森の人〉グリーンマン        葉っぱの集まった人型。森の守護者で森に害をなす相手だけ追い返す
    〈人狼〉ウェアウルフ / ワーウルフ        ライカンスロウプ。半獣人。強さは月齢に左右されるが満月時に戦うのは自殺行為。獣と人の姿を自由に行き来できる先天性の種族と、獣の皮を被り変身した後天性の個体がいる。知能が低いのは後天性。
    ウェアベア(ワーベア)        ウェアウルフと同じく半獣人。後天性である毛皮によって変貌する者は、いわゆる狂戦士(ベルセルク)の雛形となった北欧伝承である
    ウェアラット(ワーラット)       
    ウェアタイガー(ワータイガー)        詩を吟ずる風習を持つ部族もいるという。
    ウェアシャーク(ワーシャーク)       
    〈発条脚〉ホッパー        常識はずれの跳躍をする人型モンスター。ふざけた顔、長い手足、街中でも平然と現れる、ナイフ等の軽装備、火炎系の攻撃などが特徴。バネ足ジャックなどで知られる
    〈人攫いの袋男〉ブギーマン        覆面で顔を隠した浮浪者のような怪人。袋に子供を詰め込んで連れ攫う。
    〈偽妖精〉フェアリーモドキ        蛾人間。幼体はフェアリーに化けている。
    〈蛾男〉モスマン        黒い体、首のない体と融合した頭部、鎖骨近くで光る赤く大きな目、腕の代わりに3メートル近い翼をもつ人型モンスター。音も立てず200km/h近い速度で飛行し上空から現れる。元ネタというか特徴はすべて一時期アメリカで話題をさらったUMA(宇宙人とも)から。
    〈影人間〉シャドービーイング/シャドーピープル        実体の無い影だけの存在。壁や床、地面に映る平面の人間型モンスターだが立体化するときは透明な黒い靄状の人間のようになる。人気の無いところを好み、物を動かす、掴むことが可能だが力は同レベルの魔法職程度。攻撃は当たるがダメージを受けた素振りは見せず、怯んで逃げていく。一番怖いのは能力より見た目、というか存在自体が怪奇現象や心霊現象そのままだという点。深い森の奥や廃墟で明かりを照らしたら遭遇したなどという場合は心臓が止まりそうになるくらい怖い。大騒ぎになって別のモンスターを呼び寄せないよう注意が必要。元ネタは同名のUMA、というか怪奇現象。
    〈文車妖妃〉ふぐるまようび /
    ビブリオクイーン        書物や手紙を積んだ文車に乗った女性。古書の蒐集家。付喪神の一種だが話の通じない相手ではなく、交渉や物々交換次第で魔道書や奥伝の巻物といった書物系アイテムをくれる。殊の外好きなのが恋文で、先立たれた夫のラブレターを文車妖妃から取り戻して欲しいと依頼されるクエストが存在する。
    〈童話の獣〉ジャバウォック        竜とも巨人とも称される爬虫類型の人怪モンスター。中型(5~8mほど
    見た目は痩せこけたドラゴンのようでもあり、目は燃えるように輝き腕は長く爪は肥大化している首長の竜人で、ひげと触覚があり二足歩行するが空も飛べる
    出展は「鏡の国のアリス」"ジャバウォックの詩"に出てくる正体不明の怪物
    〈冥府蠍鬼〉ギルタブルル        半人半獣の蠍のモンスター。上半身は人間のそれだが風貌は死神そのものであり、下半身が虫の形を成しており蠍の尾を持っている(二足歩行)。
    冥府や天界といった常世の番人でもある。出展はバビロニア神話
    魔獣       
    〈合成竜〉キマイラ        獅子の頭にヤギの体、蛇の尻尾を持つ人造生物。主に魔法関係の遺跡等に多く存在する。元のヤギの体と違って杭のように尖った爪先を持つ。これにより壁や天井を歩いたりする事もあり、特に建物内部では奇襲も多い。また、接近戦の他に麻痺や凍結等のバッドステータス付与効果を持つ魔術攻撃も得意とする、オールラウンダーな魔獣である。
    〈人面獅子〉マンティコア        沼地からマンティコアの棘を持ち帰るクエストがある。人の顔をした獅子に蝙蝠の翼とサソリの尾と毒のある棘を持つ
    〈完全なる巨獣〉ベヒモス        新宿に相当する地区をかつて完全に壊滅させたことのある巨大モンスター。
    新宿にあたる場所はベヒモスの発生の発生で完全に壊滅している。(020-105)
    巨大で恐ろしいモンスターである。(050-232)
    食欲のみ異常なまでに高く目に付いたあらゆるものをエサとして食い散らかすが、性格自体は温厚。神が終末の晩餐に供するつもりで用意した獣なので、肉が美味かったりする。
    〈天上の鳥王〉ジズ        地のベヒモス・海のレヴィアタンと並ぶ三大魔獣の一角。またの名をレナニン。旧約聖書ヨブ記によれば天空を覆い太陽を隠すほどの巨躯を持ち、その体で嵐を受け止めている。天上の歌い手でもある。無作為に暴れまわる他の二体と違い神に命じられた世界の安定を遂行する忠義心の篤い鳥。ただしあまりに桁違いのサイズである為、巣から蹴り落とした孵り損ねの卵が時折地上に隕石クラスのクレーターを作ってしまう。
    この鳥達も終末には神様の食卓に並ぶ予定なので肉が美味かったりする。
    〈紅玉神牛〉クジャルタ        ルビーを背に載せた大地を支える巨大な牛。特大サイズ、神性モンスター。身震いをすれば地震を引き起こし、足を踏みしめれば地盤ごと地形を傾ける。背中のルビーの大地には天使がいるとされる
    出展はイスラム神話、世界の土台となるもの達の一角。ルビーの岩山を背中に持ち大地を支える天使の足場になっている牝牛。彼女自身はバハムートの背中を足場にして立っている。
    〈奈落の大蛇〉ファラク        世界の最深部に存在する蛇。冥界や地獄をモチーフとした特殊フィールドにのみ出現する。特大サイズ。口の中は亜空間となっており、口を開けばブラックホールまたは落とし穴のようにあらゆるものを「落とす」ように引きずり飲み込む。闇と終末を司る神性モンスター
    出展はイスラム神話。クジャルタ、バハムートの下にある虚空と虚無の空間の更に下には闇があり、そこに根ざす神の創った最後の獣にして「下方世界」と地獄の守護獣。ファラクの口の中には神から預かった6つの地獄があり、審判の日に口を開くと言われる
    〈白象〉エラワーン        インドの神様の乗り物の象。神性をそなえたモンスターでかなり強力。知性が高く博識。
    〈魔狂狼〉ダイアウルフ        内容はwikiに転載しました。本編では、以下の箇所に主な記述があります。(030-184)(022-253,35-495)
     ダイアウルフ亜種〈魔狂狼:有毒種〉        テイマーが飼育するとアンデッドの瘴気浴びせて毒の牙を持たせることができる。
    〈騎乗用大型狼〉グレートウルフ       
    〈獄犬〉ヘルハウンド        ダンジョンの深部で多く見かけられる、狼型アンデッド。攻撃のほとんど全てに魔法属性が付随し、〈付与術師〉や〈森呪遣い〉の「解呪」が無いと苦戦するパターンが多い。一般的な野良モンスターと違い徒党を組み連携を取るのが特徴で、大概4~5匹の集団で襲ってくる。
    中級以上の手ごたえのあるザコ敵といったポジション。
    〈二頭獄犬〉オルトロス        2つ首の獄犬種。鬣一本一本と尻尾が毒蛇になっている。主に遺跡の門で番犬をしているパターンが多いが、稀にはぐれた個体と遭遇するパターンもある。2つの首はそれぞれ独立した意思を持ち、右が雷、左が炎を司る。連携攻撃は驚異的なダメージを叩き出すので、レイド未満の戦闘をする場合は壁役を2人置くのが鉄則となっている。
    〈三頭獄犬〉ケルベロス        3つ首の獄犬種。冥界の番犬。一時期はレイドボスの手前の門にやたらと配置された事から「ケルベロスがいたらボス戦だと思え」「ボス戦でっせの犬」と言われた事も。やはり3つ首が独立した意思を持つが共通して氷属性。3つ首からの一斉攻撃を受けて〈守護戦士〉が一撃で沈んだという報告もある程攻撃力・連携力が高く、例外的にタウンティングがタブーとされているモンスターである。が、攻撃は威力は高いものの比較的大振りで予測がつきやすいので、主に物理攻撃職による高速撹乱戦闘が有効と言われている。
    〈四目獄犬〉ガルム        4つ目の獄犬種。子牛ほどの大きさのある魔犬。大概つがいで登場し、非常に息の合った連携を見せる。風属性のモンスターで、獄犬種の中では最もスピードに優れる。社会性のあるモンスターとしても知られ、あるダンジョンで子を守るために戦うつがいの姿に心を打たれた冒険者も多いとか。
    〈月蝕狼〉フェンリル        特大サイズの最強種。北欧では大型のドラゴンでも勝てなかったりする。月喰いとも月呑みとも呼ばれる。
    〈星の猟犬〉ライラプス        天から遣わされた猟犬。どんな獲物であろうと必ず追い付く脚力を持っている優秀な狩猟犬。
    〈異次元の猟犬〉ティンダロス        時間や次元を超越した最古の最果ての空間にのみ生息する異次元のモンスター。
    瞬間移動能力と時間跳躍能力を持っており、逃亡が出来ない。一度エンカウントすればどこへ行こうと煙に紛れて現れ、どちらかが死ぬまで延々と追跡してくる。
    犬と名が付いているが実際には犬どころか動物と呼んでいいのかさえ不明な存在。
    〈魔熊〉ダイア・ベア        やはりゴブリンテイマーにより、アンデッドの瘴気を吸わせて飼育された熊。なのだが大概の個体は凶暴化し敵味方の見境なく生物を襲うようになっているので、眠らせて陣中に運ばれた個体に遭遇するか、ゴブリンの城内部の檻に閉じ込められている個体に遭遇するかのどちらかである。
    〈殺人熊〉キラー・グリズリー        魔的な改造ではなく、人食い熊として怖れられている個体を指してこう呼ばれる。とはいえ強い個体でもレベル50程度のノーマルモンスターなので冒険者の敵ではないが、放っておくと大地人の村を一つ壊滅に追い込むくらいの実力はあるので、見つけ次第早急に駆除すべきではある。人食い熊は、同じ性別の肉を食べ続ける性質があるため、女性を食べたらなるべく女性を狙い続ける。
    〈フクロウ熊〉オウルベア        フクロウの頭部を持つ熊。毛皮が結構良い値段で売れる(005-23)
    数mの大きさがあり、重さは数百キロをくだらない(005-12)
    魔獣に属し、ねぐらとしてダンジョンゾーンを求める(020-444)
    ゴブリン・調教師《テイマー》により飼育されることもある(022-253,35-495)
    〈熊神〉キムンカムイ        大型ヒグマが更に巨大化したもの。山の神と言われる。隠れて様子を伺っていると、フロストジャイアントをもりもり食べているシーンと出くわすことがある。
    〈狂熊〉ビョルン        バーサーカー状態の熊。体表が黒く変色し硬質化している。
    〈翼獅子〉ウイングライオン        鳥のような翼を持つライオン
    〈鋼獅子〉ネメアーライオン        刃も矢も通さない硬い体表を持つライオン。元ネタは獅子座、ヘラクレス12の難行
    〈蛇身虎〉マフート        蛇のように長い体を持つ虎。
    〈人食い羊〉マンイーター・シープ        一見ふつうの羊に見えるが、実は集団で人を襲う恐ろしい魔獣。こちらから近付くまでは、襲いかかってこないので余計タチが悪い。北欧サーバ限定モンスター。歴史書にも登場するくらい有名な存在らしい。
    〈夢見子羊〉メリー・ラム        催眠作用のある体毛を持った小さい羊。〈スリープ〉や〈イリュージョン〉の魔法も扱え、群れで現れた場合は少々厄介。元ネタは童謡「メリーさんのひつじ」
    〈毒蜥蜴〉ヴェノム・リザード        瘴気を発する沼等に生息する大トカゲ。紫色のぬめった体表を持つ気持ち悪いモンスターで、毒・疫病等の効果を持った攻撃を多数持つ。
    〈虫トカゲ〉ヨーウィー        昆虫の6本足を持ったトカゲ。夜行性で日中は洞窟に潜む。素早さは相当なもの
    出展はアボリジニー伝承
    〈魚面蜥蜴〉ホブヤー        魚のような顔をした白いトカゲ。夜行性で穴倉やダンジョンに住む。人を丸呑みにする。元ネタは同名の邪妖精
    〈催眠蛇〉アスプ        眠り、催眠の視線を持つコブラ
    〈双頭の蛇〉アンフェスバエナ        体の両端とも頭の大型の赤い蛇。猛毒を吐く
    〈飛矢蛇〉ヤクラス / ジャキュラス        羽の生えた大型蛇。樹上で生活し、獲物の背中めがけて飛び降りてくる
    〈金剛蛇〉グローツラング        ダイヤモンドの鉱脈を縄張りにする10mを超える川蛇。眼球は宝石で出来ている。水辺から姿を現すところを目撃すると凶事に見舞われると言われる
    出展は南アフリカの伝承
    〈霊亀〉
    レイキ / マウンテンタートル        仙人達の住まう蓬莱山を背中に乗せると言われる巨大な亀。
    エルダーテイル世界ではそこまで大きくはないがそれでも特大サイズのモンスターには違いなく、岩のように隆起し木々や植物が生え苔生した背中はちょっとした島じみた概観。
    世界をぐるぐると放浪(回遊)しており、まれに霊峰や密林などで食事の際に出くわす事があり、あたかも山や大岩が動いてるように見える。千里眼や未来予知などの不思議な能力を備えている。〈麒麟〉〈鳳凰〉〈応龍〉と並ぶ四霊の一角。
    〈石化蜥蜴〉バジリスク        目の合った相手を石化させる大蜥蜴
    〈石化鶏〉コカトリス        視線だけでなく体に生えた針状の羽毛に刺さった相手も石化させる鶏。尾が蛇になっており後ろにも死角がない。
    〈邪眼黒牛〉カトブレパス        首の長い毛むくじゃらの黒い水牛。単眼。見た者を石化させる目を持つが、腹這いに寝たまま瞼を閉じて生活してる。物臭な性格。
    〈錆食らい〉ラストイーター        クリエイトアイテム以下の(金属製)武器・防具を腐食させて食べてしまう。
    〈岩狒々〉ロックバブーン        主に岩山に生息する猿型モンスター。防御力の高い岩のような体の他、体内で石を生成し吐き出す遠距離攻撃も持つ。
    〈酒猩々〉ドランケン・エイプ        酒好きの赤猿。回復アイテムとして手製の酒を呷る厄介な相手。泥酔状態だと凶暴性や攻撃性のタガが外れている上に痛覚が麻痺してる。
    彼らの作る猿酒は幻の果実酒でもある。珍しいものだと果実でなくドングリや栗などが原料になっている猿酒もある。ちなみに戦闘前なら酒での買収や交渉も可能。
    〈巨大猿〉ジャイアント・エイプ        広大な森林エリアの奥で見られる、体長7~10メートルの角のあるゴリラのようなモンスター。一匹一匹はノーマル~パーティー級だが、徒党を組んで出現する為レイド級となる事が多い。
    〈白神猿〉ハヌマーン        高い知能と戦闘能力を持つ猿の一族。ムエタイと曲刀の達人。協力して彼らの住処である森を守るクエストがインドサーバでは大人気である。
    〈麒麟〉キリン        正義の象徴の幻獣。雷とともに天空から駆け下り、不義と悪行を成す者に裁きを下すといわれる。怒ってるときは角が出る。〈鳳凰〉〈霊亀〉〈応龍〉と並ぶ四霊の一角。
    〈一角馬〉ユニコーン        召喚できれば騎乗することができる。清らかな乙女に心を許すとも、魅了(チャーム)の魔法をかけ攫うとも言われる。角は万能薬の素材として有名。
    〈双角馬〉バイコーン        角を二つ持つ馬。ユニコーンと違いモンスターとしての性質が強い。角は魔法薬の素材になる
    〈天馬〉ペガサス        自らが認めた気高き者しかその背に乗せないと言われる空を翔る純白の名馬。馬としては気性が荒いが、人語を解するので特に戦闘では心強いパートナーになってくれる。
    〈鷲獅子〉グリフォン        内容はwikiに転載しました。
    〈翼鷲馬〉ヒポグリフ        グリフォンと馬のハーフ。こちらは足の蹄が馬と同じで陸上移動が可能になっている代わりに飛行能力がグリフォンより落ちる。出展はシャルルマーニュ十二勇士より、お笑い芸人系騎士アストルフォの乗る名馬。
    〈狗鹿〉レウクロコタ        鹿の足とライオン並みの体、たてがみを持つハイエナや穴熊に似た大口の獣。脚力に優れ、極めて俊敏に動き死角から襲い、耳まで避けた口で噛み千切る。歯がノコギリの様に一つの骨として繋がっているのでそのまま武器に使える。出展はプリニウス博物誌
    〈騙鬣犬〉コロコッタ        人語を操る大型ハイエナ
    〈牛角山羊〉エアレー        猪やマンモスのような大きい牙と自在に向きを変える長い角をもった大きなヤギ。角と牙が主な武器で、特に角は片方ずつスイッチさせながらフェンシングの剣戟の様に自在に動かす
    出展はプリニウス博物誌。ドラゴンや鷹や獅子と同じく紋章獣として人気がある
    〈金角シャモア〉ズラトロク        金色の角を持つ美しいシャモア(ヤギの仲間)。山岳地帯に生息し、財宝の番人で大地や水面を割るほどの怪力を持っている。花の守護を受けており、ポップする際は出現地にエーデルワイスの花が咲く
    出展はスロベニア伝承。ちなみにシャモアの角はトロフィーにつかわれるほど美しく、肉は超がつくほど美味なので狩猟では大人気である。
    〈鹿神〉シシガミ        一つの森と生命を共有していると言われる霊獣。
    〈森王獅子〉バロン        赤肌と白髪の獅子。森の守護神でもある、巨大な聖獣。体毛には無数の小さな鏡の欠片がついており、破魔と魔法反射の効果を持っている。
    見た目は獅子舞っぽく、顔が超コワイ。
    〈紅玉獣〉カーバンクル        ルベルクラクと呼ばれる魔力のこもったルビーを額に持つ小型の幻獣。LUKが桁外れに高く攻撃判定はおろか遭遇さえ困難。16世紀、南米でスペイン人が目撃したUMAが出典
    〈酔幻象〉ピンク・エレファント        ピンク色をした象の怪物。千鳥足で歩くために進行方向が予測しづらく、鼻から浴びせかけてくる〈酒気雨〉(アルコール・シャワー)の状態異常効果も強力。
    〈心臓喰らい〉アムミト        鰐の頭、ライオンとカバの体をしたキメラ。文字通り心臓めがけて喰らいつく。出展はエジプト神話、罪人の心臓を喰らう冥界の怪物。
    〈羽兎〉スクヴェイダー        体毛の代わりに羽毛を生やした、雷鳥の羽を持つ兎。軽い電撃程度なら操れる。採取できる素材の質が良く食用としてもいい肉が取れるので低レベル冒険者の心強い味方なのだが、羽の生えた兎という絵本からそのまま飛び出してきたようなあまりの可愛らしさに仕留めるのを躊躇う冒険者も多く、召喚獣契約してペットにする者もいる。元ネタは同名のUMA。
    〈玉兎〉ぎょくと / ムーンラビット        幻獣。月の兎。輝く体毛が美しい兎で、跳躍力の桁が違う(文字通り月まで跳ぶ)。遭遇しても逃げられる事がほとんどだが、不老不死の薬を持っていると言われている。人間に化ける事も出来る。ウサ耳万歳。バニー万歳。
    〈角兎〉ホーンラビット        小さな角を持つ兎。レベルに応じて角の数が増える。
    〈鹿角兎〉ジャッカロープ        ヘラジカの角を持つ兎。
    〈人食いウサギ〉アルミラージ        非常に長い角を持つ大型の兎。肉食で大食漢。
    〈海兎〉シーヘアー        水棲の兎。耳の裏にヒレを持ち、凶暴で一度追跡した相手は絶対に逃がさない
    〈時計ウサギ〉クロックラビット        手巻きの懐中時計を持ち歩く兎。ごく簡単な時間操作魔法が操れ、スピードアップ、スロー、ストップといった対人の補助魔法を扱う。元ネタは不思議の国のアリス
    〈岩ビーバー〉アーヴァンク        木でなく岩石で巣を作る青黒いビーバー。岩を削ったり運んだりするので怪力で爪も長く強靭。食性は魚だが人肉でも平気で食べるので川辺の人間を襲ったりする
    〈糞牛〉ボナコン        角が内側を向いた牛のモンスター。強さは大した事ないが逃げ足が速く、逃げる際真っ赤に燃えた大量の糞を撒き散らして追跡者を撃退する。糞は広範囲に広がり発火性ガスが出るので、焼け野原にされる前にさっさと仕留めるか無理に戦わず放っておくべき。
    〈死臭鼬〉アニーウェ        見た目はスカンクそのままだがサイズが大型。非常に好戦的。屁は病原菌と毒素を含みバッドステータスにより衰弱死させる。
    〈天狗〉てんこう        ややこしいが鼻の長い日本でおなじみの天狗(てんぐ)ではない。こちらは星空を駆ける犬。火を纏う気性の荒い犬だが、懐けば忠義に厚い部下になってくれる。
    〈鎌鼬〉かまいたち        鎌を持ったイタチ。3匹一組で現れる
    〈火車〉かしゃ        死者の魂をさらうと言われる二尾の火炎猫。炎に包まれた車輪、あるいは火の車に化ける。
    〈雷獣〉らいじゅう        雷と共に駆け落ちてくる獣。赤黒か灰色のイヌ科の動物によく似た外見で、尾が長く分かれている場合もある。雷を操る他、電熱による火の玉(プラズマボール)や発火能力を備える。
    〈鵺〉/〈鵼〉 ぬえ        黒色の獣。虎の頭と後ろ足、狐の尾と狸の手の特徴をかね合わせた雷を操る妖獣。パワータイプで飛翔能力は無い。宵闇への不安と魔獣のイメージの具現化。
    〈奴延鳥〉ぬえ        白色の鳥。猫の頭と前足、鶏の翼と尾羽、蛇の尾の特徴をかね合わせた雷を操る妖鳥。スピードタイプで飛翔能力を備えている。雷と凶事、凶鳥のイメージの具現化。
    〈雷鳳凰〉       
    〈雷鳥〉サンダーバード        5mはあろうかという、雷を纏う大鷲。羽の色も雷のような青で、自在に雷を操り獲物を仕留める。出典はインディアンの伝説
    〈不死鳥〉フェニックス        恐らくファンタジー界で最も有名な伝説鳥の一匹。エルダー・テイルでも強大な火の力と“再生能力(リザレクション)”を持つモンスターとして描かれており、主に火山の噴火口や地下ダンジョン最深部の溶岩地帯などに出現する。人語を解する聡いモンスターで、気性も温厚。自分の縄張りが荒らされる事が無ければ冒険者を襲う事も無いが、契約を結ぶ為に戦う事も多い。
    レベル86以上の〈召喚術師〉がクエストをクリアする事により、召喚生物として使役する事が出来るようになる。
    〈鳳凰〉ホウオウ        不死鳥や朱雀と混同されがちだがれっきとした別種。前者が炎の属性持ちに対して〈鳳凰〉は本来は「風」の属性、つまり木気と金気である。
    五色に輝く体色をした首長の孔雀や雉に似た姿をしていて、プリズム光沢を放つ羽は極上の素材として取引されている。〈麒麟〉〈霊亀〉〈応龍〉と並ぶ四霊の一角。
    〈金翅鳥〉ガルーダ        光属性の伝説鳥で、東南亜サーバーの山岳・丘陵地帯で稀に見られる。現地の亜人間により神と崇められているパターンがほとんどで、この例に漏れず冒険者に牙を剥く強力なモンスターでもある。光の熱球やレーザーのような熱線が主な攻撃手段だが、数回のタウンティングにより地上に降りてくるのでそこを狙うのがセオリー。体力が少なくなると閃光による目眩ましも使用してくるので、闇属性の装備や遮光装備をしていくのが基本。
    〈極楽鳥〉バードオブパラダイス        足を持たない赤金色の美しい鳥。生まれたときから死ぬまで飛び続ける。空を渡り続けた黄金の羽は優れた風系魔法アイテムになる。
    〈巨大鷲〉ロック鳥        ワイヴァーンに匹敵する移動速度を持つ(1巻252P)〈冒険者〉を攫って高空から落とすことがある。救出には遠距離攻撃で開放させるしかないが、攻撃タイミングを逃して受ける落下ダメージより、流れ弾による被害の方を恐れる者も多い。
    〈大鴉〉レイヴン        お掃除モンスター
    〈八咫烏〉        太陽の化身とされる眩い光を放つ鴉。ちなみに絵柄は3つ又で描かれる事が多いが、実は3本足と明記された史料は無かったりする。
    〈陽光鶺鴒〉ベンヌ        太陽神の加護を受けた神鳥。緋色と金色に輝くサギやセキレイの姿を取り、時間の流れを操る〈不死鳥〉の祖。出展はエジプト神話
    〈大鵬〉ズー        大~特大サイズの幻想種。出現すれば翼の陰で周囲が夜のように暗くなり、次いで嵐がやってくる。
    〈臨終鳥〉カラドリウス        重病人や危篤状態の患者の枕元へ現れ病を吸い取る白い神鳥。直る見込みがないと顔を背け見捨てて行く。万病を癒す羽を持っている。
    〈三面鳥〉グリルス        大鷲の体、腹にヤギの顔、背中に虎の顔を持つモンスター。顔が邪魔で飛べないので、苦手なのだが仕方なく地面をえっちらおっちら歩いている。
    〈金喰い鳥〉アリカント        金や銀を食べる怪鳥。羽は食べた金銀の比率に合わせて色を変える。キーウィやドードーのように歩く鳥で、体重が重くて飛べない。羽は走る時に広げているが、光沢を消して闇に溶け込むことも出来る。倒せば金になる素材が手に入る
    〈双頭鸚鵡〉トゥーヘッド・パロット        双頭のオウム。高レベルの海賊ゴーストなどが良く連れている。喋ったり攻撃するのは片方の頭だけであり、もう片方の頭は未来を予測して予言を行うことに専念させている。未来予測による他のモンスターのサポートが厄介。予言の代わりに宝探し用の千里眼を持たせるべきか?元ネタは、ろくごまるに「封仙人娘娘追宝録」の命運盤
    〈瓦礫背負〉ガレキショイ        蟹と蜘蛛の中間の形状をし、様々なものを背負って装甲を固める。元ネタはモクズショイ
    〈城砦蝸牛〉キャッスル・スネイル        城に例えられるほど巨大な蝸牛。その殻以外にも、その分泌する粘液による高い防御力と〈冒険者〉の行動阻害は強力。
    〈巨神氷上鳥〉ティターン・ペンギン        山のような大きさを誇る最大のペンギン。その転倒攻撃は、プレイヤーを強制ログアウトさせるという都市伝説があった(実際は漏れ出した魔力によって、全体に盲目効果をもたらすだけ)
    インセクト       
    〈軍隊蟻〉アーミー・アント        普通の蟻と同じサイズだが大規模な群れを成して渡り、通り道にあるものを全て食い尽くす。サイズがサイズなので直接攻撃による効果はほとんど望めない。襲われた場合ダメージは微々たる物だが毒と際限ないスリップ攻撃で相手を仕留めるまで攻撃を仕掛けてくるので、纏わりつかれる前に魔法で一気に殲滅させる必要がある。万が一纏わりつかれたら水に飛び込むか魔法で自分ごと攻撃してもらうかシールド系の特技で弾き飛ばす他ない。「黒い絨毯」という定期クエストで何度か対峙する。
    〈巨大蟻〉ジャイアント・アント        平原などに大きな穴を開けて巣を作る巨大なアリの一種。その役割と性別によってクイーン、ワーカー、ソルジャー、ドローンの4種に分けられる。そのサイズから、家畜クラスの大きさのものでさえ、食料として調達しようとするため、近くに巣ができた場合<大地人>にとって非常に厄介な存在となりうる。そのため平原の村においては定期的に駆除のクエストが発生しているが、あまりにも長期間に放置されたため、巨大な迷宮と化した巣があるとの噂もある。
    〈真紅蟻〉クリムゾン・アント        強烈な痛みをもたらす毒を含んだ唾液を武器とするアリ。対策をしておかないとかなり苦戦させられる。
    〈王城蟻〉キャッスル・アント        泥などで巨大な城状の巣を築く巨大なアリ。奴隷として人間をさらったり、他の種族と共存している場合もある。巣からは特殊なキノコや共存している虫がもたらしたミツなどが採れる。
    〈強兵蟻〉レギオン・アント        アーミー・アントの上位種。個体の強さに加えて、結束力も強固な種族。
    〈針牙蟻〉パラポネラ        驚異的なジャンプ力と有毒の針、牙を持つ小型アリ。2~4cm前後で群れでも単独でも狩りをする。毒性はアレルギー反応と激痛
    〈殺人蟻〉マーダー・アント        ヒアリ、キバアリ、ハリアリ類といった有毒アリ全ての特性を兼ね備えた大型のアリ
    ハチと同様に針を持ち、アルカロイド系統の猛毒と強度のアナフィラキシーショックをもたらす
    ノミの様な大ジャンプがあるので羽持ち以外でも空中にも攻撃が可能。更に死ぬ直前や身動きがとれない状態だと内臓と筋肉で毒腺を自力で破裂させ、顎を中心として毒を爆散させる自爆攻撃が可能
    〈巨大百足〉ジャイアント・センティピード        森林地帯や洞窟などに潜む昆虫型モンスターで、強靭な顎と堅牢な甲羅を持つ。特に顎の一撃はダメージが非常に高い上に高確率で毒のバッドステータスが付与されるので、相対する場合はポーションを用意しておくか回復役が付くべきと言われている。腹部が弱点で、背中に比べ5倍近くのダメージを与える事が可能。また、その甲羅は比較的軽くて頑丈なので、軽装の鎧や盾に使われる事が多い。
    〈三首ムカデ〉トライヘッド・センティピード        三つの首を持った巨大ムカデ。硬くてタフなうえに、攻撃回数が多く、攻撃射程も長い強敵。おまけに毒液まで吐く。元ネタは映画「ドラえもんのび太の創世日記」
    〈燐火蝶〉スパンキー・バタフライ        鱗分の代わりに火の粉を飛ばす蝶。光っていて綺麗だが山火事の原因になる
    〈迷彩蝶〉カモフラージュ・バタフライ        羽と鱗分が屈折効果を持ち周囲に溶け込むよう隠れる蝶。蝶の周りのものまで隠してしまう。動くと景色が歪むのでバレる
    〈礁湖蝶〉ラグーン・バタフライ        海を渡り海辺以外の陸には上がらない蝶。留まる時は浅瀬や岩礁、サンゴ礁などに扮して群れで集まって海上に浮かんでいる。地面と思って踏み出すと海に落ちる事がある
    〈六花蝶〉ヘクサバタフライ        通常の昆虫の常識から外れた、3対目の翅(6枚の羽)を持つ蝶。古代種から進化した突然変異種でレアモンスター。ちなみに第一翅は小振りで花のような流線型をしているが、実は無くても飛ぶのに問題ない
    モンスターとしての脅威は皆無だが標本としての価値は青天井
    〈紫毒蛾〉パープル・モス        毒鱗粉を使う巨大な蛾らしきもの
    〈金尾蛾〉ブライト・モス        夜行性。鮮やかな体色をした蛾。亜種が豊富で金色がベースだが光沢のある色ならなんでも持つ。フラッシュによる目くらましと催眠、ショック効果を与える
    〈光飾蛾〉イルミネイト・モス        夜行性。小虫と変わらず経験値も大して手に入らない。普段は地味な外見だが危険を感じると自ら発光性の鱗粉を振りまく。住処や相手に付着した鱗粉は長時間光り続け、マーキングとしてモンスターの注意を惹きつけてしまう
    多彩な光に彩られた樹木や茂みは見た目が綺麗なのだが一気にモンスターを呼び寄せてしまう迷惑な相手。特にクリスマス限定イベントなどで農村や都市部に大量発生して「見てて綺麗だが絶対に会いたくないイベントモンスター」として嫌われている
    〈大毒毛虫〉ポイゾナス・キャタピラー        蛾のモンスターの幼生の大型毛虫。体毛の毒性は並でなく爛れた皮膚が体力だけでなく体の自由まで奪うレベル。本体は大した強さはないが、群体でやってこられたら舞い散る毒針毛が非常に厄介
    〈凶変の蠕虫〉
    ブルタリティ・ヘルミンス        線虫型の寄生虫。大型のモンスターを倒した際、死体が消滅せず残り続けていると内臓から飛び出してくる場合がある。攻撃手段は巻きつき程度で、大した強さはなく人に寄生することもないが非常に心臓に悪い
    寄生されているモンスターは通常よりも凶暴な性質になっているので見分けがつけ易い
    〈悪魔蚊〉デビル・モスキート        吸血モンスターの中でもかなりの勢いで血液を吸い取る種。刺された箇所は血が止まらなくなるので早急に回復させるか縫い止める必要がある。
    〈暗殺蜂〉アサシン・ビー        文字通り必殺、とまではいかないが相当強力な毒をもつ手のひらサイズの巨大な蜂。群れを成して襲い掛かってくる。
    〈宝石蜂〉ジェム・ビー        宝石のように美しい蜂。名前の通り宝石や鉱石を切り裂き噛み砕く強靭なアゴを持ち、貴金属などを集めて作った頑丈な巣を作る。
    ドロップアイテムや採取などで良質な鉱石を手に入れられる上、ひとつとして同じ造りの巣がないため、宝石としての希少価値も非常に高い
    〈髑髏蜚蠊〉スカルローチ        人骨に集まるゴキブリ。デカい上に顔が髑髏のように白い
    〈蠍蜚蠊〉スコルピオローチ        サソリの様に長い尾に毒針を持つゴキブリ
    〈霞蜉蝣〉 / 〈霞カゲロウ〉
    ミスト・デイフライ        薄い霧の中で群れを成して現れるカゲロウ。神隠しの前兆として出現する不吉な虫。囲まれると突然霧が濃くなり、ついでカゲロウが居なくなる。霧を抜けるとどこか知らない土地へ飛ばされている
    〈牙水蠆〉ウォーターラーヴァ        蜻蛉種の幼虫で、渓谷エリアや森林エリアの川沿いに生息している。川の中を高速で移動し、川沿いを探索している冒険者に奇襲を仕掛ける事が多い。基本的に地上では動きの鈍い昆虫型モンスターだが、顎を高速で伸ばして対象の喉を噛みちぎる攻撃には注意が必要。予備動作も無く、カンストレベルの冒険者でも体力をごっそり奪われる。
    早朝に渓谷エリアに行くと、稀に羽化の瞬間を目撃する事が出来る。当然羽化中は無防備なので倒す事は容易だが、非常に幻想的な光景の為に倒すのは野暮だと言われる。
    〈大蜻蛉〉メガネウラ        ヤゴから羽化した大型トンボで、蜻蛉種の中では最もHP、MP、レベルともに低い。他の昆虫種に比べ高速で動き回る為に攻撃を当てにくく、冒険者の背後に回り込んで頸椎を噛み砕く“フライバイト(蜻蛉顎)”が強力な攻撃手段として挙げられる。陣形の背後にも簡単に回り込むために、いつの間にか後衛が潰されていたという事も多い。
    〈紫電蜻蛉〉スパークフライ        電気をまとった大型トンボ
    〈大瑠璃蜻蛉〉ラピスフライ        レベル60~80程度。蜻蛉種の中でも一番大きく、瑠璃色の大きな4つの複眼と強靭な顎、剣のように鋭い羽を6対持つ。蜻蛉種の例にもれず高速でなかなか攻撃を当てにくいが、真の脅威は相手の腹部に尾を突き刺し、HPとMPを吸収する「ドレイン」にある。同時に頸部への噛みつきも行っているので、魔術職等がこれを食らうと一撃で沈む事も少なくない。
    〈飛翔蟷螂〉プレイン・マンティス        空飛ぶ巨大カマキリ
    〈鋼鉄蟷螂〉メタルマンティス        金属質の体を持つカマキリ。鎌はそのまま武器に加工できる。
    〈毒毛蜘蛛〉ヘアリー・スパイダー        体毛に毒を備えた大蜘蛛。凶暴性が高く噛み付きや糸以外にも毒針を飛ばしてくる
    〈巨大蜘蛛〉ジャイアント・スパイダー        体重を支えられるとはいえ目立ってしまうので、空中に網状を張らず樹海やダンジョンの通路などにハンモック状の巣を作ることが多い。上位種には、ドラゴンに匹敵する硬度の体を持つモノがいる。
    〈首狩り蜘蛛〉ヘッドイーター        特殊な体をした蜘蛛の仲間。体節はなくパイナップルの様に体が下に向いており、葉にあたる部位に肢が集まっている。体の真下は口であり牙でぴったりと閉じている。高所に巣を張り、糸から降下して頭部を狙ってくる
    〈寄生鋏虫〉パラサイト・イヤーウィッグ        ハサミムシの一種。耳から入り込み相手を操る。侵入された場合、頭を叩いて無理やり叩き出すか、雷系や氷系魔法で宿主ごと攻撃して倒す。出典は海外でのハサミムシの伝承。耳に虫が入るとかなり痛いらしく、それで暴れまわる人から生まれた逸話と考えられる
    〈弾丸兜虫〉ブリット・ビートル        鋼鉄並の硬度を誇る外殻を持つ甲虫。特定の匂いに反応し、弾丸のようにその匂いの元目掛けて突撃するという。
    〈火炎兜虫〉ファイア・ビートル        甲殻化した体の節目節目から高温の炎が噴き出し続けている巨大なカブトムシ。格闘攻撃全てに炎属性ボーナスを持つ。また、鞘翅を展開し内側にある高温の後翅を羽ばたかせる事で爆風を発生させる“甲虫の火嵐”という大技もある。ただこの瞬間に弱点である柔らかい腹部、背部が丸見えになるので、カウンターを狙えばそれほど苦戦するモンスターでもないとは言われる。
    〈黒曜蟲〉オブシダン・ビートル        黒曜石のような艶やかで美しい甲殻を持つ甲虫。弾丸のような物理的突進に加え、切れ味の鋭い肢を持つ。
    宝石のような外観と硬度から、その甲殻は素材としての価値が高いが、速い、硬い、鋭い、と三拍子そろった難敵。
    〈競争蝸牛〉レーシング・スネイル        とてつもなく速い速度で動くカタツムリ。砂漠など極端に水分が少ない環境をのぞけばいかなる地形でも移動可能な踏破能力を持つ。大抵は普通のカタツムリと同じくらいの大きさしかないが、ごくまれに人が乗れるほどの大きさのものもおり、召喚生物として契約出来る。
    珍味であるため絶滅寸前。元ネタはミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
    〈飛行蛞蝓〉フライングスラッグ        空飛ぶナメクジ。飛ぶといっても風に乗って滑空する程度。水分が失われるので晴れの日は多用してこないが、天候が悪い日にマントのように上から降ってくる様は恐ろしい
    〈大鋼蟲〉アーマーボール        体長10メートル近くのダンゴムシ型モンスターで、高いHPと堅牢な装甲を持つ。基本的には前足でつつく、大ダメージを感じると丸くなって転がってくるしか攻撃パターンも無く、無視しても問題ない存在ではある。むしろ倒した後の方が厄介で、死後10秒ほどで敵味方無差別にダメージを与える半径30メートル程の巨大な爆発を起こす。この為他のモンスターと一緒に出現した場合は真っ先に狙われ、爆弾として使われる事が多い。
    〈鉄糸の繭〉メタルコクーン        頑丈な金属糸で包まれた繭。中に大型昆虫がいると思われるので割るのは避けたほうが賢明だが、援軍にするためモンスター側が敢えて破ってくる場合がある
    本体が閉じ込められているうちに火炎系の攻撃で蒸し焼きにしてやると後が楽。繭の糸は強靭な繊維系アイテムの素材になる
    〈勾引翅虫〉アブダクトフライ        現実で該当する昆虫はいない。顎には毒があり、尻から糸を吐く緑色の羽虫。臭いで相手を感知し大群で押し寄せ噛み付き糸で包み引き上げて攫っていく。攫われた獲物は毒で弱っており木に吊るされるか根元やくぼみ、洞穴などに押し込まれ蛹の様に拘束され、体液を吸われるか卵を産み付けられる。獲物をとじこめたハンモックや自分たちの巣に使っていたハンモックが木々の間に架かっている森林地帯に近づいたら奇襲に注意が必要。弱点は光と炎。元ネタはXファイル
    〈同期群体〉シンクレギオン        群れが同じ意識を共有した状態の呼称。別の虫の経験を瞬時に共有し全体でひとつの生き物のように振舞う。種によっては違う種の虫とも意識共有できるものもいる。
    〈蟲袋〉バグズ・バッグ        一見、麻袋で作られた等身大の人形に見えるが、その実態は袋を被った蟲達の集合体である。
    統一体としての高い知性を持ち、他の怪物を従える。中核の蟲を倒さない限り何度でも復活する。
    植物       
    〈歩行樹〉トレント        歩き出した広葉樹の姿をしている。
     〈歩行毒樹〉
    ポイゾナス・トレント        トレントの中でもその名の通り毒を持っている種類。触枝と呼ばれる自在に動かせる枝には動物にとって猛毒な液体を分泌する機能を持つ。
     〈歩行雨樹〉
    レイニー・トレント        雨の時だけ動き出す危険なトレント。雨に濡れているので火の攻撃も効きにくい。乾いている時はただの樹木なので倒しても(全く抵抗もないし)経験値やドロップアイテムを得ることはできない。雨が降り始めるまではモンスターとして探知などの各種呪文の全てが反応しないため、突然雨が降り始めると不意打ちされることがある。
     〈歩行赤樹〉レッドウッド        カルフォルニアに出現する世界最大のトレント。
    〈食人木〉マンイーター / 〈樹木子〉じゅぼっこ        戦場や死刑台丘など多くの血の流れた土地の木が血を吸いモンスター化したもの。概観はただの樹木だが、吸血性の枝葉で冒険者を襲う。総じてレベルはやや低く移動は出来ない。オーク、ガジュマル、イチジク、桜、桑、柳、石榴、ヤドリギ、イチイ、バオバブなど血に纏わるエピソードを持つ樹木なら大抵はモンスター化している。
    〈世界樹〉モニュメント
    ワールドツリー
    ユグドラシル        世界中のサーバーでも数十体(本?)しか存在しない、トレント系モンスター最大種。守護対象としてクエストを受けたり、あるいは邪神として討伐を依頼される。後者の場合は全てがレイド級モンスターとして登場。本体はあまりの巨大さの為に動くことすらできないが、強力な毒や魔法、周囲のモンスターを使役した森そのものの戦い方をする。ヤマトサーバーでは2体、ナインテイル自治領最南端の島と、ティアストーン山地最深部で確認されている。
    〈湧水樹〉スプリングツリー        地下水をくみ上げて浄化し、天辺から滝のように流れ落とす非常に背丈の高い奇妙な木。葉は先端にしか生えず、合わさってゴブレットの様な形になっており水が溜まると葉がめくれて水が溢れる仕掛け。若木なら給水所として役立つが長寿のものになると滝と変わらない
    ジャングルにおいて水の循環に一役買っているという設定で、天辺の溜まり水にはレアな水系モンスターがいる
    〈果実弾〉マインフルーツ        寄生型の樹木。ヤドリギの様に木にへばり付いた種類で、獲物が下を通ると重い実を頭へ目掛けて落とすトラップモンスター。果肉は硬くて食べられたものではないが、ちょっとした砲弾代わりにはなる
    〈吸血花〉ヴァンパイア・フラワー        防具で防ぎにくい触手での吸血が厄介。百合タイプが多い。なぜかオードリーⅡというあだ名がある。
    〈羊草〉バロメッツ        丈夫でしなる茎のてっぺんに羊が生えた草。地面まで体を降ろして自分の周りに自生する草を食べている「草食」植物。
    木綿のようにふかふかに生えそろった毛をタンポポのように風に乗せて飛ばす。
    ザコモンスターではあるのだがそこいらの野生動物より強く、特に高所からの頭突きは強烈。
    〈焔草〉パイロープウィード        焼け野原を生息地とする雑草。種が出来ると自発的に燃え上がり周囲の植物を燃やして生息地を広げる農家の天敵。火種があればあっという間に燃えるので鬼火など火炎系モンスターとのコンビネーションは最悪と言っていい
    見つけ次第刈り取ってほしいという気の遠くなるような依頼が殲滅系クエストとして存在する
    〈熾火の回転草〉パイロ・タンブルウィード        焔草の亜種。荒野や砂漠に出現。
    いわゆる西部劇のコロコロ草。ただし移動スピードは人の足より速く、サイズもものによっては2フィートを超える。当たれば痛い上に発火性があるので炎の玉が集団で襲いかかってくる、あるいは草まみれになった瞬間火だるまにされたりする。
    〈金食い黴〉メタルモルド        金属に生えるカビ。溶かされて装備が食われる。元ネタは魔人探偵脳噛みネウロ
    〈茸人間〉マタンゴ        きのこ人間。経口摂取や胞子で感染すれば同じように茸に覆われてしまう。元ネタは同名の映画
    〈毒胞子〉ポイズンスポア        有毒の胞子
    〈鮮血の胞子〉ブラッディスポア        吸い込むことによって粘膜吸収から内出血を起こす胞子。内臓、毛細血管などにダメージを受ける。血を栄養に増えていく。
    〈狂戦士の胞子〉ハルクスポア        吸い込むことによってバーサク効果とATK値、HP上限の上昇が得られる胞子。一見使えそうだが戦士職でもない者まで暴走し、モンスターも凶悪化するので冒険者にとっては迷惑以外の何者でもない。元ネタは星野之宣氏の「ベムハンター・ソード」
    〈冬虫夏草〉パラサイト・マタンゴ        生物に寄生して操る寄生菌類。骸骨など死骸に寄生して操っている場合もあり、アンデッドとの区別がつけにくい。
    魔女草(ウィッチハーブ)        魔力を持ち素材となる草花のなかでモンスター化したもの。大半が有毒であるが調剤師などの生産職や魔法職や回復職、特に森呪遣いにとっては是非とも倒して手に入れたいモンスターばかりである。レベル、耐久力や強さこそ低いものの毒性と魔法が厄介。
    他のモンスターが栽培していたりモンスターとの生息地が重なっていたりするので単体で遭遇することは滅多になく、特に群生地に足を踏み入れた場合は解毒の手段がなければ高レベルの冒険者でも全滅を覚悟しなければならない。
     〈恋茄子〉マンドレイク        おそらく世界で最も有名な魔女草のひとつ。人型の根を持ち雌雄があるが根の姿は醜く、夜な夜な地面から出て徘徊し、抜くときや戦闘時には死の言葉(デススペル)や破壊衝撃音波(ソニックショックウェイブ)を放つ。幻覚、幻視、幻聴、致死毒、呪術、鎮痛、鎮静、下剤、生命力増強、精力剤、惚れ薬、媚薬、妊娠促進といった幅広い薬効を持つレア素材。大型の固体は走って逃げたりするのでその姿はかなりシュール。
     〈植物精霊〉アルラウネ        マンドレイクの亜種で美しい女性の小人の姿になれる。従者召喚の場合、術者の回復魔法を補助する能力を持つ。
    死刑台の下に咲く吸血花。魔女草としても有名で素材になり、ワインで清め絹布でくるみ保存する。囁く者という語源を持つように、世話をするものに予知や秘密について答えてくれるという伝承がある。
     〈死人薔薇〉ローズ・アルラウネ        アルラウネの変種。美女(少女)の上半身がくっついた巨大な蔓薔薇の花。花は食人花であり、内部は溶解液で満たされている。瞬間的な攻撃力はそれほどでもないが、拘束が嫌らしい敵。
     〈狐の手袋〉ジギタリス        生贄の儀式が行われる場所に咲いたジギタリス。魔女草としてはモンスター化したジギタリスの方が良い素材になるが、怨念を吸っており呪いが得意。特に薬効でもある心不全による即死技があるので油断してると返り討ちにあう。素材は強心作用があり気付け、瀕死や気絶からの回復アイテムになる。
     〈狼茄子〉ベラドンナ        モンスター化するのは魔女か悪魔が育てたもの。暗い場所に生え、日光を嫌い水と湿度を好む。全草くまなく毒性があり表面に分泌された油は触るだけでかぶれ潰瘍が出来るほど。感染性の毒を持ち異常興奮によるバーサク効果や錯乱、瞳孔拡散による視覚障害のバッドステータスを与える。迂闊に触れたり感染したモンスターや仲間から毒をもらうとあっという間にパーティー全体に広がる。素材としてはドーピング剤、解毒、目薬、胃腸薬になる。
     〈菫〉スミレ / ヴィオラ        種類の豊富な小さな花。東アジアのものと西洋のものは別種だがいずれも観賞用に広く親しまれ、染料や食用にもなるが意外にもかなりの種類が毒草。妖精族が武器として使ってくる場合は毒性を引き上げているので注意が必要。種を多く作るのであっという間に繁殖して山や町一つ覆ったりすると手に負えなくなる。交配すれば高値で取引されるのでチューリップや薔薇などと同じく市場に出す生産系冒険者も多く、高レベルの花は愛の妙薬、プレゼントとしての効果があるとか。
     〈鈴蘭〉スズラン / リリーオブベリー        幸運の象徴だが、悲恋の果てに死んだ者や結ばれなかった花嫁などの呪いを受けたものは魔女草になる。必ず群生で現れ、芳香によるガス攻撃で眩暈や心不全、血圧低下による移動力に関するバッドステータスを与える。LUKを大幅に上げるアイテム素材になってくれる。
     〈曼荼羅華〉ダチュラ        別名チョウセンアサガオ。血や魔力を吸ったものがモンスター化する。非常に強い毒性があり幻覚やせん妄、興奮による錯乱やバーサク効果、洗脳、命中率低下などのバッドステータスを与え、解毒しないと長続きする。全草に棘があり絡め取りで動きを封じてくる。鎮痙によるスタン回復や鎮痛剤、麻酔薬になる他、媚薬や催眠導入剤、自白剤にもなる。
     〈鳥兜〉アコニタム        トリカブトのこと。魔女の女神ヘカテーの象徴で僧侶の死体から生えたものや、〈人狼〉(ウェアウルフ)や〈三頭獄犬〉(ケルベロス)の涎から生えたものが特に強いモンスターになる。麻痺や心不全による即死攻撃を持つほか、出血促進によるHP低下などもこなす。現実でも解毒剤が存在しないのでバッドステータス治療はアイテムでなく魔法に頼る事になる。毒性と同じく薬効が強いので増血剤など非常に強力な体力回復アイテムが大量に作れるが、作成にはかなりの職業レベルが要求される。
     〈菲沃斯〉ヒヨス        アンデットや髑髏の冠に編まれる、死を纏う魔女草。黒い斑点をもつ黄緑の花を咲かせ、死人が育てたものは特に強い魔力を帯び、高熱や運動失調といった衰弱と、幻覚、即死の毒を操る。ベラドンナやマンドレイクと合わせて麻酔にする他、「魔女の軟膏」というトリップ、MP増大用アイテムにもなる。ただし扱いには高いレベルを要求される。ヒヨスの冠を装備すればアンデットに仲間と認められ、毒を受ける代わりに攻撃対象から外される。
     〈麻〉カンナビス        ご存知大麻の原料。アサシンの語源ともなった麻薬(ハッシシ)や食用、繊維採取目的で栽培される成長速度の速い草。2~3mの高さで群生し、亜人種や魔物が育てた改良種はモンスター化して厄介。切っても直ぐに再生するので直接攻撃の効果は薄く、迂闊に火をつけるとトリップ効果もしくはダウナー系トリップによる虚脱効果のある煙が生じるので、焼くよりも枯らす、凍らせるなどの対策が必要。麻酔、精神効用によるステータス向上、陶酔などの効果を持つ。
     〈芥子の花〉ポピー        アヘンに代表されるように、麻薬としての常習性や毒性を持つ花。美しく個体によって様々な色を見せるがほとんど毒草。乳液で皮膚を爛れさせる。誤って口に入れれば内臓が爛れて死に至ることも珍しくないほど強い毒性。一応下剤や鎮痛剤になるが観賞用として扱った方が無難。ちなみに言うまでも無くエルダー・テイルでは麻薬はアイテム作成欄からは作れません。
     〈彼岸花〉リコリス        墓場に群生する燃えるように赤い花。不吉の象徴であり麻痺毒のほか、魔力を帯びたものはLUK低下や炎系の魔法を使う。毒抜きすれば食用になるが、火属性や対アンデットの魔法素材として使用できる。
     〈冶葛〉シュアノーツァ        つる性の低木。他の木々に混じり姿を隠し、絡めとりを得意とする。世界最強の毒草として名高いゲルセニウム・エレガンスもここに位置する。呼吸困難による急速HP低下、筋弛緩や痙攣による麻痺、昏睡による気絶というバッドステータスを与え、強い即死判定も持つ。解熱剤にもなるがどちらかというと対モンスター用の即死判定を持つ毒薬に使う。
     〈毒人参〉コニウム        人間ほどかそれ以上の背丈を持つ毒草。毒殺された死体から生えた固体がモンスター化する。赤や紫の斑点を持ち臭気を放つのでとても目立つが、毒性が強力な神経毒なので即死や麻痺、呼吸困難によるHP回復阻害などや、言語麻痺による沈黙やボイスチャット強制切断なんていう珍しいバッドステータスも与えてくる。「ソクラテスの血」などという小洒落たあだ名で呼ばれ、毒薬になる他に鎮静剤や鎮痙によるスタン回復、難病治療の素材になる。
     〈犬咱夫藍〉イヌサフラン / コルチカム        魔女の破壊の火という語源を持つ魔女草。燃えるような不吉な赤紫の花をつけ、焼け野原から生まれたものが特に効果が期待できるが火炎系の魔法を使い、感覚麻痺、呼吸困難の毒を追加効果してくる。アコニタムと同じく治療方法がない毒素なので魔法による回復が必要。鎮痛剤になるほか、攻撃アイテムになる。
     〈栄光の百合〉グロリオーサ        名前の通り情熱と祝福の象徴。無念のうちに死んだ者や滅びた国の跡に嵐が通り過ぎると咲き、赤い花は一面の炎を思わせる。コルチカムとは近縁種で使う魔法と毒性も同じでこちらは嵐系の魔法も使う。こちらは蛇の解毒やステータス強化アイテムの素材になる。
     〈冬貴婦人〉ヘレボルス / クリスマスローズ        休眠、仮死の生態を持つ白い毒草。凍死者を栄養にモンスター化し、近づくと地中から一気に吹き出て包囲する。毒素と薬効も相手を仮死状態に変えるものである。クリスマスと名にあるが花咲くのは春先。
     〈金雀枝〉キティスス / エニシダ        黄色い花を咲かせる低木の魔女草。種が爆散するので散弾銃のように命中し体内に入り込もうとする。毒性はないが魔女の箒の素材に欠かせない植物。良質な金雀枝の箒は飛行移動を可能にする。
     〈柊〉ホーリー        棘のある葉が侵入者を防ぎ魔よけになると信仰されている。毒性が強化されており刺さるとひりつく様な痛みを覚え進入禁止トラップとして作動するので厄介。解呪または撃破した場合、侵入を禁止するバリアアイテムとして使用出来る。クリスマス定番のリースはこれで編む
     〈七竈〉ローワン        オークやイチイ、ヤドリギと並ぶドルイド御用達の樹。水難と火難を避ける聖木、占い棒にも使うとされている。ただしこれを燃やした煙は霊魂を呼び寄せる性質がある。
    主にアンチマジックとアンデット召喚に使われる。特に煙や実などが体内に混入した場合、ディスペル効果と呪文使用禁止のバッドステータスを受ける。
     〈芸香〉ヘンルーダ        魔女避けに使われる香草。燻すか磨り潰して芳香が生じると、炎症の毒性があるため他の者にも毒効果があるが、魔力に反応して退魔の力を生み出す。
    猫寄らずとも呼ばれており、その強い匂いは猫系モンスターにも効果がある。
     〈櫟〉ユー        イチイの木。聖木としても扱われるが死者のねぐらや骸の上、墓場で自生したものは例外なく冥府と死を司るモンスターとなっている。即効性の心臓毒を葉や種に持っており硬直や心肺機能不全を急速に引き起こす。弓の素材として有名でクリティカル時には即死判定が期待できる。素材がモンスター化した場合とそうでない場合で属性が反転することでも有名。
     〈櫟の実〉ユーベリー        墓場から生えたイチイに生る実。イチイの小さな赤い実は果汁が多く食用になるのだが、迂闊に死者の呪いを受けモンスター化した実を食べるとポックリ死ぬ。鑑定しなければアイテム欄では区別がつかないので、事前にモンスターがトラップとして移植しておいた木から食用に採取して殺される事例はままある
     〈烏羽玉〉ペヨーテ        南米原産の幻覚サボテン。インディアン呪い師御用達の霊薬の原材料だがモンスターともなれば幻覚と神経衰弱、抑鬱などのバッドステータス攻撃を仕掛ける、砂漠で出会いたくないモンスターランキングでも上位に挙がる嫌な相手である。主にMP向上や魔法の発動時間短縮などの効果を持つ精神集中の薬や霊視(ヴィジョン)に必要とされるマジックアイテムの原料だが、元が強い幻覚作用を持つため薬にした後でも服用すればHPを削られる、なんとも微妙な素材
     〈古柯〉コカ        南米原産の低木樹。通常は葉はそのままでは効果は薄いものの栄養豊富な上に興奮作用があるため精神的疲労緩和や眠気、空腹感の喪失といった覚醒効果がある。普通に摂取する分には依存性が少ないため茶や嗜好品として栽培されていたりもする。
    モンスターとしては興奮作用と幻覚作用を与えてくる、特にこれといって目立つ性能は持ち合わせていない魔女草だが、シャーマンならこれを祈祷や瞑想に用いたり、鎮痛剤、麻酔、興奮剤といった形で利用することがままある。ライムや石灰、その他薬草などと併用して薬効にブーストをかけてくる場合が多く、後衛のシャーマンが他のモンスターや自身にアイテムとしてコカを使用してくると非常に厄介。
    〈小楢の葉〉オークリーフ
    〈小楢の木片〉オークチップ        どちらかと言えば〈食人木〉や〈歩行樹〉に分類される方なのだが、魔女や悪魔などが呪いの媒体として扱う場合はこちらに位置する。他の植物系モンスターと明確に違うのが、昆虫やカビ、苔などモンスター達のコアとなっている点。生贄を求めてさまよい、群体として襲いかかる植物、昆虫系モンスターに混じって呪いまで仕掛けてくる厄介な相手。さっさと見つけ出して破壊しないと際限なく応援がやってくる。
    残念ながら既に何者かに魔術媒体として使用されているので、素材としては期待出来ない。元ネタは言うまでも無くドルイドの呪術。実在、現存します。
    魔法生物       
    スライム        おなじみのモンスター。オイル、ソープなどの”材質”が異なるもの、鉱脈から溶かしだしたレアメタルを含んだものなど、多種多様な種が存在する。
    〈部屋化け〉フロア・イミテーター        ダンジョンの一室に擬態し、中に入った犠牲者を溶かす魔法生物の一種。扉を開けて中を覗くと一見して宝物庫のように見えるのが特徴。実際に見えている宝物は犠牲者が残したもので、フロアイミテーター自身が自動的に配置しなおしているらしい。作成者はその宝物を回収する方法を残しているとも言われているが、真相は謎。
    ゼラチナス・キューブ        中~大型の粘体。石や金属を溶かすことが出来ないので、武器の欠片を体内に留めていることがある。移動するだけで攻撃はしてこないが、飲み込まれると溶かされる。初出はD&D。
    〈灰色軟泥〉グレイ・ウーズ        中型の粘体。初出はD&D。
    〈橙黄色粘凝〉オーカー・ジェリー        大型の粘体。肉を溶かして骨は溶かさないので体内には無数の骨のオブジェが浮かぶ。初出はD&D。
    〈黒色原形質〉ショゴス        超大型の粘体。高い知能を持つ黒い津波に近い何か。テケリ・リという口笛のような音が聞こえたら出現の前兆。言うまでも無くクトゥルフ神話が出典。
    〈肉塊菌〉ブロブ        粘菌類のスライムの総称。動きは鈍いが繁殖力が強く、ダンジョンから持ち帰った鎧や剣に残っていた肉片が気が付いたらカビの様に増えていたりするので別の意味で嫌われているモンスター。
    〈飛行粘体〉クリッター        空飛ぶスライム。ゼラチン状もしくはプラズマ状の生物。成層圏ギリギリを群れているがたまに地上まで降りてくる。同名のUMAが元ネタ
    〈泥炎〉マッドフレイム        文字通り燃える泥。タール状の体が常に燃えており洞窟などに現れ、滴り落ちてくる
    〈溶岩スライム〉ラーヴァスライム        火口や火山、地下洞窟などで溶岩と共に現れる。見た目は溶岩そのもので触れるのも容易ではないが、凍らせ固めると脆い土に返る
    〈塵喰らい〉
    オチュー / アティアグ        地下に潜む腐肉漁りの清掃モンスター。三本足と牙だらけの大きな口、目のついた触手と棘の生えた二本の触手を持つ。
    洞窟や下水道、ゴミ山といった不浄な場所に生息し、腐肉や汚物、ゴミなどを好んで食べる。ゴミや汚物の山に自分から潜り込むので腐臭や悪臭がひどくかなり不潔だが知能は非常に高く、アンデッドやスライムといった同じ汚物漁りのモンスターと同盟関係を結んだり、掃除夫としてゴミの廃棄場所を求めるモンスターと交渉したりもする。
    出展はD&D。版権の問題上オチューと呼ばれることの方が多い。
    〈人面岩〉ボールダー        意思を持った岩。顔の形をしており喋ることもできる。その場から動けないが落盤や落石、個体によっては地割れといった土系の魔法攻撃をしかけてくる。
    とあるクエストでは山ひとつ丸ごと体としたボールダーに出会える。
    〈煙霧の魔物〉スモーキースモンスター        意思を持って漂う煙の塊。実体がなく物理攻撃が通じにくいが攻撃力は低め。ただし引火性のガスや毒性がある場合は注意が必要
    〈捕食雲〉クラウドモンスター        中型~特大サイズのガス状の魔物。見た目は触手を持った入道雲の様。出現場所が地平近くや海面すれすれの場合はそんな場所に入道雲は出来ないので発見は容易だが、上空や接近された状態だと雲に入ったか霧が出たとしか認識できないので襲われるまで気付き辛い。触手のように紫色の雲を体内、体外へ伸ばし対象を取り囲み、いきなり実体化して雲の中枢まで引きずり込み捕食する。核は雲の中央にあるが発見は困難を極め、体の方は実体化していないと直接攻撃の効果がないので、風系の魔法などで吹き飛ばすか氷系や雷系の魔法でダメージを与える他ない。あえて捕まって核まで案内してもらうつもりでもなければ殲滅は難しいが、耐久力は皆無に等しいので妖術士が複数名で攻撃を仕掛けるか触手の4、5本でも切り落とせばあっさり逃げて行く。出展はクトゥルフ神話より、夢の国(ドリームランド)に生息するモンスター
    〈翼鬼像〉ガーゴイル        水の守り神の石像がモンスター化したもの。一般的には屋根から雨どいへの排水口につけられた彫刻であり、ガーゴイルから流れる水は清めに使われている。神殿や建築物の入り口に鎮座する守護像で、侵入者を迎撃する。語源は「喉」「水のゴボゴボという音」
    ゴーレム        呪力や魔法によって動く土人形。材質は様々。全身にびっしり呪文を刻まれた個体と、核となる場所に呪文を刻まれた個体がいる。後者の場合は核の破壊が撃破条件だったりする
     アイアン・ゴーレム        ゴーレムの中でも鉄製のもの。鎧などに意思を付与して動かしたりする個体の他、廃材置き場などから鉄骨を纏ったタイプか出現する事も。
     ストーン・ゴーレム        石、岩製のゴーレムで、像に意思を付与して動かしたりするパターンが多い。また、トラップのように設置された魔法陣を踏むと、その周囲の石が凝り固まってゴーレム化する事もある。
     エピタフ・ゴーレム        呪文や碑文が刻まれた巨石がゴーレムになったもの。倒せば新しい呪文やクエストのヒントが得られることがある。壁のような姿から壁役として他のモンスターと共闘することが多い。〈召喚術士〉が召喚する場合その表面に自由に文字を刻むことができ、ある〈召喚術士〉はこれの背中部分に広告文を刻み、クエストで活躍させるついでの広告業を営んでいるらしい。
     ブロンズ・ゴーレム        青銅製のゴーレムで、王宮跡や神殿跡に設置された像に意思が付与された個体がほとんど。とあるダンジョンでは、銅製武器が凝り固まって出来た危険極まりない個体も存在するとか。また、高熱を放つ機械仕掛けの戦術級兵器として運用される個体も確認されている。
     クレイ・ゴーレム        粘土製ゴーレム。いわゆるハニワ。古代の遺跡や寺社跡等で多く見られる。「ヨシノ山地」最深部で戦う事になる「古の神像」がヤマトサーバー最大種と言われている。
     クレイ・ゴーレム・メイド        動く埴輪侍女。墓中の主に仕えさせるための代用品。古代墳墓でのみ出現する。
     マッド・ゴーレム        大概は泥沼に設置されたトラップを踏む事により発動する、泥製のゴーレム。動きが取りにくい沼地では苦戦を強いられることが多いが、大変もろいので意外とあっけなく倒せる。
     フレッシュ・ゴーレム        生き物の体を集めて作られたゴーレムで、実験所跡などで目撃される。非常にグロテスクな外観をしており、攻撃するたびに体が吹き飛ぶので「精神崩壊モンスター」との別名を持つ。
     ウッド・ゴーレム        木材製ゴーレム。廃屋や木材置き場に魔法陣を貼り付け生成するパターンが多い。生木ではないので火に大変弱く、〈妖術師〉によりあっさり燃やされる事もしばしば。
     アイス・ゴーレム        氷製ゴーレム。動く雪だるまから氷河地帯、高山地帯に出現する斬撃&氷結属性を持った性質の悪いモノまでさまざまで、共通して火に弱い。
    〈巧夫木人〉カンフー・ウッドマン        中国サーバオリジナルのウッドゴーレム。モンク系の肉弾戦、格闘術を多用してくる木人形。100体抜きのクエストなどがある。元ネタは言わずもがな「少林寺木人拳」
    プロメテアン・コンストラクト        研究者によって創造されたモンスターのこと。いわゆる「フランケンシュタインの怪物」。こちらはフレッシュ・ゴーレムの一種だとする説に基づくステータスのもの。アンデッドの一種だとする説に基く従兄弟もいる。出典は「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」
    〈竜牙兵〉ドラゴンファランクス        古のアルヴにより人造的に生み出され、人造的な意思を魔法によって付加された人造生物。亜人間よりも精密に作られており、根本的な行動原理は「アルヴとその魔法遺産を守る事」である。魔法による援護や回復などもこなし、集団攻撃も行うので厄介な相手。
    〈鉄巨兵〉アイアンソルジャー        遺跡深部や神殿奥、鉱山深部に配置されている事が多い鉄ゴーレムの上位種。遠距離攻撃をガードしたり捌いたりと、より高度な命令と武装が成されており、非常に軽快に動くのが特徴。小型の種は集団戦闘もこなし、特にボス戦に繋がる門の前に配置されているものはPCと比べても遜色ない動きをする事も多い。
    〈擬態魔〉ミミック        宝箱や家具、扉、調度品などに擬態した、というか襲ってくる家具そのものの総称。外見では判別できないが顔があり、自分から動くものは少ないが例外なく触れると冒険者に牙を剥く。
    〈動く絵画〉
    ムーバブルピクチャー        魔力や怨念が込められた絵画のモンスター。目を放した隙に、あるいはあからさまに描かれた絵が動き出す。霊魂が宿っていたり怨念や魔術が込められていたりと理由は様々。監視やアラーム効果を持つものが大半だが、実際に絵から飛び出して攻撃してくるものもいる。
    〈知ある武器〉インテリジェント・ウェポン        ダンジョンで突然ダガ―が飛んできたり、剣が襲ってきたらまずこのモンスターだと考えて間違いない。音などの前兆はある上に、一定レベル以上の「解呪」を当てれば一撃で倒せるので単体ではそれほど脅威ではない。問題は高名な武器に怨霊が憑いたりするパターンで、この場合はほぼ例外なくレイド級のボスモンスターとなる。
    〈魔法絵文字〉
    リビング・ピクトグリフ        絵文字やレリーフなど刻まれた碑文や古代文字の中に含まれる、それ単体が魔力を持つものの総称。通常の文字と違って絵や象徴としての意味を持つそれらが集合してある種の生命やモンスターとなって意識を持ち始めた場合はこう呼ばれる。
    猫の絵文字や目の絵文字といった、それぞれこめられた意味にならった属性や性質をもつ平面モンスターとして図書館や遺跡などに登場。削ってしまえばあっさり倒せるが、どこに潜んでいるのかわからないので魔道書や壁や石版などから話し声や魔力を確認できた場合、文字や壁画にも注意を払っておく必要がある。
    〈魔道書〉グリモワール
    〈魔法の巻物〉マジックスクロール        ご存知魔法使いご用達の魔法の本。アイテムとしてでなくモンスターとして登場する場合は本に封印された「何者か」の意思で動くものや、あるいは本の魔力が暴走した状態を指す。
    保護魔法や攻撃魔法、召喚魔法などで一丁前に襲ってくるが、焼くなり切り捨てるなりしてしまえば撃破は簡単。ただし本そのものがレアアイテムである場合がほとんどなので、なるべく無傷のまま倒そうとしては苦戦する冒険者が多い。
    〈糸繰り人形〉マリオネット        糸で操られた人形系モンスター。糸は非実体や魔法素材などを問わず、動力や操作主に繋がっている限り動き続ける。コナゴナに破壊するか大本を斃さないと何度でも襲い掛かる。
    〈人造人間〉ホムンクルス        NPCとしても登場する。雌雄同体の未完成な生物。独立行動を取れる個体は少なく、大抵がフラスコ内部でかろうじて生存している小人か、薬品やチューブに繋がれた姿。その分、完成体は生命として常識外れな能力を持つ半不老不死の人間型モンスターである。特殊な趣味の人にひそかに人気がある
    〈謎の球体〉ミステリアスオーブ        金属質、あるいは半透明な材質で出来たと思しき空飛ぶ球体。監視するかのように一定の距離を保ったまま浮かんでいる。攻撃を加えて破壊できなかった場合は、生物には見えない不規則な動きで逃亡する。見た目が小型UFOの目撃談そのまんま。
    〈人食いコタツ〉バトル・ヒーター        ヒーター部分に牙を生やした口があり、ときに動くこともある。エッゾ帝国にしか出現しない。ゲーム時代に運営が冗談で出した怪物だが、〈大災害〉後は寒さでもうろうとしているところに襲いかかるシャレにならない存在である。
    〈複写の化生〉シェイプシフター        写し身の魔物。変化モンスターと違いこちらはステータスごとモンスターや冒険者をコピーした姿になる。自分のレベルを超えた相手には化けられない。こちらを見て笑う自分が映った鏡や水面があったら要注意
    ドラゴン       
    〈鋼尾翼竜〉ワイヴァーン        前肢はなく、魔法や火炎の息を操る能力もない。
    〈紅翼竜〉ワイバーン        グリフォンに匹敵する飛行速度を誇る。
    黒竜        漆黒の電撃を吐く黒いドラゴン。その尾によって敵を打ち払う攻撃もとる。(とくに何かバフされていなければ)八十五レベルのフルレイド用モンスターで八十レベル程度の〈冒険者〉が二十四人いれば倒すことが可能。アオルソイの固有種?
    上位竜        レイドボスやレギオンモンスター。中型種以上のドラゴンが巨大型化し、高度な能力を保有したもの、またはその現象。最低でも大型サイズにはなる。元がブレス攻撃を持たない種であってもブレス能力を獲得する。地竜種以外で飛行能力が退化していても大抵は飛べるようになる。魔法を使うこともできるが、戦闘中に竜を回復する呪文は基本的に存在しない。(例外は脈動回復系のみ。それも毎秒総HPの0.5%を超える回復はできない。HP100万の0.5%で5000)
    〈覇王竜〉カイザードラゴン        頭の脇に襟巻状の羽に似た膜(冠帯)が形成されているドラゴン。威嚇する時に大きく開く。年月に拠るのか生まれに拠るものかは不明で、おそらくは独立した種ではない。上位竜ではないカイザードラゴンも存在するが、(死ななければ)確実に上位竜になることが分かっている。このことから、上位竜は成長による現象だと考えられるようになった。
    飛竜種 / 翼竜種        飛翔能力を備え幅広い生息地と行動範囲を備えた竜の呼称。一般的なドラゴンの分類とされ厳密な基準はないが、長く飛べる小~特大サイズの竜は大抵これに当てはまる。
    〈赤王竜〉レッドドラゴン        主に北欧(イギリスやウェールズ、スウェーデン)に生息する赤色のコッパー(銅)ドラゴン。特大サイズ。上位種でもない限り火のブレスこそ使えないがサイズを無視した飛行能力があり、単純な咆哮ですら兵器級の威力。戦闘を好む性格のためとても危険。遠征の習性があり、亜種も豊富で上位種になるにつれロードナイト、ルベライト、カーネリアン、ブラッディ、クンツァイト、ガーネット、ルビーといった色ごとの宝石の名前を冠するようになる。
    出典はウェールズ伝承。ウェールズ地方およびブリテンに伝わるアーサー王伝説にも記される民族の象徴である。ライバルである下記の白き竜との争いはそのまま民族同士の戦争の歴史的象徴でもある。
    〈白王竜〉 / 〈騎鎧竜〉 ホワイトドラゴン        同じく主に欧州(フランス、ドイツ、デンマーク、スカンジナビア半島)に生息する白色~灰色、稀に銀色の硬質な鱗を持つスティールドラゴン。大~特大サイズ。騎士の鎧に喩えられる美しい巨躯は並のレイドモンスターとは一線を格する防御力を持つ。こちらも遠征の習性があり亜種が豊富で、上位種はシルバー、ミスリル、プラチナといった金属の名前を冠する。また鱗でなく羽毛質の〈絹鉄〉(シルクスティール)というレア素材を体毛にした種類もいる。
    出典はサクソン伝承の白き竜。赤き竜と対を成すアングロ・サクソン人におけるシンボルともいえる伝承であり、ドラゴン分類学上の北欧・西欧の優位を示す代表的な種。
    〈黒曜竜〉ユラン / ジラント        黒く輝く鱗と真紅の翼、双頭を持つ水場を好む美しいオブシディアン(黒曜石)ドラゴン。ブラックドラゴンの一種。大型サイズで、水竜種にも分類される飛竜種。ブレスは毒や蒸気、水流などを吐く。極めて高い知能を備えた種族で、縄張りを侵すものや敵対するものには悪辣なまで容赦ないが、自身にかかる災難を嫌うだけなので無用な争いは避けようとする良識もある。縄張りに入ってくるので遠征の習性を持つドラゴン、特に赤王竜や白王竜を嫌っている。出典はカザン地方を中心としたロシアや東欧、イスラーム系の伝承。
    〈黒鉄竜〉ズメイ        鋼鉄のドラゴン。ブラックドラゴンの一種。メタル・グレーを中心とした黒系で2つか3つの頭を持ち瞳は赤い。ブレスは火属性(熱気と炎)と水属性(毒)の2種類。外見や気性は個体差がかなり激しく、レッドアイとして分類するべきかで議論になった。知能の高い大型種で小型船を運び去ってしまうことも。
    西欧、東欧において悪竜が姫君をさらい花嫁にするという伝承は大抵こいつらの雄の仕業。雌雄でも性格が違い水属性の雌竜はほとんどが非常に獰猛であるが、火属性の雄竜は地方によっては農耕神として祀られる程度には温厚(それでもモンスターとしては十分危険であるが)。雄のズメイ竜の神像は翡翠で作られる場合が多い。出展はウクライナを中心にロシアのウラルより西の地域の伝承。
    〈小麗竜〉リトルドラゴン        翼は大きめだが小型の美しいドラゴン。小さいものは人間サイズであり、滑らかな体と赤や白、金などの鮮やかな体色をしており山頂や湖を好む。全体的に好奇心が強く穏やかな性格で、低レベルの個体でも人語を解し比較的人間には好意的な種だが、ブレスは猛毒。なまじコミュニケーションがとれるので敵意を向ければ生きて帰れると考えない方がいい。スイス、フランス、オーストリアなどアルプス地方には湖で乙女達と一緒に食事をした、遭難者を助けた、物怖じしない人間と友誼を交わし宝を送った逸話など数多くの伝承が実在する。性質上、数々のクエストに大きく関わっているドラゴンである。
    〈霧竜〉ミスティドラゴン        小麗竜の亜種で霧や靄の出るときにのみ現れるドラゴン。森や湖などに暮らすホワイトドラゴンの一種。幻術を得意とし、音も無く霧の向こうへ消え去るレアモンスター。
    〈雲霧竜〉バラウール        雲ともやと地下水を操る細身の多頭竜。邪竜として恐れられている。
    〈バイロケーション〉(多重存在現象)を使いこなす珍しい能力を持っており、同じ個体が分身して空と大地に同時に出現する。出展はルーマニア伝承。
    〈氷雪竜〉スノウドラゴン        白王竜の亜種で雪山や霊峰に生息するドラゴン。鱗でなく体毛に覆われた純白の美しいドラゴン。絹鋼(シルクスティール)と呼ばれる体毛は繊維と金属の性質を兼ね備えておりしなやかで強靭なレア素材でもある。
    〈極東龍〉オリエンタルドラゴン
     ・〈帝龍〉ディロン        中国や日本など極東に存在する中~大型種。中国の伝承の龍に最も忠実な特徴を持ち、滝や大河や海を棲み処としておりドラゴンのなかでも凶暴性に乏しい。非常に知的で人語を解する。つるりとした硬質の鱗が鮮やかな原色をしており、属性によって色が異なる。翼を持たず風や嵐、竜巻を利用して空を自在に駆け巡り、モンスターのなかでも最も速く飛ぶことが出来る。ブレス攻撃は使えないが炎系、水系、風系、雷系、土系、植物系、攻撃遮断と様々な魔法を操るほか、ドラゴン専用の天候操作魔法を操る。彼らの持つ逆鱗と宝珠は龍の性質を持つ激レアアイテム。
    上位種は〈帝龍〉と名を変えて区別され、金色の〈黄龍〉、碧色の〈青龍〉、白銀色の〈白龍〉、朱色の〈赤龍〉、漆黒の〈黒龍〉はそれぞれ五行の属性に対応した最上級魔法を使いこなす。さらに蒼と黄金の二色を合わせ持つ最上級の〈天帝龍〉オリエンタルカイザードラゴンが中国のどこかに居ると言われる。
    〈黄龍〉ファンロン        〈帝龍〉の一角であり長でもある、黄色や金色の鱗を持つイエロードラゴンの一種。大地にちなんだ能力と重力魔法を扱う神格クラスのモンスター。
    吉兆の証とも言われるくらい出現率が低い。
    〈青龍〉チンロン        〈帝龍〉の一角。碧や翠の鱗を持つブルードラゴン、グリーンドラゴンの一種。蒼龍とも呼ばれ、その場合は鱗の色が蒼や青に近づく。
    木気の属性を持ち生命力、植物にまつわる魔法以外に風と雷も操る。ブレスも颶風と雷。
    〈白龍〉ピンイン        〈帝龍〉の一角。純白の鱗を持つホワイトドラゴンの一種。変身能力を備え、普段は魚に化けて湖や泉などで暮らす。
    〈極東龍〉の中でも随一の飛行速度を誇り、全力で飛ばれると視認さえ出来ない。
    〈赤龍〉チーロン        〈帝龍〉の一角。鮮やかな赤の鱗を持つ、紅龍とも呼ばれるレッドドラゴン、ファイアドレイクの一種。灼熱のブレスだけでなく火山や太陽といった火の属性にちなんだ技を使う。
    〈黒龍〉ヘイロン
    ・〈驪竜〉りりゅう / リロン        〈帝龍〉の一角。驪竜とも呼ばれるブラックドラゴンの一種。海底や新月の夜など、光の射さない場所や時間しか活動しない海と闇のドラゴン。〈極東龍〉の中では珍しく極めて凶暴。
    宝珠を顎下(逆鱗の傍)に備えており、帝龍達の中でも最も美しく貴重な珠とされるが、その凶暴性と能力、何より黒龍の出現率の低さから手に入れるのは困難を極める。
    〈応龍〉インロン        中国サーバオリジナル。〈極東龍〉から派生したもうひとつの進化形態。〈帝龍〉と異なり翼を生やした個体がこう称され、〈帝龍〉である四海竜王たちを率いる〈黄龍〉と双璧を成す上位種となる。〈麒麟〉〈鳳凰〉〈霊亀〉と並ぶ四霊の一角とされる。
    大きな鷹の翼と地を掴む少し長めの脚を持ち、外観はむしろ西洋のドラゴンのそれに近付く。荒々しい気性と殺生の罪ゆえ天上に昇ることは許されていないが、実力は折り紙つき。天候操作魔法を操る、嵐と雨を司る天空の竜である。
    〈蒼天竜〉スカイドラゴン        極東竜の亜種で、真っ青に輝く鱗と長い翼を持ち西洋のドラゴンに近い形態をしている。ブルードラゴンの一種。定住せず空を往く大型の飛竜種で、風のブレスと天候操作の魔法を扱う。西洋のドラゴンと東洋のドラゴンの特性を併せ持つことから、混血だと考えられている。
    〈火竜〉ファイアドレイク        棘のある鱗に覆われた爬虫類的な中~大型種。色は赤・緑・黒の順で数が多く、しばしばまだらが出る。赤は典型的なレッドドラゴンの特徴を示す最もドラゴンらしいドラゴン。火のブレスを使うことができ、獰猛で残虐。
    〈氷竜〉フロストドレイク / アイスドレイク        寒冷地に適応した竜種。角ばった鱗と角を体中に生やしたゴツゴツとした中型~大型種で爬虫類のくせに温血動物。体色は白、灰色、碧、茶色。雪原や雪山、氷土などに現れる他、洞窟に住むものが多い。氷を掴めるよう発達した握力が非常に強く、天上や壁でも平然と歩く。ブレスは冷気と水蒸気を合わせたブリザードブレス。
    〈玉竜〉リゲイリアドラゴン        中南米や東欧、アジアを中心に生息する中型種。透明感のある緑色のジェイド(翡翠)ドラゴン。グリーンドラゴンの一種。翡翠の力である破邪と進化を象徴するドラゴンで、王璽(リゲイリア)の名の通り多くのドラゴンを従える習性を持つ。群れと下位の亜竜種を率いる竜の軍勢は冒険者にとって脅威の一言。稀にインペリアルジェイド(深緑の琅玕)という一代限りの特別に美しいドラゴンが現れる。
    〈緑紋竜〉ヴァートドラゴン        強く濃い緑色のエメラルド(緑玉)ドラゴン。中型種。グリーンドラゴンの一種。とくにイスラム圏でよく目撃される。エメラルドの力である解毒、盲目、予言を象徴するドラゴンで、ブレスを持たず攻撃能力には乏しいが感覚遮断のバッドステータス付与や治癒、未来予知などの魔法と特殊能力を備えている。神秘的な宝石の鱗は最高峰の魔法素材として冒険者に狙われているが、脆くひび割れやすく、また個体数も少なく予知能力と相俟ってまず遭遇することが出来ないため入手は困難を極める。
    〈刻瞳竜〉ウイーヴル        巨大な蛇の体と蝙蝠の大きな翼、鷲の足、宝石の如く輝く魔眼を持つドラゴン。その瞳を傷付けることなく倒すことが出来ればレアアイテムを入手することができる。出典はフランス・コンテ地方の伝説にある、ダイヤまたはガーネットの眼を持つドラゴン。ちなみに伝承ではウイーヴルは雌しかいないとされている。
    〈貪喰竜〉ニーズヘッグ        極寒の地で暮らす大型種。ブラックドラゴンの一種。性質は凶暴で蛮勇、そして大食漢。体のラインは細いが旺盛な食欲で常に獲物を探し求めており、特に死体を好む。動植物をはじめとした食べるものが無くなると地面を掘って木の根まで食べだす。霊魂と呪い、冷気を操る冥府と死神、虐殺の象徴。出展は北欧神話。
    〈闇竜〉シェイドドラゴン        夜行性の小型種。ブラックドラゴンの一種。かなり夜目が利くが、逆に閃光に弱いという弱点にもなっている。濃紺~黒。夜間の急襲で不意打ちするのが得意。
    〈魔女竜〉ウィッチドラゴン        小型サイズで雌しかいないと言われるドラゴン。知能が非常に高く多彩な魔法を使う。実は野生種や召喚獣ではなく魔女が変身魔法によって姿を変えたもので、NPCならばクエスト達成や交渉次第で味方になってくれる場合もある。
    〈虹彩竜〉レインボードラゴン        プリズムの光沢を放つ透明に近い白の鱗を持つドラゴン。空を翔るとその軌跡に虹が生まれる美しい種族だが、厳密には特定の種族ではなくむしろ称号に近い。虹の竜の一族に伝わる風と水の秘術を纏い、霊峰の頂から太陽を追いかけながら空の果てまで高く昇り続けた竜のみがクラスチェンジ出来る。対流圏を超え成層圏にまで迫るその難行は、颶風と温度差と空気の薄さに体力が続かずドロップアウトするものがほとんどで個体数はほんの一握り。
    出展は虹のドラゴンと財宝の伝承。
    〈月輪竜〉ムーンボウドラゴン        満月かそれに近い日、月暈(月の周りに出る光の輪)の見える夜に現れる夜空を往く竜。小型種、マジックドラゴン、ホワイトドラゴンの一種。蛇の様に長くなめらかで真っ白な体をした非常に美しく流麗なドラゴン。
    現実世界と妖精の国を行き来する神秘のドラゴンであり、尻尾を咥えてくるりと輪を描くように回っている間は異世界とのゲートの役割を果たしており、輪の中央へ飛び込めば異なるゾーンへのワープが可能。ただしこのワープゲートは月輪竜同士でのみ繋がっており、無事に潜れる保障も生きて帰れる保障も皆無。並のドラゴンより強く無断で潜ろうとする不届き者には容赦がない。小型だからと甘く見てると返り討ちに合うこと請け合い。
    出展は虹の竜と対を成す月虹の伝承から。
    亜竜種        竜の中でも変わった形態を持つものの呼称。足のない種や翼のない種、生息地に適応したあまり飛行能力を削った種や両生類に似た生態を持つ種などがあげられる。
    〈羽毛竜〉フェザードドラゴン        皮翼でなく羽毛を持つドラゴン。鳥類と爬虫類の特性を併せ持つ竜種の総称。
    全般的に小~中型が多く、始祖鳥よりも恐竜に近しいという原始的なものから鳥類に近しい独自の収斂進化したものまで様々だが、前者は恐竜として大別され後者の特に美しい種族を指す場合が多い。亜種、というより形態が非常に多様で混血も多く、ブレス、四足、二尾、四翼、角の有無などは個体によって異なる。寒冷地に適応した種が多いのも特徴。
    〈長角竜〉ゴアドラゴン        長い角が特徴。闘牛のように前に伸びて串刺し攻撃に使えるもの、後ろに長いもの、一角獣の様な角を持つものなど様々。角が弱点になる事で全てロングホーンとして纏められてしまった。大半がブレス攻撃を使うことができ、その種類も豊富。体色も形も様々で、羽があっても飛べないものや、鱗から毛の生えたものまでいる。
    〈刺尾竜〉スパイニードラゴン        尾に角が生えている中型種全般。大抵は毒を持つ。
    〈暗蛇竜〉クエレブレ        深い森や湖、地下洞窟に住む中~大サイズの亜竜種。外見はやや蛇に似ているが大きな羽と非常に硬い鱗が特徴。前腕が羽と一体化していないことと、ブレス攻撃ができるためワイバーンとは別種として判定された。火を噴くものは稀で、濃硫酸や毒霧などの少し変わったブレスを使うものが多い。水場に住む個体は蛇としての特徴が強く吸血性でもあり、獲物を締め上げ水面に叩き込み激突死、溺死させる。際限なく成長する為、とある海の果てには特大サイズに成長した上位種のクエレブレがおり、財宝の眠る海底洞穴の入り口を塒にしているというクエストがある。出典はスペイン北部の竜と財宝の伝説。
    〈騾竜〉ギータ        竜馬(ドラゴンケンタウロス)と言うべき外見をした首長竜のような中型種。空を飛ぶよりも俊足で走る方が得意という珍しいドラゴン。もちろん蹴りの威力も半端ではない。ブレスは煙と火花で、威力よりも発動が早い事の方が脅威。
    知性が高く、野生種は悪竜であるが何らかの形で人間や亜人種に関わるものは守護竜となっている。出展はスペイン東部カタルーニャ地方の祭りの竜。
    〈黄爪竜〉        サイズの小さな黄色のドラゴン。鋭い鎌のごとき爪が特徴。
    〈瘤竜〉ハンプドラゴン        背中が(ラクダのコブのように)隆起している。
    〈蜷局竜〉ロングコイル        空を飛べない亜竜種。地竜種にも分類され、中国では蟠(ばん)とも言われる。とぐろ(蜷局・塒)の字の通りウワバミの様に長い体を巻いている。
    〈火虫竜〉ピュラウスタ        手のひらサイズの小型竜。虫のように透き通った羽と4つの肢をもつ。常に火を帯びているので火を消されると死ぬ。火炎系ブレスを扱うが、本体の強さより数と何より火竜の周囲に共生していたりドラゴンの吐いた炎から生まれたりするのが厄介。
    〈流水竜〉ストリームドラゴン        水竜種にも分類される亜竜種。中国では蛟(ミズチ)と呼ばれる。小~中型種。緑色の蛇に似た姿で、水流を操る。生態がほとんど水棲であるので滅多に空は飛ばない。気性に似合わずクルクルと可愛く鳴く。
    〈雷霆竜〉ライトニングドラゴン        極東竜に似た亜竜種。中国では震(シン)とも呼ばれる。小型種。爪が3つなのが特徴。雷雲の中に生息し、落雷と一緒に地上に落ちてくる。一度落ちると姿を消すが、実は空に昇っている最中なので上を見ると見つかる。奇襲されるので元を取る意味でも、何としても追撃し雷竜の素材を手に入れたい。
    〈幻影竜〉ミラージュドラゴン        砂竜種や海竜種にも分類される亜竜種。小型種。中国では蜃(シン)とも呼ばれる。蛟と似た赤い竜。ブレスの熱気と冷気の温度差で光を屈折させ幻や蜃気楼を生み出す。雉と蛇の混血とされる。貝殻を召喚して中に篭り防御する。純粋な貝の蜃の案は水棲の項目を参照
    〈輝星竜〉ガーセンディエトハ/ ガーセンディーサ        輝く炎の体を持つ非実体のドラゴン。中~小型種。名のとおり流星として超高速で飛び回るが、呼吸の度に生まれる炎や自分の体の炎を鎮めるために普段は水の中で眠っている。
    出展は北アメリカ先住民族セネカ族の伝承。
    〈邪竜〉ネザードラゴン        魔界や冥界に住むドラゴン。異常に成長した牙や爪、棘や多頭などの攻撃的なフォルムを持つ。個体差が非常に激しいが例外なく凶悪な性格を持ち数多くの攻撃魔法が扱えるようになっている。また属性も本来のものが何であれ闇属性に変わっており、聖なる加護や光属性の攻撃に極めて弱い。魔法や儀式、あるいは侵食によって後天的にこちらへクラスチェンジする(させられる)ドラゴンもいる。
    〈機甲竜〉マシーナリードラゴン        何者かの手によってドラゴンの生態と機能を模して造られた機械仕掛けのドラゴン。厳密には魔法生物に近しい個体。不出来なものはドラゴンの模倣にすぎないが完成度が高いものは独立行動、捕食による動力補給、複製生成までこなす
    滅多に見られないが上位種ともなればAIのプログラミング精度が桁外れに高く、トップダウン型のアルゴリズムで動いているとは思えないほどの学習力やイレギュラーな行動を見せる
    機械系ダンジョンの他、世界観の設定上 特にインドサーバではよく見られる
    水竜種 / 河竜種        河や湖に生息するドラゴン全般の呼称。色も形も様々。ウォーターブレスを使うものが多いが、特徴の決め手とはならない。クエストで洪水の原因になったりする。
    〈多頭竜蛇〉 ヒュドラ        多数の蛇の首を持つ水竜。頭は個体によって数が違い、最高で九つまで増える。共通点として猛毒や水属性のブレスを使うこと、首は再生能力を備えていること、すべての首を破壊しなければ倒せないこと、落とした首に火炎系の攻撃を十分に当てることで再生を防げることなどがある。広義の分類では八岐大蛇(ヤマタノオロチ)もヒドラの一種だとされているが、日本ユーザーの中には疑問の声も上がっている。出典は勿論ヘラクレスの12の難題から。
    〈八岐大蛇〉ヤマタノオロチ        日本サーバーオリジナルのドラゴン。海外ユーザーからは多頭竜蛇と見分けがつかないと言われているが、れっきとした別種。こちらは八つの頭と八つの尾を持ち、はらわたの血を混ぜた猛毒の水による鉄砲水や土砂崩れなどの地形操作型の攻撃を仕掛けてくる。酒に弱く罠を仕掛けておけばあっさり引っかかる。背中から「竜の樹」「蛇苔」という木材が、腹から上質の砂鉄が、尾から名刀「草薙の剣」が手に入る。出典は言わずもがな、日本神話である。
    〈竜蛇〉ナーガ
     ・〈竜蛇神〉ナーガラージャ        インド地方の伝承の蛇神をモデルとしたドラゴン。形態は極東竜よりも更に蛇に近く、多頭を持つ場合もある。水と天候を司るドラゴンで、水中や大河から現れる。猛毒のブレスと天候操作魔法を操り、旱魃と乾燥による熱系攻撃と大水や洪水、豪雨による水系攻撃を仕掛ける。
    上位種は〈竜蛇神〉と呼ばれ、多頭のうち中央の頭が人間の姿を象っている。信仰の対象となる程の力を備えている。理知的で責任感が強く不用意に力を使うことを避けようとする辛抱強い性格のものが多いが、我慢してるだけなので激怒させれば大変な事になる。
    〈蛙竜〉トード・ドラゴン        大きく丸い頭に太った体と、ほとんどヒキガエルのような外見の竜。外見こそ不格好だが、泳ぐ速度は速く、皮もやたらと硬い。更に武器の切れ味を落としたり、身動きをとれなくさせる粘液質の唾液弾を吐くと手強い。加えて、大抵の場合広大な沼地に住んでいるため、遭遇するだけでも一苦労である。元ネタはゲーム「クロノ・クロス」の水龍。肉だけアニメ1話に登場。
    〈沼竜〉イピリア        沼地に生息する亜竜種。大型種。外見はナマズの髭と黒い体毛を持つイモリの様な姿。活発に動くのは雨の中で、雨の降らない時は沼や池の水を飲み干して空に吐き出し、雨雲に変え大雨を起こす。雨が終わるころには移動を終えて沼底で眠っている。草食性なので滅多と人は襲わないが水源を枯らして水害を起こすので追い返す必要がある。出展はアボリジニー伝承、雨季の到来を告げる精霊
    〈悪魔の竜〉ニンキ・ナンカ        頭部が角とトサカのついた馬に似た首長竜。中~小型。鏡状の鱗に覆われている。ブレスは毒か火炎系だがむしろエンカウントした瞬間に悪性の病魔の呪いでバッドステータスをかけてくる方が厄介。死と金運の象徴。出展は西アフリカ同名のUMA
    海竜種        海に生息するドラゴン。地域ごとに多種多様なため、大海蛇とのデザイン上の違いは決定打にできず、「強ければ海竜種」「対竜攻撃で効果があれば海竜種」などと言われてしまう。
    〈海竜〉マリンドラゴン        海洋に生息する竜種。プレシオーサ、エラスモア、クロノーア、テムノドン、イクチオン、モサ、ティロスといった個別の名前があるが、総じて首長竜、魚竜、海トカゲ竜の仲間がここに位置する。大~小型でほとんどがレベルも竜族としては低い部類になるが、稀に高い知能をもつ個体や上位竜が生まれる。
    〈海蛇竜〉リントヴルム / リントドレイク        海洋全般に生息する海蛇に似た海竜種。ブレスは使えず長い牙や鏃のように鋭い尾を使う直接攻撃の得意な中型~大型種。また、血液は猛毒である。
    生息域は海に留まらずサイズにより河川にも現れる。無数のヒレで自在に泳ぎ、普段は翼もヒレと同じく泳ぐために使う。飛行も可能だが翼のない個体はリントドレイクと呼ばれる。美しく嘶くのが特徴。
    バラの呪いを受けた王妃が生んだ子がリントヴルムとなり、花嫁を求めては愛されずに食い殺してしまうというクエストがあり、竜を撃破するか王子が人を殺す前に花嫁候補に解呪の魔道具を渡すことで達成できる。
    〈鯨竜〉ケートー        鯨に似たずんぐりした竜。大型~特大種。水棲だが地上に顔を出したままでも長時間行動できる。ブレスは水。吐き出した大量の水は津波や滝のように襲い掛かる。吹き飛ばし粉々にした船や船員を飲み込もうとするが、特大型は船ごと飲み込むこともある。腹の中は空気も海水も通っており消化されていない魚なども生息していてちょっとした湖である。呑み込みと水のブレス以外に際立った攻撃はないが、巨大さだけで十分に脅威。出展はギリシャ神話くじら座
    砂竜種        砂漠に生息するらしきドラゴン。砂を潜ったりすることもあり、単なる大砂蛇や大砂蟲かも。
    〈砂殻竜〉アースロドラゴン        砂漠に適応した砂竜種の中でも収斂進化により節足動物に酷似した形態をしている亜竜種。環境によっては特化した体を持つものもいるが、一般的には小~中型で節のある体、3対以上の脚、ケラの様に地面を掘り分ける前脚のどれかがあればここに位置する。ブレス持ちは熱風系がほとんど。岩の隙間や砂中に身を潜め、獲物が近づけば素早く飛び出て襲撃、追跡する待ち伏せ型が多く見た目と合わさって心臓に悪いともっぱらの評判。無数の脚と体節を持つ百足竜(センチピード・--)、ハサミや蜘蛛の様な脚を持つ鋏角竜(スコーピオ・--)などもいるがこの辺になるとインセクト系モンスターとの区別が曖昧になる。
    〈水晶竜〉クリスタルドラゴン        石英質の鱗を持つ火竜。中~大サイズ。険しい砂岩の荒野や砂漠に好んで住み、恐ろしく熱に強く熱風系や火炎系のブレスを使う。ブレスが周囲の砂をガラスに変えてしまうので発見は容易だが、ガラス質の砂漠やガラスのオブジェの立ち並ぶ荒野はまさに灼熱の地獄と呼ぶに相応しい高熱を孕み、冒険者達を苦しめる。砂竜種はおろか砂漠のモンスターの中でも最も美しいと言われる。
    〈蠍尾竜〉ムシュフシュ        中型のキマイラドラゴン。ブレスは無いが蠍のように尾に毒を持っており、鉤爪や牙による直接攻撃を得意とする。亜流種でもあり高位の召喚獣としても有名。騎乗モンスターとして扱える数少ないドラゴンの一種。出展はシュメール・バビロニア神話「エヌマ・エリシュ」
    地竜種        大地にあって飛べないドラゴンは大半が地竜に分類されるが、角に特徴があれば〈長角竜〉にされる。恐竜なども大半はこの分類。地竜とベヒモスとの決定的な違いは分かっていない。
    〈蛇身地竜〉ワーム        蛇の概観をしたアースドラゴンの一種。〈鋼尾翼竜〉ワイヴァーンと同じく下位の亜竜種としてメジャーなドラゴン。大蛇に似た外観で長い牙を持ち、手足を持たず(まれに翼を持つ場合もあるが)大抵は地べたを這いずっており岩山や森や洞窟などに生息する。
    単純な体力とパワーだけならドラゴンに引けをとらず、タフネスさや攻撃力ならワイヴァーンを凌ぐが、反面知能は低く魔法の類を使える個体もほとんどいない。ブレス持ちの場合属性は炎か毒である。
    例外的に魔術などでワームに変身したものが知能や魔法を備えている場合があるが、こちらはレイドボスやネームドモンスターであったり〈黄金竜〉のように別種として扱われる。
    〈黄金竜〉
    ファーヴニル / ファフニール        財宝や黄金を欲するあまり竜に身を堕とした強欲のドラゴンの末裔。〈蛇身地竜〉の上位種。必ず洞窟に生息し自分の集めた財宝や金塊を死守している。
    鋼質の鱗を持ち、ブレスは猛毒。ワームと異なり知能が非常に高く、人獣問わず様々な言語に精通しており呪いや魔法も操れる。魔術師などが後天的にファーヴニルに変身した個体もおり、人に化けて巧みに人目を欺く場合もある。
    倒せれば一攫千金も狙えるがそもそも持ってる財宝自体が曰くつきや呪われている場合がほとんどで、解呪や加護もないまま欲に駆られて手を出せば呪われたファーヴニル同様にミイラ取りがミイラになったりする。
    〈溶岩竜〉ラーヴァドラゴン        洞窟、地底、マグマ溜り、火山、火口、地割れやクレーターなどに好んで住む火竜。中型~大型種。溶岩や火山岩に似た体表と超高温の血液を持つ。ブレスも炎だけでなく火山弾やマグマを放つ。上位種は翼を持ち、噴火の上昇気流と噴煙に乗って移動するだけでなく火山雷も起こせるようになる。
    〈獣王竜〉セリアドラゴン        獣、特に哺乳類の特性を色濃く引き継いだ亜竜種。大半が中型種。基本はドラゴンだが形態にバリエーションがあり、ほとんどは食肉目(犬科、猫科、熊科)の特徴。生息地は森林。
    〈瞑眠竜〉ワナムビ        大地の底や山頂で眠る竜。髪とたてがみをなびかせる蛇の様な姿。風の操作と精神系魔法を得意とする。幽体離脱に似た状態で精神体が夢の世界で暮らしているので滅多と起きないが、寝起きが悪いので無理やり起こされたり侮辱されて目が覚めたりすると嵐を呼ぶ。出展はオーストラリア神話、エアーズロックの蛇。
    〈毒亀竜〉タラスク        6本足の地竜種。亜竜種でもありトゲトゲしい亀の甲羅に背びれと長い尾を生やした中型のドラゴン。ブレスは猛毒。
    光属性や神聖武器などに非常に弱く回復呪文などでもダメージを受け、特に〈施療神官〉などの回復呪文や聖別などは効果的。出展はフランス、タラスコン地方の悪竜と聖人伝承。
    〈火炎亀竜〉ペルーダ        体毛を生やした甲羅を持つ蛇と亀の中間みたいな4本足のドラゴン。中型で火竜種、亜竜種でもある。ブレスは火炎で、かなり長い時間吐き続けられる。アンキロサウルスやステゴサウルスよろしく背骨に沿って毒を持ったトゲが生えている。出展は北フランス地方の伝承。
    幼体竜(ドラゴンパピー)        文字通り竜の赤ん坊や子供の通称(種族は問わない)。各種そろってブレスも扱えないくらい弱く小さい固体だが、単純な力だけでもそこいらのモンスターよりは強い。悪戯好きな可愛い子供だが危害を加えれば勿論怒り狂った親竜を相手にすることになるので、仕留めるつもりなら相応の覚悟が必要。はぐれた子供を親へ返すクエストも存在する。
    黄金三頭龍種        ここではないどこかから来たとされる種。通常は悪の種族に操られているらしい。
    〈燃泥竜〉フレイム・ドラゴン        全身が燃え続けている変り種の小型ドラゴン。燃え易い泥のようなものを全身に纏っている。
    悪魔       
    〈小悪魔〉インプ        いたずら好きの子供悪魔。真名を言われると下僕にならざるを得ないので名前を名乗らない。
    〈機工魔〉グレムリン        機械やからくり仕掛けを弄り壊し、部品を集めて自分たちでからくりを作ったりする手先の器用な悪魔。細工師や機工師にとって天敵でもあり、イベントやクエストで素材やアイテムの奪い合いになることもしばしば。召喚獣契約するか、あるいは手懐けたり懐柔させれば報酬次第(主に甘いものや金貨を好む)で製作を手伝わせることも出来る。
    〈夢魔〉インキュバス        寒気のするほど美形な男性型モンスター。吸性(ライフドレイン)や精神侵入(マインドハック)によるHP吸収やMP強制消費などを得意とする他、幻惑、催眠(ヒュプノ)、魅了(チャーム)による強いタウント効果と行動阻害といったバッドステータス付与の特技を操る。かつてはゲームの仕様上R-18なイベントは当然用意されていなかったが、大災害以降は「そういう可能性も否定できない」という理由で危険視され、女性陣にとって(ある意味)遭遇したくないモンスターランキング上位に躍り出た。
    〈淫魔〉サキュバス        インキュバスの女性版。どちらも人間と同じレベルの知能があり会話が出来る。大災害以後、召喚獣契約という名目や報酬の交渉などで使役するものも出てきた。主な用途は「お察しください」
    アイ・タイラント        目玉の暴君。名前を使ってはいけない怪物(ビホルダー)がアレンジされたモンスター
    イビル・アイ        日本サーバのビホルダーの亜種モンスター。
    レッサー・デーモン        劣化悪魔
    〈黒山羊悪魔〉バフォメット        黒山羊の頭を持つ両性具有の悪魔。黒ミサや魔女の契約やサバトなどでも顔を出す有名な悪魔で、悪魔といえばこの姿をイメージする人も多い。タロットカードやサバト牡山羊で有名なサタナキアやレオナールはバフォメットの上位個体である
    〈黒天使〉グリゴリ        天使の存在証明。神に反逆し墜天した堕天使と違い、自分の意思で天界を後にした天使達の総称。神の恩恵を受けていないだけで天使には違いないので悪魔とは仲が悪い。能力こそ天使に劣るが相当な実力者揃い。
    ちなみに〈半天使巨人〉(ネフィリム)は彼らと人間のハーフだという伝承からも分かるように、人間と接触する者が非常に多い。というか大半の者がそれを目的に天界から離反しており、人間と天使の恋愛がテーマのクエストも存在する。
    上位悪魔(アーク・デーモン)        特徴や真名を知られても不利にならない程度の強い力を持つ悪魔の総称。グリモワールに記載されている者やファンタジー系創作の常連になるような著名な悪魔は大抵ここに分類される。ほとんどがクエストやレイドコンテンツのボス。召喚契約できれば非常に心強い味方になるが、能力は限定的なものに限られてしまう。
    最上位悪魔(グレーター・デーモン)        悪魔の王、あるいは爵位級、軍団長クラスの総称。ルシファーやリリス、バアル、ベルゼブブ、サタナキアといった大御所が名を連ねる。アーク・デーモンよりも更に強力な者達がここに位置する。伝説級かレギオンレイド級の面々。
    〈悪魔霊〉シャイターン        アラビア圏内での悪魔。幻と煙でつくられた非実体。宝石好き。アラビア地方の伝承に基づけば、ジンとしてのランクは第三位。
    〈煙悪魔〉スモーク・デーモン        煙状の体を持った悪魔。人間に取り憑いて操る。物理攻撃はほとんど効果はない。聖なるお香で対抗できる。
    〈阿修羅〉アスラ        三つの顔、六本の腕を持つ鬼神。
    〈夜叉/女夜叉〉ヤクシャ/ヤクシー        男性がヤクシャ、女性がヤクシー。木や水の属性を持ち、飛行して獲物に襲いかかる。剣術にも長けている好戦的な種族。
    アンデッド       
    リッチ        死霊の王。魔術師が秘法の果てに不死の姿になったもの。肉体的リミッターが無いので生前以上の力を行使出来る。
    ドラゴンリッチ       
    尸解仙        リッチの中国版。死体を尸解(仙術によって魂だけ昇華させ、魄と肉体を捨てる)させ仙人となった道士の抜け殻。魂が戻れば地仙に転じる。
    〈吸血鬼〉ヴァンパイア        おなじみ血を吸う人型モンスター。イメージや特徴はトランシルバニア発祥の吸血鬼伝説とブラムストーカーの「ドラキュラ」。
    〈吸血姫〉カーミラ        女性版ヴァンパイア。魅了の魔術も扱う。出展は小説「カーミラ」から、女性嗜好(レズビアン)の女吸血鬼。
    〈肉吸血〉        墓場をうろつく血の塊、あるいは血の詰まった肉袋のようなモンスター。セルビア伝承を元にした吸血鬼の原点のひとつ。こちらの方が古い姿。
    〈四つ辻の狩人〉
    ダンピール / クルースニク        ハーフヴァンパイア。吸血鬼ハンターを天命とする者たちであり、死後ヴァンパイアになる呪われた定めを背負う者たち。
    獣化能力を持つ子供はクルースニクと呼ばれる。
    〈吸血竜〉ヴァンパイアドラゴン        アンデッドドラゴン。吸血鬼化したドラゴン。
    〈腐死竜〉ドラゴンゾンビ        アンデッドドラゴン。ゾンビ化したドラゴン。
    〈骸骨竜〉スカルドラゴン        アンデッドドラゴン。スケルトン状のドラゴン
    〈首無し騎士〉デュラハン        首の無い馬コシュタ・バワーに跨った首無し騎士。頭は小脇に抱えている。剣と鞭を操り、目潰しが得意。剣戟での戦闘も十分手強いが、一番恐ろしいのはタライに入った血をぶちまけて、浴びた相手に「死の宣告」の呪いを与えることである。
    〈首無し馬〉コシュタ・バワー        デュラハンが跨る首の無い馬。かなりの高速機動が可能だが移動ユニットとしての制限で流水(川、湖など)を渡れない。
    〈死神〉グリム・リーパー        死を運ぶ存在。命が尽きる者を迎えに現れたり、死ぬべき存在に然るべき死を与える為に現れたりする。主にクエスト関連で現れる上位モンスター
    フードと大鎌を持ったステレオタイプな骸骨から、各サーバのお国柄の死の神様まで様々な個体がおり、そのどれもが即死攻撃を持つ強敵。ネームドモンスターである場合が多い
    〈亡霊〉スペクター        かつて滅んだ、蘇った、ありえざる存在。実体もつ霊。例えるなら再生怪人。アンデット化してステータスの劣る姿で再登場するものたち
    〈死霊〉ゴースト        無念を残した霊魂。非実体の霊
    〈虚影〉シャドウ        怨念のこもった場所に残された死体の影が動き出したもの。影の中に潜んでおり、通り過ぎた冒険者の影に潜り込む。自分の影から目が光る、影が勝手に動き出すなどの現象が起きた場合は憑かれているので体を乗っ取られるまえに除霊、解呪が必要。影が映らないと力を発揮できないが明かりは苦手なので、光や炎の魔法を影に当てるとよい。
    〈僵尸〉キョンシー        魄のみで動く死体。乾燥していないふっくらとしたミイラのためゾンビと混同されるが、ヴァンパイアの方に近い。王侯貴族の上位タイプは「金縷玉衣」をつけている。手足が硬直気味なのでジグザグに動かれたり死角へ回り込むよう動かれると対応できない。
    〈木乃伊〉マミー        乾燥しているミイラ全般。
    〈髑髏の騎士〉スカルナイト        スケルトンの上位種で、中ボスのような立場で登場するパターンが多い。大抵の場合燃える眼窩にマントをはおった長身の骸骨の姿で、武装は剣に盾、ハルバードや槍といった長物を持っているのが特徴。バランスのいい攻撃性能、防御性能を備え、実直な勝負にやりがいを見出すプレイヤーも多い。他のモンスターにない特徴として、盾で高威力の攻撃を捌く「パリィ」と、捌いた後の硬直している敵に高威力の反撃を行う「カウンター」を持っている。
    〈怨霊〉レイス        薄皮まで痩せ細った顔をした半実体のゴースト系モンスター。ライフドレインや衰弱のバッドステータス付与を得意とする。彼らに殺されたものは同じレイスへと変えられてしまう。幸い冒険者は復活できるのでその心配は無いが、大地人などが狙われるイベントでは厄介な敵。
    〈幻霊〉ファントム        シェイプシフターやイットの様に自由に自分のイメージ通りに姿を変える幻。姿ははっきりしている。実体が無いので直接攻撃こそしてこないが魔法は使える。幽体離脱したモンスターもこの状態になるので、斥候として現れる場合がある。
    〈死黴動死体〉ワイト        貴族や王族の死体に悪霊が乗り移ったもの
    〈反魂の死者〉レブナント        アンデット(不死者)ではなくアニメイト(蘇りし者)。生き返った訳ではないが、生前と同じように行動できる死体。知的水準が非常に高く、瑞々しく腐乱もしておらず人間と見分けが付かない。よく近づいて観察すると悪臭がする。生前の性格がどうであれ、例外なく揉め事のタネをばら撒く迷惑な人格になっている。物理的に破壊すればあっさり死ぬ(?)。主にNPCとして登場。
    〈食屍鬼〉グール        亜人間等により惨殺され、この世に強い未練と恨みが残っている死体に動物性の悪霊が取り憑いたもの。悪霊の強い力が外観すら変化させてしまい、灰色の皮膚に黄色い目、犬歯が異常発達した化物の姿をしている。
    行方不明のNPC集団を捜索するミッションなどで登場し、多くのプレイヤーに精神的な深手を負わせた事で有名。中には幼い少女のグールが登場したクエストもあったとか。
    〈腐食屍鬼〉ポイズングール        (048)
     〈麻痺爪屍鬼〉ガスト        強い麻痺毒を持つグールの亜種モンスター。
    〈動く死体〉ゾンビ        レブナントやヴァンパイアなどと比べ物にならないほど単調または鈍重な動きしか出来ない。腐乱している場合がほとんどだが、たまにフレッシュな死体もある。昔、プレイヤーをゾンビ化させるジョークアイテム「ゾンビパウダー」が出回っていた。
    〈死者の手〉ザ・ハンド        手だけで動く死体。高レベルのゾンビを倒すと、まれに分離して襲い掛かってくる。それなりにタフで素早いために面倒な敵。後衛に張り付かれると特に厄介。元ネタは「アダムス・ファミリー」
    〈燃えさかる悪霊〉バーニングデッド        魔術も操る。
    〈動く骸骨〉スケルトン        暗い眼窩に燃える青白い炎。死霊の気配を漂わせている。飛び道具を使う個体もいる。
    〈殺人人形〉キラードール        殺人鬼の魂が込められた人形。クエストのボスを勤めることもある。
    〈牡丹灯籠〉スプークランプ        ランプやランタンやカンテラ、提灯などを手にした幽霊、あるいは浮かぶ灯りが本体のモンスター。ジャックランタンが有名。
    フランケンシュタイン        錬金術師によって作成され、エリアに侵入したヒトを排除、殺害するように設定された人造生物。普段は庭の手入れなどを行っているが、冒険者が屋敷等のダンジョンに入った場合、冒険者を屋敷から出るまでずっと追い回し、追いついたら攻撃を仕掛けるといった行動を取る。
    プロメテアン・アンデッド        研究者によって創造されたアンデットモンスターのこと。電力によって起動したので雷系魔法に弱い。これはいわゆる「フランケンシュタインの怪物」はアンデッドだとする説に基づくステータスのもの。フレッシュゴーレムの一種だとする説に基く従兄弟もいる。出典は小説「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」
    〈騒霊〉ポルターガイスト        モンスターというより現象に近い。ゴースト系か妖精系モンスターが引き起こすこともある。どこかにいるゴースト本体を倒す必要がある。
    F・W・M        flying water melon.要するに空飛ぶスイカ。なぜかアンデッドに分類されている。元ネタは映画「学校の怪談」
    〈人食い屋敷〉マンイーター・ハウス        悪霊が取り付いた殺人屋敷。家具などを操って攻撃してくる。元ネタは映画「ホーンティング」
    水棲       
    アスコットクラブ        レベル4~8の赤い巨大カニ。1~2mのサイズ
    〈海魔〉レヴィアタン / リヴァイアサン        ベヒモス、ジズと並ぶ旧約聖書に記された三大魔獣の一角。鰐とも鯨とも竜ともつかないが美しい姿をした島のようと評される超弩級サイズのモンスター。二重の鱗、光と灼熱の吐息、暁のように輝く眼、海の淵を沸き上がらせる腹部をもち通った跡は光輝くとされる。こいつもまたやっぱり終末の晩餐に供される予定なので肉が美味い。
    〈礎の竜魚〉バハムート        喩えるならそれは、世界を泳ぐ「空飛ぶクジラ」
    大地の底で世界を支える白銀色の遊魚。特大サイズ。異なる次元に介在し、物質をすり抜けるように泳ぐことができ、海底から現れ地面の中や空の上まで海流や気流、マントルの流れに乗って自在に行き来する。流動と基盤を司る神性モンスター
    旧約聖書ヨブ記より、アラビア読みでのベヒモス。ただしこちらはベヒモスとレヴィアタンの伝承が混成され、地底にある「下方世界」の水の層とその下の大気の断層の狭間を泳ぐ、世界を乗せる規模はあるほど巨大な魚とされる。D&Dの影響で日本ではドラゴンの姿が有名
    〈島喰い〉アスピドケロン        小型の島に擬態した亀や鯨のモンスター。上陸したところを見計らって潜水し、背中に乗った獲物を溺れさせてから捕食する。大型だが竜種には適わない程度の強さ。
    〈海蛇〉シースネーク        熱帯の浅瀬や海底が岩場の場所に出現する、体長2~3メートルのウミヘビ型モンスター。自分のテリトリーを遊泳するように動き、近づいてきた敵には毒牙による噛みつきを行ってくる。こいつに限らず海棲モンスターの中には毒攻撃持ちが多いので、海中ダンジョンは十分な対策が必要。ちなみに割と美味で、スープや焼き物にして食べる地域もある。
    〈大海蛇〉シーサーペント        海蛇の上位種で、海底の岩場の影や洞窟に生息する体長15~20メートルほどの大型種。海蛇と違って普段は動かないが瞬発的な動きに長け、不意打ちの体当たり攻撃には注意を払わなければならない。当然ながら噛みつき攻撃の威力も大幅に強化されているが、弱点となる頭部・口腔内を狙いやすくなるのでカウンターを上手く使えば凌げる。
    〈渦吐きホヤ〉カリュブデス        大型のホヤ。通常のホヤと同じく肥大した体に海水を取り込み餌を濾過した後に吐き出すが、群生あるいは巨大なものだとそれが渦潮を引き起こす規模となる。出展はギリシャ神話
    〈殺人鮫〉キラーシャーク        人の味を覚えた鮫。執念深い。
    〈殺人鱏〉マーダーレイ        ブレージング(水面飛び上がり)や放電、毒の尾以外に目立った特技は無いが、飛行と呼べるほど長い時間滞空できる個体もいる。
    〈毒蛙〉ポイズントード       
    クラーケン        大型~特大サイズの頭足類モンスター。所詮イカタコなので墨を吐く、触手での攻撃ぐらいしか能力は備えていないが、桁違いのサイズはそれだけで十分な脅威。
    ノーチラス        オウム貝。深海のモンスター。
    〈龍亀〉ドラゴンタートル        凶悪な咬噛力を持つ大型の亀。甲羅だけでなく体表もかなりの硬さ。海竜種とガチで戦える数少ないモンスター。甲羅焼きにすると豪快で美味い肉が大量に食べられる
    ジャイアント・モーレイ・イール        巨大ウツボ。海水
    〈電気鰻〉エレクトリック・イール        電気ウナギ。淡水
    〈魔狂鮫〉ダイアシャーク       
    〈大鋼蝦蛄〉メタルマンティス・シュリンプ        大シャコ。破城鎚クラスのパンチ、脚の棘による押さえ込み、尻尾の叩き付けなど全身が凶器と言える危険な生物。陸に上がる個体もいる
    〈岩ヤドカリ〉ロックハーミットクラブ        貝でなく刳り貫いた岩や骨などを住処にしたヤドカリ。巣に篭れば擬態と変わらず居場所が特定出来ない上、サイズが桁違いなので奇襲されると非常に厄介
    〈魔狂鰐〉ダイアクロコダイル        川や沼地に生息
    〈白奇鰐〉アルビノ・アリゲーター        下水の白い悪魔。アメリカの都市伝説が元ネタの、ペットのなれの果て。
    〈骨化魚〉ピラニア        南米の川などに生息。鋸刺鮭とも
    〈豚鋸鮭〉ホグフィッシュ        豚の頭部と前足、魚の胴体を持つ200~300kgの大型の魚。豚肉や牡丹肉に似た味で実に美味。同名の熱帯魚とは無関係。元ネタは西アフリカ・コンゴ川の伝承
    〈飛魚蛙〉ウォーターリパー        川や湖に出現する、トビウオと蛙と蛇を足したような外見の両生類。大きいものだと寝袋ぐらいのサイズになる。飛びかかり神経毒のある牙で噛み付き獲物を麻痺させてから丸呑みにする。
    〈水精馬〉ケルピー        とあるクエストをこなせば、騎乗出来るという噂がある。
    〈海馬〉シーホース        タツノオトシゴのような特徴を持つ海の馬。基本的に群れで行動する。気性は荒いが、馴らすことが出来れば、海中をも進むことが出来る。・・・海中で呼吸出来ればだが。
    〈海神馬〉ヒッポカムポス        海の神々の馬車を牽くために育てられた上位の水中機動モンスター。手懐け乗馬するためには海のクエストをこなす必要がある。
    〈摩伽羅魚〉マカラ        長い尾と象のような鼻と牙を備えた巨魚。魚というよりトドやセイウチに近く、ヒレに爪と指があり腕のように操れる。上手くテイム(調教)するか召喚獣として契約すれば水上移動の騎乗モンスターになる。出展はインド神話
    〈月蛙〉ヴォジャノーイ        髭の生えたトドかアザラシのような姿をした蛙。川や湖など水辺にいる人間や動物を引きずり込み、溺死させてから食べる。水車や船なども見つけ次第壊して回るので非常に好戦的。月齢に比例して強くなり、満月の時は変化魔法も使いこなす。満月の夜の川で美女や金塊、丸太などを見かけたら疑ってかかるべき。
    〈蜃〉ミラージュ・シェル        海上に陸地の幻影を出して餌を捕まえる巨大な二枚貝。亜竜種のミラージュ・ドラゴンと戦うまで区別がつかない。
    〈水怨霊〉ウォーター・レイス        水死者の怨念の集合体。海や池など水辺に現れ、念力で獲物の足を引っ張ったりして溺れさせようとする。また、水を操ることも出来る。
    〈流体珊瑚〉クリスタルコラル        液晶状の珊瑚。固体と流体のどちらでも好きな方に変態できる便利な材質で出来ている。液体金属と違い電気などは通さないが、光によってネットワーク通信を行っている。何を会話しているかは不明だが、外敵らしきものが近づくと盛んに明滅し出し、次いで強力なモンスターがやって来るが関連性は証明されていない。
    〈深海の樹林〉マリンフォレスト        植物では無いが白く枯れた樹木によく似た姿で海底に立ち並ぶオブジェ。堆積したプランクトンか珊瑚の死体か何かだろうと思われる。ロマンあふれる美しい外見とは裏腹にモンスターの巣窟になっている場合が多いのが玉に瑕。
    海底ダンジョンで明かりを点けると、マリンスノーの降り注ぐ静かな森が現れた、といった体験談は冒険者にとって憧れのひとつ。
    〈人食い夜光虫〉カニバルノクティルカ        赤潮、あるいは水の華として、夜間は夜光虫として現れる海生微生物群。通常の夜光虫と違い青でなく赤紫色に発光する。
    有毒種で捕まったが最後、身動きが取れないまま骨になるまでゆっくり分解される。
    〈飛行水母〉フライングジュリーフィッシュ        空飛ぶくらげ。海空両用。毒性などはそのままに、大気中でも蒸発しない体を手に入れた模様。海面から一斉に浮かび上がるのは綺麗だが近づけば迷惑以外のなにものでもない。
    〈蒼穹の魚〉
    アズールエアー・フィッシュ        とある世界共通長編クエストの果てに遭遇出来る激レアモンスター。空と海を自在に行き来する魚で、空気中であろうとまるで無重力を泳ぐかのようにすいすい進む。
    イルカくらいのサイズで、光沢を放つ長い尾と半透明の羽を幾重にも集めた翼のようなヒレをはためかせて泳ぐ空色の魚。戦闘力は皆無だがカウンターイルミネーション(腹部の迷彩発光)により空や水中の光に溶け込み影と姿を消すので、下からの目視は実質不可能。そのため捕獲するには上手く上を取る必要がある。
    水上移動、飛行の騎乗モンスターとして召喚獣に出来るが、その希少性から使い手は非常に少ない。
    砂漠       
    砂蟲       
    〈砂縄蛇〉ロープ・コブラ        縄のようにどこまでも長く伸び上がる蛇
    〈毒蠍〉スコーピオン       
    〈巨大蠍〉ジャイアント・スコーピオン       
    〈砂漠蜥蜴〉デザート・リザード       
    〈巨大蟻地獄〉ジャイアント・アンツ・ヘル        高レベルのものは蜃気楼を発生させるという。
    〈砂招き〉デザートクラブ        砂漠の大蟹。別名クイックサンドクラブ(流砂カニ)。地中の泥砂層で暮らしており、流砂の中から顔を出したりする。シオマネキのように片方のハサミが肥大化しており、攻撃以外でもカニ同士のシグナルにハサミを揺らして使う
    危険性もなく低レベルの冒険者にうってつけだが、群れが一斉にハサミを揺らして(警戒信号を出して)から地中に潜るのは砂嵐が起こる前兆
    〈仙人掌歩行樹〉サボテントレント        砂漠固有種のサボテンのトレント。その表面に生える針を飛ばすことができる。頭に花が咲いてたりすると結構かわいい。実は食用になる。
    〈砂巨人〉サンド・ジャイアント        砂の体の巨人。物理攻撃をほとんど無効化する。水をかけると多少は効くようになるが、砂漠にしか出没しないためそうした対策はほとんど不可能である。
    〈砂蚯蚓〉サンドワーム / モンゴリアン・デスワーム        10mを超える巨大なミミズや芋虫のような環形動物。普段は砂漠の地中にある泥中層に潜み、振動や音を感知して陸上に上り獲物を飲み込む。振動で出現の兆候が分かる上に、目(眼点)が退化しており大きささえ除けば大して怖いモンスターではないが、最も厄介なのは強さよりも出現に応じて泥中層や地下水層が刺激され大規模な流砂が起こる事。見た目が気持ち悪くはた迷惑な上、ろくな素材もドロップアイテムも落とさないので砂漠で出会いたくないモンスターランキング上位の常連である。
    精霊       
    〈風の精霊〉シルフ        風の精霊
    インヴィジブル・ストーカー        不可視の追跡者。風の精霊だと云われている
    〈風大霊〉ジンニー        風の上位精霊。不可視の精霊で下半身に霧と煙をまとう。女性名がジンニーヤー。アラビア地方の伝承に基づけば、ジンのランクとしては第四位。
    〈火蜥蜴〉サラマンダー        火の精霊
    〈火大霊〉イフリート        火の上位精霊。炎と煙をまとう怒り狂う精霊でスピードキング。アラビア地方の伝承に基づけば、ジンのランクとしては第二位。D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)の影響で炎の精霊と考えられているが、どちらかと言えば鬼神に近い。
    〈岩魔獣〉ストーン・ビースト        大地の精霊の一種、生きている岩。巨大なモノは岩山のようである。
    〈土の精霊〉ノーム        土の精霊
    〈泥田坊〉ドロタボー        ヤマト独自の土の精霊。一つ目の泥人間の恰好をしている。正確には見捨てられた畑の精霊であり、新たな耕作者を求めて旅人に襲いかかる。美女に化けて獲物を捕まえるものもいる。
    ウンディーネ        水の精霊
    〈水大霊〉マリード        女性名はマリーダ。魔霊とも。巨躯を持つ大精霊で、燃え盛る目を持ち動けば地響きと地震を起こす。アラビア地方の伝承に基づけば、ジンとしてのランクとしては第一位。D&Dの影響で水の精霊と考えられているが、どちらかと言えば巨人に近い。
    〈氷精霊〉フラウ        氷の精霊
    〈氷蜥蜴〉フロスト・サラマンダー        氷の精霊
    〈氷雪悪鬼〉フローズンシェイド       
    〈氷晶妖精〉ジャック・フロスト       
    天津冬衣(アマツトオイ)        氷の上位精霊
    〈小さな精霊〉スプライト       
    〈泉の精霊〉ナイアード       
    〈樹の精霊〉ドライアード       
    〈森の精霊〉レーシー        森に住む青色をした草の髭の生やした老人、あるいは痩せた男。森の中から視線を感じたらその方向に彼らがいる。ただし逃げ足が凄まじく速いので捕捉は困難を極める
    悪戯ですませるものから明らかな害意をもって接してくるものまで千差万別だが、一番の特技は森に足を踏み入れたものを道に迷わせる事
    〈海の精霊〉ネレイダス       
    〈光の精霊〉リュミエール       
    〈陽炎悪鬼〉デイライトシェイド       
    〈闇の精霊〉シェイド       
    〈悪大霊〉ジャーン        属性は無し。実態を持ち人間をほとんど変わらない外見。オアシスなどを根城にした精霊で、水や食料などの無心に応じてくれる一見気のいい精霊に見えるが、逆恨みしがちな被害妄想気質の上に粘着気質。恨みを買えばしつこく復讐に付きまとってくる。人間扱いされるのが大嫌い。アラビア地方の伝承に基づけば、ジンのランクとしては最下位の第五位。
    〈聖なる精霊〉ホーリー・エレメンタル        日本独自の追加モンスター。聖・もしくは善属性の精霊。
    カース・エレメンタル        同じく日本独自の追加モンスターで、悪とか不浄とか邪の精霊。
    〈混合精霊〉ハイブリッド・エレメンタル        二種類の元素の合成エレメンタル。マグマ(火+地)、スチーム(火+水)、スモーク(火+風)、サンドストーム(風+地)、ミスト(風+水)、マッド(地+水)の六種類がいる。
    他にもジュエル(光+土)、レインボー(光+水)などの種族がいるという噂もある。
    いずれも日本サーバでの追加モンスター。
    〈悪夢馬〉ナイトメア        黒と紫の体と翼、角を持つ悪夢を呼ぶ霊馬。精神系バッドステータスを与える攻撃など、付与術士固有の技を得意とする。
    〈恋精霊〉ニンフ        山や谷、湖や泉、神木などに宿る精霊。不老の美しい女性の姿をとる、文字通り恋に生きる種族。無邪気で無垢で惚れっぽく、誰の求愛でも断らず献身的に尽くす。反面、独占欲が強く一度捕まえた男は絶対に逃がさない。意中の相手との仲を取り持つクエストや、逆にニンフに愛された青年を村に戻そうとするクエストなどが存在するが、悲恋に終わる場合もありちょっと可哀想。
    ネレイダス、ドライアードなどは住処ごとに名前で区別されたニンフである。
    〈夜啼精霊〉バンシー        北方でよく見られるモンスター。召喚可能。夜間の行動補正あり(054)
    〈灰色老人〉ボダッハ・グラス        死を予兆する老人の妖精。直接何か悪さをする訳ではないが、出会った者は数日中に死去すると言われる。
    〈赤帽子〉レッドキャップ        鉤爪と斧を持つ赤い帽子の邪妖精。ちびの老人といった見た目に反して凄まじい速さで近づいて襲い掛かる。服と帽子の赤い色は返り血で染めている。
    〈青帽子〉ブルーキャップ        帽子をかぶった青い光玉の妖精。炭鉱などでトロッコに乗っており、運搬や搬送、積み込みなどをしている。きっちり定額の報酬を払えば要求した仕事通りに働いてくれるが、過払いや値切りが大嫌いで言い値と違う額を出すと炭鉱路の奥に置き去りにされる。
    〈彷徨える光〉ウィルオウィスプ        いわゆる鬼火や人魂。多彩な色をもち、火と違い熱さの無い光の塊。正体も諸説様々で彷徨う霊魂、成仏できない赤子、霊界から追い出された者、それ以外にも精霊の変身した姿などがあるが、どれもはっきりした証明がない。理由が無ければ特に襲い掛かったりはしないが、分裂したり瞬間移動したり道を照らしたりして旅人を惑わす。迂闊に近づいて沼地や森の奥に迷い込まないよう注意。
    〈黄金妖精〉レプラコーン        金鉱脈や地中のお宝に詳しい妖精。金好きで金貨の入った壷や財布を持ち歩いている。名の通った靴職人でもある。
    〈鉱脈妖精〉ノッカー        鉱山に現れる不可視の妖精。鉱山の中に詳しく、ハンマーを持ち歩き鉱脈のある場所を叩いてまわる。食事を分けて与えると喜んで場所を教えてくれるが、害意をもつ相手の場合は落盤やガス中毒を起こしやすい場所へ誘導する。落盤の前触れを察知すると周囲を激しく叩いて回る。鉱夫や〈土精霊〉(ノーム)やドワーフなどには友好的。
    〈水車小屋の口無し〉
    キルムーリ        粉引き小屋や水車小屋に暮らすツンデレ妖精。家人に強い愛着を抱くが悪戯好きなので迷惑ばかりかけてくる。お願いすれば家事や粉引きなどを手伝ってくれる
    名の通り口を利かないのでもっぱらジェスチャーで会話するかまってちゃん。彼女からの依頼で〈大地人〉の家族を救うクエストが存在する
    〈家妖精〉ブラウニー        高レベルの家政婦のサブ職業能力を持つ妖精。パンとミルクの報酬でゾーンの家事を手伝ってくれる可愛い小人、あるいはおじさん達。敵に回すと逆にゾーンの中を引っ掻き回し、中のアイテムを壊したり盗んだりする。報酬に服を渡すと故郷へ帰ろうとお暇されてしまうので注意。ゾーン購入の際に心霊物件として遭遇できたのなら上手く付き合っていきたいモンスター。
    〈白い貴婦人〉シルキー        高レベルのメイド、服飾、裁縫に関するサブ職業能力を保持する女性の妖精。不可視、あるいは体の透けた白い絹服を羽織る楚々とした娘といった外見。例外なく若い美人で、お淑やかで自他問わずおめかしが大好きである。
    古い屋敷に現れ、家主が好かれると服や小物の装備を作ったり整備したりしてくれるほか家事全般も手伝ってくれるが、横暴な家主の場合はポルターガイストを起こして追い出す。庭に樹があれば横にたわんだ枝に腰掛けて往来を眺めていることもある。ゾーン購入の際に心霊物件として遭遇できたのなら機嫌をとっておいて損はない。
    〈機織り騒霊〉キキーモラ        少女の姿をした妖精。夜中に騒ぐ迷惑な娘だが、働き者の味方。箒や機織りなどを使うのが大好きで、赤子をあやすのが得意。彼女の出す騒音が聞こえたら凶事の知らせとされる。
    〈極光の踊り手〉
    フィル・ヒリーシュ        オーロラの光を纏い踊る赤い衣を羽織った男性の妖精。陽気な友好種だが「血石(ブラッドストーン)」という真紅の宝石を血の代わりに流すので亜人間から狙われている。出展はスコットランド
    〈極光の踊り子〉
    ペリー・ダンサー        フィル・ヒーリシュの女性版。放蕩者の茶会のカナミがひそかに会いたがっていた妖精でもある。出展はイングランド:サフォーク地方
    〈猫妖精〉ケット・シー        立って歩く猫の精霊。一見普通の猫に化けているものもいる。猫の王国がどこかにあるとされ、それに纏わる長編クエストが存在する。
    〈犬妖精〉アンシリーコート        災厄や不吉の前兆として現れる犬の妖精。地方によってはクー・シーやブラックドッグの伝承としても伝わるが、こちらの個体はむしろ幸運を招くほうで警告に来ているだけである。
    〈黒妖犬〉ブラックドッグ        燃える目を持つ黒い犬。死者の魂に引き寄せられ墓場や夜辻に現れる。死の臭いに敏感で死の予言や宣告をするだけでなく弱った者から順に殺して回る邪悪な妖精だが、魂の昇天を見送ったり迷子を街まで送り返したりするなど善良な部分もあり、見境なく殺して回るわけではない。現実ではモーザ・ドゥーク、ヘアリージャック、バスカヴィルの魔犬、ニューゲートの黒犬などが有名であり、いずれも人殺しの魔犬である。
    〈家小人〉トムテ        主に北欧サーバでのイベントで出没する小人。日本での座敷童にあたる。強大な魔力を持つため侮れない存在である。自分を馬鹿にした〈冒険者〉を小人に変える長編クエストが存在するらしい。
    〈其れ〉イット        相手の恐れるものへ自在に姿を変えるモンスターだが、変化しているだけで実力は変わらない。
    〈骨無し〉ボーンレス        骨の無い肉の塊。スライムと違い一応人の形をとって歩く。ぬっぺほっふ等もこの仲間
    〈護符の使い魔〉アガシオン        ランプの精霊(ジン)などに似た存在。煙の集まり。アミュレットや指輪、壷、ランプなどに宿る精霊で術者の命令に忠実な使い魔。
    〈羽妖精〉フェアリー        虫の羽を持つ小人。最も妖精のイメージに忠実であろう個体
    式神       
    〈荒れ狂う狩猟団〉
    ワイルド・ハント        亡霊や妖精、妖怪などが猟師の一団となって馬や猟犬を引き連れ空を駆ける、西洋版「百鬼夜行」。レイド1~4クラスに相当する幽霊、妖精モンスターの軍勢。
    テュルスト、ナハトイェーガー、ヴィルトヤークトなど国によって様々な呼び名があり、先頭を駆るのも神々であったり歴史上の著名人や騎士であったりと色々だが、共通して言えるのは嵐や雷鳴と共に現れること、凶兆の証だということ、犠牲者を連れ攫い仲間に加えること。出展はヨーロッパ各地の伝承。
    動物       
    エレファント       
    〈剣牙虎〉サーベルタイガー       
    〈クリューラット〉        wikiに転載しました。
    〈灰色狼〉グレイウルフ       
    野犬        〈緑小鬼〉より弱い?
    熊        〈緑小鬼〉と比べてもなかなかの戦闘力をもっている。(2巻17P)
    〈狗鷲〉ゴールデン・イーグル        イヌワシ。家畜を襲う害獣として討伐の対象になることもあれば、ボスの弱点を知る賢者として登場することもあるなど、クエストでの扱いは様々。
    雷鳥        肉が食材アイテムになっている。
    鹿        肉が食材アイテムになっている。
    馬        召喚笛で呼べるもの以外にも〈大地人〉が利用している種類がいる?
    名馬        汗血馬などが有名。
    ラクダ        騎乗して走らせることもできるが、砂漠で荷物を背負わせて一緒に歩いていく使い方をする。
    猪        〈緑小鬼〉と比べてもなかなかの戦闘力をもっている。(2巻17P)
    山羊       
    〈角笛長毛牛〉ホルン・ヤク        インド・中国サーバの高地に生息する毛の長い牛。黒、赤、白の三色の種に分かれる。角の先がラッパ状になっていて、それで救援信号を発して仲間を呼ぶため、やや手強い。角は〈吟遊詩人〉の楽器、毛は〈武士〉の兜「唐の頭」の素材になり、肉も高値で売れる。
    肉は煮込んで料理出来る。乳がアニメ1話に登場した。
    猛牛(バッファロー / バイソン)        主に北米サーバで見られる気性の荒い牛。騎乗用の召喚獣として飼育されている場合もあるが、攻撃力はあるものの乗り心地は最悪。
    〈暴走体〉スタンピード        中南米、北米、アフリカサーバなどに存在する大規模な平原限定の”現象”
    何かのきっかけで暴走した動物およびモンスターの群れがスタンピード○○といったネームに変更され、何があってもおかまいなしに暴走を続けるようになる。まるで、生きている河のようなそれは、高レベル〈冒険者〉にとっても脅威である。
    “鳥たち”        謎の原因によって、集団で人間を襲うようになった鳥たち。その種類はバラバラである。飲食もせず、死ぬまで凶暴に人間を襲い続ける。
    マッコウクジラ        体内から「龍涎香」(りゅうぜんこう・別名アンバーグリス)が採れる。
    ジャイアント・ラット        基本的に群れで行動する。毒や病原体を持つモノもおり、意外と手強い。
    兎       
    ライオン       
    ドラゴンモドキ        全長5m~10mの大きなトカゲ。主に東南アジアサーバに生息している。ドラゴンに似ているが全くの別種であり、レベルも低くて弱い。ドロップするアイテムも肉くらいしかない。


    ◆ネームドモンスター
    固有の名前が付いているモンスター。大抵が大規模クエストのボスとして出現し、通常の個体よりも大幅に強化されているのが特徴。分類不明のものも多い。高レベルの個体を撃破した時には、幻想級アイテムの獲得と同じようにサーバーにメッセージが流れる。
    ★印があるものは未登場キャラクターその3にキャラクター案としての補足があります。
    ☆印があるものは未登場キャラクターその1にキャラクター案としての補足があります。

    名称        特徴その他
    燃えさかる悪霊(バーニングデッド)        クエスト〈ラグランダの社〉に出現するパーティー級モンスター。同クエストのボス的存在。
    マッドカルーセルゴーレム        クエスト〈マイハマ地下遺跡〉に登場するレイド級モンスター。遊戯施設がゴーレム化したもの。
    七なる監獄のルセアート        クエスト〈へイロースの九大監獄〉のうち、〈騎士の監獄〉に登場するレイド級モンスター。
    キノコ皇帝        クエスト〈キノコ皇帝の侵略〉に登場するレイドボスモンスター。下記の植物皇帝の元配下だけあって、その模擬戦闘に最適なボス。こちらは、きちんとクエストに取り組めば大幅に能力を削ぐことが出来るので、寄生菌の雨と毒胞子ブレスにだけ気をつければ割とラクに勝つことが出来る。
    植物皇帝        クエスト〈植物皇帝の復活〉で登場するレイドボスモンスター。取り巻きの能力も厄介だが、それに輪をかけて本体の再生能力と各種デバフ能力が厄介。万全に対策しても、常時幾つかの状態異常に耐えながら戦うことになる。取り巻きは事前の行動によって減らすことが出来る。
    死皇帝        中国固有のレイドボスモンスター。リッチ化した古代の皇帝。本体もしぶとく強いが、連れているゴーレム軍団が一番の脅威。本体の能力では魔法職・回復職のPCを生き埋めにする魔法が厄介。ほかにも、クエストによっては〈大地人〉をアンデッド化させる魔法を使うこともあり、撃破より救出を優先させなければならないこともある。
    時詠みの黒き后        クエスト〈知と時を統べる者〉の最深部に登場するレイド級モンスター。強力な召喚術と時間を操る力を持ち、時を止めて攻撃を行なったり戦況を元に戻したりすることが可能(状況を未来に進める術はなぜか使用してこない)。一定以上の瞬発ダメージがないと簡単に逃げられるため、パーティーに〈暗殺者〉か〈妖術師〉が加入していないと苦戦を強いられる。
    ドロップアイテムである棺の説明文とクエストの解説から、倒したくないボスの筆頭として挙げられることも。
    古の魔導姫エリゼシアス        北欧サーバのイギリスエリアで行われたクエスト〈太古よりの復讐〉に登場するレイドボスモンスター。パーティー程度なら楽々壊滅させる規模の大魔術を多量に撃ってくる鬼畜ボスで、魔法対策を十分にしていかないと開幕10秒ほどで全滅させられることもしばしば。ロンデニウムに多く存在する全ての魔女の祖と言われており、現代に生き残った数少ないアルヴでもある。
    極死霊ロノム        人の死を司る死神が変化したモンスターの中でも最大で、中東サーバーエジプトエリアの巨大墓地ダンジョン最深部に出現するフルレイド級モンスター。即死攻撃魔法や強力な範囲攻撃、呪い効果の付加された高速の通常攻撃など攻撃面での鬼畜度が高く、さらにスケルトンや悪霊類を召喚する魔法も使用、果てはエリア全体を暗闇で覆いプレイヤーの視覚面も封じるなどやりたい放題のボスと言われている。対策として光や炎の精霊を連れていったり、同属性の武器を使用することが挙げられる。
    エリクの月蝕狼(フェンリル)        「満月を食らう魔狼」の別名を持ち、月に一度しか解禁されないクエスト「魔狼村エリクの秘宝」にて討伐を依頼される巨大な蒼灰色の狼。全身傷だらけで両目は潰れているが、異常発達した嗅覚と聴覚によりプレイヤーを苦しめる。レイド級モンスターだが、森の中という入り組んだ地形で戦うことになる為、パーティー単位での連携が重要となり一風変わった戦術が必要となる。武器を操る魔術を身に付けており、これまでの戦闘で屠ってきた「冒険者」の武装を装備している為に一時はとんでもない強さになったことがあるとかないとか。
    ″白虎騎士″アレザ・ケ・グト        鈍色の鎧に身を包んだ、虎の顔をした巨大な騎士。身の丈ほどもある二本のハルバードをそれぞれの手で軽々と扱う。10メートル超の体躯に比較して非常に素早く、生半可に魔法攻撃や矢による狙撃を行なったりすると瞬間的に距離を詰められ連撃を浴びせられる。僅かなスキを作り出す前衛の動きと、そのチャンスをものにして攻撃する後衛の動きがないと倒せない難敵。
    ★メイザース・パイドパイパー        レイドコンテンツ『リンドレッド大神殿』『パイパーズ・リザレクション』に登場する「世界の全てを嘲笑する悪意に満ちた道化師」。自身よりも配下のモンスターや敵プレイヤーのステータスを操作するのが得意な援護型レイドボスで、単体で戦うことはない
    挑発的で相手を翻弄するトリックスターで、その強さよりもあまりに強烈的なキャラクター故にユーザーの要望に応えて再登場した珍しいレイドボス
    ★ビッグ・O        パイドバイパーとの戦闘時には大概同時に出現する不定形型モンスターで、実質パイドバイパーとの戦いはこのモンスターとの戦いと考えるべきであろう。
    大抵パイドバイパーを包み彼の指示に従って攻撃を行うが、攻撃方法にユニークなものが多く(体を拳状に変形して殴りつける、デコピンする、おもちゃのドラゴン型に変形させてブレス、等)初見ではネタキャラであると勘違いするプレイヤーも多い。が、どの攻撃も一撃5000オーバー級の超高威力であるうえに、スライム体が酸性のために武器防具破損の憂き目に合う冒険者も多く、さらにそれをパイドバイパーに挑発され殺気立つプレイヤーも多いとか。
    対処法としては魔法、炎攻撃が有効。意外なことに毒も有効。
    "スーパーマインドマシン"シヴァ        旧世界の機械知性(AI)がインプットされたスーパーコンピュータを、アルヴが独自の魔法で再起動したもの。魔法によるネットワークを介して自分の領域を広げており、管轄内には高度な技術で作られたゴーレムが徘徊している。
    モンスターとしてのシヴァは、領域中央の最下層エリアに登場。エリアに到達した冒険者を排除するために、自身を2mほどの人型特殊ゴーレムにインストールし直接対決を挑む。
    機関砲や小型自律兵器、ミサイル、果てはレーザーまでも使用した近未来兵器と、電撃や召喚魔法を駆使した新旧混成の攻撃は強力で、何よりもシヴァ本体が飛翔魔法により高速移動するのでタチが悪い。ある程度時間が経過すると数体のゴーレムを起動し援護に当たらせるが、命令発令時は動きが止まるのでそこが狙いどころ。
    ★"冥府の王"トゥオニ        『トゥオネラの白鳥』に登場するレイドボスモンスターで、「冥府への誘い」というキーアイテムを持ち、クリア済みのレイド級墓地系ダンジョンへ向かうと侵入できるエリア「冥府」最奥の「王の間」に存在する意識体。衣服以外で実体を持っているのは片目のみ。外見こそおどろおどろしいが穏当な人物で、多くの高難易度クエストの発給先として有用。条件を満たすことで闘技場のように戦うことができるが、扱いはレベル90レイドボスモンスター。スキル封印や防御力下降、凍結などの各種効果を持つ攻撃多数、範囲即死攻撃を持つ鬼畜ボス。さらに冥府エリアの「蘇生不可」という特性も難易度を上げる一因となっている。また、倒すことは出来ても殺すことが出来ないボスでもある。
    ★トールゲート・デーモン        上位種〈擬態魔〉。モンスターというよりは一種の呪いであり、ダンジョン中に無差別に登場する。ミミックや偽ダンジョンなどのプレイヤーの欲をそそる罠をばらまき、かかったプレイヤーへ徐々に「呪い」を蓄積、既定値を超えた状態で死亡したプレイヤーの魂を異世界に捕らえ、神殿での復活を不可能にさせるモンスターである。呪いを解除するまで、PCは永遠に異世界での重労働を強いられる。
    何よりも最悪なのが呪いの解除方法で、「運営会社へのリアルマネー支払い」というゲームにあるまじきシステムを採用。当然プレイヤーからは「集金ボス」「MMO史の汚点」「公式RMT」と散々な評価を受け、その運営会社にはアダルヴァ社からも1年間コンテンツ開発禁止の制裁が降りたという。
    ★七罪の人造天使        レイドコンテンツ『人造天使計画』に出現する、集団型レイドボスモンスター。本来は七つの美徳を根本たる力として作られた巨大な天使像だったが、七つの大罪を根源とする魔王の力を宿した邪悪なゴーレムとなってしまった。
    傲慢のルシファー、暴食のベルゼブブ、強欲のマンモン、怠惰のベルフェゴール、嫉妬のレヴィアタン、色欲のアスモデウス、憤怒のサタンの七体のゴーレムがいる。
    ★ダリストン三兄弟        レイドコンテンツ『善きものの迷宮』のダンジョン「ダリストン兄弟のアトリエ」に登場する三兄弟。元人間。偶然作り上げてしまった攻撃魔法の凶悪さを危険視し自分達で封印したが、試してみたい欲求に逆らえず後継者を探すことにし、自分達を魔法生物に変えアトリエを後継者選定用のダンジョンに作り変えたレイドボスモンスター
    末弟サルト=ダリストン 扉の魔術師。ビームとテレポート、召喚魔法を使う扉型のゴーレム
    長女デューテ=ダリストン 錠前の魔術師。クイズ勝負を仕掛けてくる南京錠
    長男カプレス=ダリストン 鍵の魔術師。大型の鍵。兄弟で開発した攻撃魔法を使ってくる
    ★"紫炎の隻眼王"ノルダール        ヤマトサーバの旧城塞都市「廃都オオス」に出現する人型レイドボスモンスター。〈炎巨人〉ムスペル。初出は『トライネルの合戦場』。平時は背中と両足に炎を持つ。頭部の半分と片目片耳にかけて炎を制御するための魔方陣を彫るが失敗、逆に魔法の炎に頭を乗っ取られ狂った王と化した。策略と謀略に長け、常に相手を小馬鹿した態度で罠に嵌めるのが得意。正面から戦う相手の背中を刺すような策を選ぶのが信条。唯一の救いは、真面目に戦えば強いくせにその卑怯なスタンスのおかげで自分から戦場に出ようとしないこと
    炎攻撃力の他に魔法攻撃力を持つ紫色の炎を自在に操り、近接戦でも爆発や火炎噴射、炎を纏った剣による剣技などを多用、隙がない。また、召喚術により紫色の不死鳥を召喚して使役することもある。とにかく熱対策をしないと瞬殺がオチのボス
    ★"天弓の魔導王"マシュヴァラ        高山の頂上にある古のエルフの遺跡において一族の秘宝を千年以上の間守ってきたダークエルフ族の軍師だったが、廃都オオス陥落と同時に指導者として台頭、ノルダールと同じく『トライネルの合戦場』にてレイドボスとして登場。
    多くの部下を従えた軍勢攻撃の他に、本人も強大な弓を触媒とした魔術によってプレイヤーの軍団に文字通りの弾幕勝負を仕掛けてくる。機動力を活かし矢を回避しながら突進するか、魔法防護力の高い壁役を置いて鉄壁の防御陣形でいくかが問われる。
    ★"煽り柳"ロナ       
    ★タール・サーキュレーション        北米サーバーの森林エリア「ミスクウィシ大樹林」の最深部「混沌の黒沼」というフィールドに出現するレイドボスモンスター。というよりはフィールドそのものがモンスターと化している。何千年もの間スライム系モンスターやモンスターの腐った死骸、泥などが蓄積し、ひとつの巨大な意思を持つようになった不定形型で、その体を成す素材の性質から物理攻撃、とりわけ斬撃には無敵といってもよいほどの耐性を持つ。一方で、火属性の攻撃に大変弱い。沼地のような基本形態以外にも巨大なヘビやサンショウウオ、クモやヒル等の嫌悪感を催す生物に形態を変えてくるほか、液状化した体を生命体に浸透させて操る特殊能力も持つ。ゾーン内の生物ユニット及び樹木オブジェすべてが敵にまわると考えれば如何に面倒くさい相手か理解できるかと。
    本体は沼に沈む肉塊で、心臓のように脈動しながら黒い液体を吐き出している。この肉塊もまたスライムの凝り固まった集合体であり、破壊されても一定量の液体さえあれば集まって再生させる。つまりこのモンスターは肉塊と液体を削って弱らせ退散させることは可能だが、事実上の不死身である。
    ★"輝皇帝"        中国サーバ、神竜。上位種〈天帝龍〉オリエンタルカイザードラゴン。シンボルカラーは黄金と蒼
    ★"聖竜"        ヤマトサーバ、神竜。上位種〈ディヴァインドラゴン〉
    ★”星飲竜”Bakunawa バクナワ        東南亜サーバ、神竜。月蝕と日蝕を引き起こす海竜。眠りと闇と生命を司り、善悪の概念を持たない冥界の守護獣でもある。生命の魔法によって有効圏内にいる全てのユニットのHPを強制的に操作する。内向的で恥ずかしがりらしく人に見られていると分かるとすぐに海に隠れるので、出現時期になると吟遊詩人を中心にレイドを組み「合奏」で追い返すのが定番イベント。
    ★"数紋竜"Ketu ケートゥ        インドサーバ、神竜。上位種〈機甲竜〉。インドサーバのクエストで数秘永久機関「Amrita」の永続演算プログラムをコピーした一体であり、自身を情報生命体として進化させ電子ネットワークのどこかに潜んでいる。モンスターとして登場する数紋竜は彼が組み上げたプログラムを実行する端末にすぎず、ネットワーク上の本体には手出し出来ないので事実上の不死。見た目は無数の衣で装飾された機械の蛇、あるいは竜で、彗星のように光子を振りまきながら高速移動する
    端末は「基本、無理ゲーだが運がよければ勝てない事もない」レベルで調整されており、非常にバリエーションが豊富で毎回クエストに合わせ何らかのカスタマイズがされている
    後述のボス〈非生天・羅喉〉イモータルプログラム・ラーフと共に行動することもあり、この場合は「逃げ場無し。全滅は確定」と言われている
    ★"暗黒竜"        北米サーバー、神竜。上位種〈溶岩竜〉。通称「ウェンの暗黒竜」。噴煙を呼び火山雷や溶岩流、火山弾などを操るほか、固有技「フレア・ブレス」で15000近いダメージを叩き出す
    最強のファイアドラゴンの座を巡ってロシアの紅炎竜とは幾度となく争っているが、未だに決着はついてない
    ★"紅炎竜"svarog
    スヴァローグ        ロシアサーバ、神竜。上位種〈火竜〉。ファイア・ドレイクとしては最大最強の一体であり、好戦的で見境のない典型的なレッドドラゴンの性格をしている。固有技は火災旋風を吐き出す「ストームファイアブレス」
    ウェンの暗黒竜とは火竜として幾度も争うライバルのような間柄。東欧の魔法竜とは旧知の仲。性格の不一致からどちらの事も嫌っている
    ★"魔法竜"zirntra
    ジルニトラ/ザーニトラ        東欧(西欧サーバおよび北欧サーバ境界)、神竜。上位種〈魔女竜〉。青いたてがみをしたブラックドラゴン。魔法の道に全てを捧げた少女が死後に神格化したもの。扱えぬ魔法なしと言われる魔法神でもあり、特に水魔法に関しては操作でなく支配の領域。大気中や生物の体内の水分まで意のままに動かすので念動力(サイコキネシス)のように見える
    ロシアの紅炎竜とは昔馴染み。暴れ者の彼を諌めることの出来る数少ない存在。性格は「姉キャラ」だが本当はスヴァローグより年下
    ★"翠玉竜"        中南米サーバ、神竜。オリジナル個体。
    ★"翼持つ蛇竜"Quetzalcóatl
    ケツァルコアトル        アステカ(中南米サーバ)、神竜。上位竜のオリジナル個体。風と水と太陽の力を持つ、恵みの竜。命を重んじる慈悲深い性格で、平和を好む。神々の争いで空へと追いやられたが、人々の危機には天から嵐とともに舞い戻りあらゆるものを押し流し、転生の炎で悪しき者を焼き払うといわれている。農耕が得意で俗っぽい性格で人間が大好き。人に化けていたつもりが鏡を見て自分の竜人の姿に絶望して雲隠れしたこともある繊細なやつ。
    ★”嵐奪竜”Illuyankas
    イルヤンカ        中東サーバを中心に海を徘徊する神竜。上位種〈流水竜〉。天候操作魔法により嵐や竜巻を掌握し、荒波と共に出現する海の支配者。嵐に乗って移動しており地中海、黒海、紅海、ペルシャ湾、インド洋と毎回出現位置が変わるため、大時化=イルヤンカの移動と言われており、その存在は災害クラス
    ★"憤怒竜"Azi アジ        中東サーバ、神竜。上位種〈邪竜〉。多頭竜でもあり数多くの攻撃手段を備えた悪夢のようなモンスター。ざっと並べるだけで猛毒、引火ガス、凍結の三種ブレス、猛毒を持つ尾、高熱を孕んだ全身の棘、多数の攻撃魔法、呪術、血液を媒介とした召喚魔法、となり攻撃パターンも無尽蔵。中東神話における数々のドラゴンのイメージの統合ともいえるモンスター
    ★北欧の神竜        北欧サーバ、神竜。月蝕狼オリジナル個体との戦いに敗れたため、第二位に甘んじている。月のドラゴン
    ″神喰らい″クーレフ        上位種〈月蝕狼〉。北欧サーバに生息する数匹の月蝕狼の母と言われる巨大な白い狼で、北欧サーバに存在する個体ごとのモンスターの中では最高の実力を持つ。
    ★Brave bright red dragon
    "勇猛なる緋色の炎竜"        ウェールズ(北欧サーバ)、神竜。上位種〈赤王竜〉。ワールドワイドレギオンレイドコンテンツ『天空の竜騎士』のレイドボスの片割れ。レイドクエストにより〈赤王竜〉の群れを率いて世界中を遠征する。レイド規格外の超弩級モンスターで古参のレイドボス
    ★Noble silvery white dragon
    "高潔なる白銀の鎧竜"        ブルターニュ半島(西欧サーバ)、神竜。上位種〈白王竜〉。ワールドワイドレギオンレイドコンテンツ『天空の竜騎士』のレイドボスの片割れ。レイドクエストにより〈白王竜〉の群れを率いて世界中を遠征する。レイド規格外の超弩級モンスターで古参のレイドボス
    ★四柱の怨霊神       
    祢占之神籬(ねじめのひもろぎ)        太古島イヤク(ヤマトサーバ)に登場する、〈世界樹〉モンスター。島全体に根を伸ばしており、島についた時からボス戦が開始されるという斬新な仕様のレイドモンスター(その特性から「捜索モンスター」と呼ばれることも)。根や蔦、土属性魔法による攻撃をかいくぐりつつ本体である神木の元へ全員で同時に向かう必要がある。功を焦って突撃してしまうとパーティーくらいなら瞬間的に叩きのめされてしまうので、じっくり皆をまとめあげる指揮官の存在が必要不可欠。
    ″原生の守人″ロツ        命の大密林(中南米サーバ)に登場する、〈森巨人〉種のNPC兼モンスター。森林奥の巨大樹のうろに鎮座しており、周囲と同一の色ながら存在感があるキャラ。屈強な長髪の老人の姿をしており、腰巻と仮面を付けている。動かなさすぎて頭や肩から木が生えているので容姿が笑いを誘うこともしばしば。森の命を守ることに終始しており、環境破壊の使命を帯びてやってきた冒険者には容赦なく襲いかかる。森林魔術以外にも命を操る術を心得ている。
    ″真金の古竜″エレギオーラ
    ″純金の古竜″エレグノール        分類としては上位種〈黒鉄竜〉で、黒ではなく黄金に輝くウロコを持つオスの古竜の双子。
    かつて帝都オオスの城塞において竜王として君臨し、民に力を分け与えて周辺国家の侵略から自国を護っていたが、内部の裏切りにより城塞からはるかに離れた神殿に封印されている。
    廃都オオスのクエストで入手できるキーアイテムを、神殿の最深部で使用すると謁見することができる。性格は激情的な兄のエレギオーラを理知的な弟のエレグノールが抑えているという構図。人に従うことを嫌う彼らを力で屈服させるために戦闘することとなる。
    兄が炎属性、弟が雷属性の攻撃を多用。広い荒野エリアでの戦闘になるとはいえ、広範囲の2属性ブレス攻撃と強力な近接攻撃を回避することは至極困難。魔術職にしても事前の属性選択が重要となるやっかいなレイドボス
    ☆″花龍神″アサハナノヒメ
    ″蕾龍神″コバナノヒメ        霊峰フジの地下に広がる地底湖「剗水の古代湖」の最深部のマグマ溜りに出現する神性モンスター。厳密には地鎮神であり竜種ではないが、親子そろってヤマトサーバの竜達のアイドル。
    フジの南西にある「花の社セレソステレナ」の祭神「龍神アサハナ」の本体であり、社では美しい女性の姿をとって現れる。精神感応による夢のお告げの場合は竜の姿をとる場合もある。
    普通にエリアに入り込むだけであれば戦闘にはならないが、数回意図的に攻撃を加えることで交戦状態となる。水と氷、炎と土属性の魔法と近接攻撃を駆使し広範囲をカバーできるスキのない強敵だが、それ以上にプレイヤーの心をへし折るのは交戦開始時の大変悲しげな台詞と、攻撃を加えた時の苦痛に満ちた声、撃破時の悲鳴だとか。
    ちなみに撃破後アサハナ関係のクエストを受けられなくなった人のために、拡張パックにより分け身であり娘でもある「龍神コバナ」が祭神として祀られたが、やはり娘も交戦可能。母を想う健気な娘は、親子二代に渡って害したプレイヤーの心に深い傷を残したという。
    ただし神様なんで一応不死身。時間はかかるが霊力さえ回復すればきちんと復活できる。尤も、アサハナの方は根に持つ性格でどういうしっぺ返しが来るか分かったものではない為、大災害以降、一部のプレイヤーは震え上がっているとか。
    ウロイズミ様        上位種〈水精霊〉。ダンジョン「リュウスイノウロ」の主。
    深渕に住まう〈水精霊〉で、人前に姿を現すのを好まず渦の中から語りかけてくる。
    内部の水を汚す冒険者には水を操り全力で立ちはだかる。強力な水流で即死判定のある淵に叩き落とそうとしたり、水を極端に細く絞って集中噴射する「水の刃」を使用してきたり、炎魔術か解呪がないと即死確定な「溺れ」を使ったりとやりたい放題。
    契約を結ぶことはできるが従者召喚は出来ず、カンストレベル〈召喚術士〉でも両手同時召喚がやっと。消費MPも大きいが、数少ない攻撃型の水精霊なので重宝される。
    ヒカルノタマキ様        上位種〈光精霊〉。ダンジョン「光輪洞」の主。性別不詳。
    無邪気な子供の姿をした精霊で、このダンジョンは彼(彼女)を追っていくこととなる。
    無数の幻を並べてどれが本物かをプレイヤーに看破させたり、プレイヤーの視覚(画面)に作用して別の道を表示したり、姿を消して音だけで追跡させたりと、鬼ごっこやかくれんぼのような遊戯をやっている気分になる。
    最深部の「石灰の光堂」では、本人はさほど手痛い攻撃をしないものの、無数の分身や幻の攻撃などを作り出してプレイヤーを翻弄し、心を折りに来る。
    勝利すれば契約可能となり、オトリの幻影を作り出したり姿を消したりなど、一風変わった術が使用可能になる。
    〈緋衣揚羽蝶〉
    ひごろもあげは / スカーレット・スワローテイル        上位種〈燐火蝶〉。クエスト「夜蝶の喧騒」のボス。ランクは単体なら中堅のパーティ級なのでLvが50~70もあれば大した相手ではないが、ボスのくせに〈燐火蝶〉〈金尾蛾〉〈光飾蛾〉などと共に群れを成して襲ってくるので数によっては「レイド1」ランクに相当する。
    金と赤の美しい大型のアゲハ蝶で、光属性の魔術と火炎系の特技を多数あやつる虫たちの長。
    これを倒せば自動的にクエストクリアなので最優先ターゲットとして狙われるのだが、戦闘が夜間限定なのと飛行モンスターであることからなかなか攻撃が命中せず、逃げられてしまうことが多い。おまけに他の蝶と蛾たちも光ってたり炎を出したりと目に忙しいイベントなのでどれがボスの群れなのか見失うこともしばしば。
    倒せば秘宝級相当の炎系の素材が手に入るので時間制限クエストの報酬という点を鑑みても、かなりおいしいボスと言える。
    〈絡新婦〉ジョロウグモ        〈蜘蛛鬼女〉のネームドモンスター。クエスト「蜘蛛の乞い糸」のボスで「ジョウレンの滝壷」で遭遇できる。ヤマトサーバでは彼女(たち)を倒すことで〈蜘蛛鬼女〉が召喚獣として使役出来るようになる。殺さず無力化させることが出来れば〈絡新婦〉が召喚獣になってくれる。ちなみに殺して撃破した場合は迷彩&幻惑のアイテム『金糸の隠れ帯』が手に入る。
    半身が蜘蛛だが完全に人間に化ける事も出来、見た目は小袖か長襦袢を着崩し煙管を咥えた色っぽい遊女風のお姉様。髪の色も金か銀が多く、たまに艶やかな黒髪な事もある。
    気だるげな印象に反してスピードは相当なもの。おまけに蜘蛛の巣を使った立体移動があるので回避率は非常に高い。
    ″深淵の淑女″        東南亜サーバの海洋エリアに出現する、分類上は最上位種〈水精霊〉の神性モンスター。特定の条件を満たしたときに攻略できる海中ダンジョンの中でも一番深く長いダンジョン〈最も深き淵〉(マリアナ海溝)の最深部にて邂逅できる。
    水と一体化するような透明の体に、流れるような衣と髪を纏った美女の姿で登場する。髪によって顔が全て見えず、見えるのは口元のみ。世の中の〈水精霊〉の中で一番大量の力を司り、誓約時には高度な魔術の他にカンストレベルの〈施療神官〉にのみ、秘伝級の回復術を与えてくれる。
    実装時には喜び勇んで戦いに行く冒険者も多かったが、倒されてはならないモンスターのために未だHP無限、開幕即死攻撃の設定が解かれていない。
    ″熔獄の紳士″        北米サーバの火山帯エリアのダンジョン〈炎獄〉に出現する神性モンスターで、最上位種の〈火精霊〉。地下ダンジョン〈炎獄〉はマグマ溜まりに突入するために専用の装備が必要となる。
    炎に包まれた全身に端正な手先と顔を持つ若い男性の姿を取り、威厳ある姿でプレイヤーの前に顕現する。怒らせたらまず即死するので素直に誓約を結ぶのみに徹するべきと一般的には言われている。
    クエストクリアにより報酬として最高峰の術を授けてくれる。中でもカンストレベルの〈妖術師〉に与えられる炎魔術は破格の性能だが、修得する為のクエストがとにかく難しい事で有名。
    ″荒天の童″        北米サーバの海洋エリアで、年に1度発生するダンジョン〈神の嵐〉に出現する最上位種〈風精霊〉。普段は上空をさまよっており、年に一度気晴らしに地上に風を吹かせに降りてくる。
    子供の姿をしておりその姿は極めて流動的で見分けづらいが、落ち着きが無くちょこちょこと動く為に認識はしやすい。気分屋で退屈を嫌う性格のようで、プレイヤーに授けるクエストも、掘り返せば彼の退屈まぎれになるものばかりとなっている。
    一年越しに再度邂逅した時にクリアしていたクエスト数に応じて報酬を与えてくれる。多くのクエストをクリアしたカンストレベルの〈召喚術師〉には、憑いてくる。
    "黒曜石の巨人"ベチャスティ        北米サーバ山岳地帯でネイティブアメリカン関連のクエストを受けると出現する巨人
    全身くまなく黒曜石の鎧で武装した凶悪な巨人だが、兜にバイザーが付いていないので遠距離攻撃で目を狙うのがセオリー。出展はホワイトマウンテン・アパッチ族の伝承より
    ″大虚の翁″        中南米サーバ密林エリアの最深部ダンジョン〈古の穴〉の最奥に鎮座している最上位種〈地精霊〉。体長60センチほどしかない杖を持った小さな老人の像のようだが、少し動いたり気分が変わるだけでも周辺の環境に著しい変化を及ぼす魔力・影響力の持ち主。
    他の大精霊は会話には薄いリアクションのみで応えるが、この翁に至っては微動だにしない。一応クエスト等の発給はするらしく、多くのクエストを消化したカンストレベル〈森呪遣い〉にのみ、高位の回復魔術を伝授してくれる。
    ″氷峰の令嬢″        中国サーバー南西部に存在する超高山エリア〈サンガニカ・クァラ〉の頂上で、吹雪とともに現れる最上位〈氷精霊〉の神性モンスター。
    霜のような衣を着た美しい女子の姿で現れる。顕現する時に同時に吹く吹雪には、蓄積すると大ダメージ・行動不可となる「凍結」のバッドステータスが付与されているので、吹雪対策を疎かにすると謁見すらままならない。山頂に腰掛け、やってきた者をゴミのように見下す視線に囚われた冒険者も多いとか。
    渡されたクエストをいくつかクリアする事により、奥義書や魔導書を入手できる。中でもカンストレベルの〈神祇官〉にのみ渡される防護技は高性能。
    ″雷塔の貴公子″        中東サーバの中心部にある廃墟都市エリア〈雷鳴都市リドバイル〉の中心に存在する、超高層塔型ダンジョン〈雷尖塔〉の屋上で相見える事が出来る神性モンスターで、最上位〈雷精霊〉。初回遭遇時は力を奪われ暴走している状態なので、それを止める為に戦う事となる。顔面含む頭部と手先から無数のとげ状の電極が生えた、ボロボロのローブを着た男性の姿をしている。とげから飛ばす無数の小さな放電、瞬間移動、コンマ数秒の余地しかないうえに大ダメージの落雷、雷属性を持つ各種格闘攻撃など、オールマイティで隙のない戦い方をする。
    撃破後は他の大精霊と同じく、撃破不能のクエスト発給NPCとなる。各種状態異常を与える奥義や術が多く、特にカンストレベルの〈付与術師〉に与えられる呪文の性能が高い。
    ″人呑みの霧″ナイクリーパー        中南米サーバの超難関フィールド群「アウヤンテプイ」において「七凶」と言われるネームドモンスターのうちの一匹。上位種〈石化蜥蜴〉で、「煙の密林(ア・セリバ・デ・フマーサ)」に出現。
    2対の光る赤い目と6対の足を持った巨大なトカゲの姿をしているが、戦闘時はほとんど周囲の景色と同化しているため全身が見えることは滅多にない。唯一視認できるのは4個の小さな赤い目のみだが、霧が濃くかかった森林内での戦闘となる為大変発見しづらい。目が合った冒険者は即座に「石化」のバッドステータスになってしまい、放っておくと即死攻撃の「丸呑み」を食らう為に、治癒役が必須となる。逆に言えば石化したプレイヤーが向いた方角にクリーパーが居るということなので、発見役と治癒役、攻撃役という割り振りをすれば発見は可能。ただ、発見しても強烈な電撃攻撃や即死攻撃持ちの鬼モンスターなうえ、すぐまた消えてしまうので手に負えない。
    ″双頭の金鷲獅子″トルグレジア        中南米サーバ「アウヤンテプイ」の、「七凶」のうちの一匹。上位種〈鷲獅子〉で、「偉大なるサバンナ(ラ・グラン・サバナ)」に出現。
    ドラゴン並みの巨体と2つの頭部、金色の羽毛を持つグリフォンの変異種。レイドに参加しているメンバーが全員何らかの騎乗生物に乗っている時のみ出現し、十数体のグリフォンと共に空襲を仕掛けてくる。広範囲フィールドで行われる高速騎乗戦となり、平常フィールドとは違った指揮、戦法が要求される戦いとなる。
    最初は低空を飛んでいる状態で相手をする事になるので、遠距離攻撃手段や飛翔生物を使役できる冒険者が相手になる。翼を集中攻撃すれば地上に落ち高速で走りだすので、近接職はここで戦闘となる。
    ″紅き歌姫″ノルミス        中南米サーバ「アウヤンテプイ」の、「七凶」のうちの一匹。上位種〈人魚〉で、「赤碧玉の滝(キブラーダ・デ・ハスペ)」に、満月の夜の時のみ出現。
    長い年月を経て狂ってしまった〈人魚〉で、対話は不可能。エリアに入るなり戦闘となる。
    何よりも厄介なのがその歌声で、呪い、麻痺、催眠、魅了、石化など、状態異常のオンパレードとでも言うべき音攻撃を無差別にまき散らす。本人は滝壺の中央で歌っているだけなのだが、彼女の歌声に魅了された〈水竜種〉が身辺警護についている。彼らを蹴散らしたとしても、魔力がかかった歌声により周辺の水流を操作し攻撃を仕掛けてくる。
    ちなみに、エルダー・テイル中で最も美しい曲の一つに、彼女の戦闘BGMが挙げられるとか。
    ″淵底の堕天使″アムキエル        中南米サーバー「アウヤンテプイ」の、「七凶」のうちの一匹。上位種〈黒天使〉で、「深遠の滝(エンジェルフォール)」および「嵐の喉(ウマ・ガルガンタ・テンペストーソ)」に出現。
    自然と水の美しさに惹かれ堕天した天使で、天から堕ちる際に通った軌跡が「深遠の滝」となった。現在は「嵐の喉」最深部に潜み、滝壺周辺のマナを啜って自らの力としている。
    周辺フィールドからボスエリアまで全て、渦巻く水煙による「魔法使用不可」という強力な縛りがかけられており、魔術職に頼らない攻略が強いられる。アムキエル本人は右半身が若い男の天使、左半身がマナの浸食によりサファギンのような半魚人の姿と化している。右半身に生える翼からの魔術攻撃と、右手の剣と左手の爪による近接攻撃が攻撃手段。
    ″天卓竜″スラグザート        中南米サーバ「アウヤンテプイ」の、「七凶」のうちの一匹。上位種〈玉竜〉で、「ロライマ山」に出現。翼に羽毛を生やした美しい翡翠のドラゴンで、ピンチになれば仲間の竜が応援に駆けつける。厄介な相手ではあるがドラゴン対策さえ立てておけば勝ち目のない相手ではない。
    ただしワールドワイドレギオンレイドコンテンツ『天空の竜騎士』発動時は話が別。神竜の率いる〈赤王竜〉〈白王竜〉の群れが移動してきたことにより、縄張りを荒らされ気が立っている。下位の竜族を率いてロライマ山全域に陣形を組み警戒態勢をとっている。一糸乱れぬ連携は神竜の群れに勝るとも劣らない勢力であり、この時期の彼らを鎮めるのは至難の業なのだが、ばっちりクエストとして依頼されてくる。
    敗北時に「~に顔向け出来ない」と漏らしているので、どうも彼の背後には更なるものが控えているようである。
    "塔の亡骸"アフ・プチ        中南米サーバ「アウヤンテプイ」の、「七凶」のうちの一体。マヤ神話の神々の一角と同名。上位種〈リッチ〉かつ最上位悪魔。アンデットと悪魔の二重属性。黒の斑模様をもつ骸骨。全身に鈴のついた装飾具を飾る、白布を纏った死神。通常なら中南米サーバーにおける死後の世界、特殊ゾーン"冥界の塔"の最下層におり、遭遇する為には特殊ゾーンの9階層の地下ダンジョンをクリアする必要があるが、条件を満たせば「悪魔のアトリエ(アトリエ・ド・ディアボ)」から一気に彼の玉座へワープして戦闘が可能。悪魔種しかいない風に浸食されたこの岩場に梟の群れや風に吹かれてカラカラと鳴るスケルトンがいたら間違いなく彼の眷属である。夜の時間帯が終わる頃に彼らは帰還するので、それに随行することでアフ・プチに会いに行くことが可能。もっとも、どちらにせよ高レベルゾーンを通さなければならないので手間は同じである。
    死神の名に恥じぬ大魔術師であり、彼の振るう石のナイフは相手の心臓に直接ダメージを与ええぐり出す即死判定を持つ。生贄によって力を増すので、配下のアンデットや悪魔を吸収されないように先行して叩いておく必要がある。
    ″黒水晶の大槍″リペテレア        中南米サーバ「アウヤンテプイ」の、「七凶」のうちの一匹。「水晶渓谷(ヴァーリ・ド・クリスタル)」に出現。全長50メートル近くある巨大な砲身状の結晶に、小型砲身結晶塔とキャタピラのように動く結晶状の足が無数に付いている。容姿としては「後ろ向きに巻貝状の大砲を背負った目のないカタツムリ」という表現がしっくりくる。
    戦闘開始時は10キロ以上直線状に離れた谷沿いにおり、プレイヤー達から離れるようにゆっくり移動しながらヘイト値が蓄積されたプレイヤーを精密に狙って超遠距離砲撃を仕掛けてくる。この為前半は追撃戦となる。即死級一発攻撃、散弾攻撃、ホーミング攻撃、連射攻撃など多種多様な遠距離攻撃を駆使する他、小型リペテレアが生まれる卵を生み出したり、触れると爆発する赤黒い結晶を生み出し迷路のように自分が通った道に配置したりと、遠すぎて姿が見えないながらも詰むような攻撃で苦しめられたプレイヤー多数。
    近づいたら近づいたで小型の砲身による近接戦もこなす他、HP半減時と撃破時に大爆発を起こすために再度距離を取らなければならない。
    "黒の巨人"スルト        北欧サーバ特殊ゾーン「ムスペルハイム」の最南端に存在する漆黒の巨人。上位種〈炎巨人〉だがレベルは神格モンスタークラスであり、同フィールドにおけるラスボス的存在。
    所持している炎の剣を地面に叩きつけ、火山の噴火を巻き起こす他、〈炎巨人〉〈溶岩竜〉などを率いて冒険者を襲う。
    “神の忌み子”アステリオス        北欧サーバーギリシャエリアの迷宮ダンジョン「ダイダロス迷宮」の最深部に拘束されている神性モンスターで、上位種〈牛頭大鬼〉。拘束を解くことで初めて戦闘可能になるが、迷宮内部では無敵状態が継続するためにまずは遺跡の外へ脱出しなければならない。ダンジョン内部の通路ごと破壊するような攻撃や、突如床下から出現したりする不意打ちを凌ぎながら脱出するのは大変難しく、戦う前にレイド全滅というケースもしばしば。地上へと脱出した先でようやく撃破可能な戦闘となる。50メートル級の巨体と身の丈以上の大斧、雷を操る力を持ったフルレイドボスだがそれほど強いわけではない。問題は脱出からの連戦なために、多くの仲間を失った状態でフルレイドボスと相見えるという縛りだろう。
    "非生天・羅喉"
    イモータルプログラム・ラーフ        インドサーバに存在した神代の防衛プログラム「asura(阿修羅)」の唯一の生き残り
    クエストにより数秘永久機関「Amrita」の永続演算プログラムに不正アクセスし、崩壊寸前だった状態のままバックアップが取られ、以降修正されることなくエラー状態へ自己修復を繰り返す永続プログラムへと変貌。破壊不能であり不死のトラップモンスターとして嫌われている
    侵入者に反応してゾーンとエリアを「NO ENTRY(進入禁止)」「NOT ESCAPE(脱出不可)」に変更し、内部のプレイヤーを孤立させてから迎撃プログラムを作動させ防衛ユニットを召喚し殲滅する。見た目はポリゴンとテクスチャで造られた巨大な顔。ランダムでインドサーバ内をうろついておりクエストでも登場する
    上記の神竜"数紋竜"ケートゥは元々は彼の迎撃プログラムの独立ユニットである
    砂丘の虎       
    エホウ・ワーム        ヤマトサーバー「トットリ砂丘」に出現する、上位種〈砂蚯蚓〉。全長1キロに及ぶ巨体で、初回遭遇時は砂の中から奇襲を仕掛けてくるためまず殺される。浅い地中を高速で蠢き、冒険者を感知するとかなりの高速で食いついてくるが、油断さえしなければそれほど苦戦するモンスターではない。ただし、レイドやパーティーなどの集団が一箇所に固まっていると集団ごと長い体で絞め殺すという集団即死技を使用してくる。当然喰らえば即敗退なので、飛行生物への騎乗や分散行動が必要となってくる。
    ″ヨナの海蛇″トクチムロ        ヤマトサーバー最西端「リェケイールの石畳」最深部に出現する、上位種〈暗蛇竜〉。最奥部の瓦礫が敷き詰められた神殿跡での戦闘となる。非常に足場が悪いうえにそびえ立つ無数の柱と深海ゆえの暗さによって視界が悪く、柱の間を縫うようにして接近するトクチムロの奇襲には対処しづらい。さらにHPを半減させると、黒い霧のように霧散する毒液を吐き始めるために余計に視界が悪くなる。クチムロ自身の視覚は暗闇に適応しているためにどんな光でも見逃さないが、強烈な光を目にすると数十秒の間錯乱状態に陥るためにそこを狙うのがセオリー。その他、単純な性格ゆえか総じて欺瞞系統の術にはまりやすい。
    礁湖蝶“ヤシネウヤ”        上位種〈礁湖蝶〉。全長50メートルはあろうかという巨大な蝶。通称モスラ。ウチナワに分布する蝶型モンスター「礁湖蝶」の親玉として、浅く広大に広がるサンゴ礁の中央に存在する、一つの大きな岩にとまっている。昼間は鱗粉による強力無比なバリアを展開しながら睡眠を取り、夜になると産卵と捕食、またつがいを求めて飛び立つという、蝶と言うよりは蛾のような生態。
    水深30センチほどの浅瀬が広大に続くエリアでの戦闘となるので、潜水装備は必要ない。主な攻撃手段は鱗粉を撒き散らす事による毒・麻痺フィールドの形成と翼からのレーザー攻撃。たまに降りてきて冒険者を「捕食」することもあり、これが最大の攻撃チャンスにもなっている。
    蝶以外にも無数の幼虫がエリア内に産み付けられており、プレイヤーを捕食しようと飛び出てくるので、上と下両方に注意を払って戦闘を行わなければならない。
    灰燼島の緋龍        ヤマトサーバー「灰燼島サクラジマ」の活火山火口中央に巣食っている、上位種〈溶岩竜〉。普段は灰にまみれた竜の死骸のような形で活火山の山頂に鎮座しているが、冒険者が近づき交戦状態となると、溶岩のような高熱のウロコと角を持ったドラゴンの姿に変化する。溶岩を吐き出すようなブレスや炎攻撃力の付いた各種格闘攻撃、さらには火山雷までも自在に操り、テリトリーに侵入した冒険者に攻撃を仕掛ける。火口中央の溶岩だまりに戻って体力回復を行うのが特徴で、溶岩だまりの範囲内にいる時は無敵状態となる。なので攻略時は溶岩だまりを冷却し、回復並びに無敵状態を防ぐことから戦闘が始まる。竜自身の強さもさることながら、時折吹き出す溶岩や火口に露出したマグマだまりなど、地形にも注意を払わなければならない。
    ″黒き沼の主″
    マルスヴィルスルキア        ヤマトサーバー「黒き沼地」の最深部に生息するフルレイドクラスのモンスターで、上位種〈邪竜〉。ヤマトサーバーに存在する竜種の中でも指折りの戦闘力を誇る。元は戦いを司る龍神であったものが、数多の戦いによる怨念で汚れ、支配されてしまったなれの果て。前左足と右翼は腐り落ち、ウロコは全て黒いタール状の物質となって体にへばりつき、所々頭蓋骨が露呈している頭部は鼻から頭頂部に至るまで大小様々な武器が突き刺さっている。グロさで言えばヤマトサーバー随一なのは間違いないが、戦闘力も折り紙つきである。闇属性のブレスや全体攻撃の瘴気、何より厄介なのが「魂喰らい」と呼ばれる噛み付き投げで、食らったプレイヤーは「解呪」がない限り戦闘中ずっと敵として動き続けてしまう。
    "真蛇の姫"カガチノメ        ヤマトサーバ、フォーランドに存在する蛇のボスモンスター。元は人間なのだが鬼と蛇に身を堕とした女性。〈蛇女〉や〈般若〉が一番近しいが、どちらかと言えば悪霊や怨霊、生霊の類である。
    角の生えた真っ赤な蛇で炎を吐き呪術を操る。一番の特徴は行動阻害をはじめとしたバッドステータスや結界の類一切を無効化、無視できる固有能力。とかく移動スピードが速い上にこちらの援護や防御陣形を無視して接近してくるので後衛を守れるかどうかが攻略の鍵となる。特に〈神祇官〉にとっては天敵。
    モチーフは言うまでもなく般若「真蛇」の面と安珍清姫伝説。
    "幻浪士"スズノネ         ヤマトサーバ、フォーランドとミナミを繋ぐ巨大な橋の残骸「失われた希望の橋」に出現する亡霊のような武士。かつての「希望の橋撤退戦」で殿を務めたと言われる高名な侍の姿をしている。
    出現条件が非常に特殊で、「ウエストランデのクエストで得られる『フォーランド公爵家の家紋』を所持している」「戦士職の編成が〈武士〉のみである」「特定時間内にボス地点までたどりつく」「一度イベントによって全滅していなければならない」というキワモノボス。この条件を満たさないとボス地点についた時点でどこからともなく現れた刀によって胸部を貫かれ、全滅してしまう。
     2メートル近い巨大な刀を武器として戦う隻腕の剣士。全身傷だらけで、特に頭部は無数に矢が刺さって顔の形相が分からなくなっているというスプラッターもの。レイドレベルの冒険者をまとめて薙ぎ払えるような俊敏な剣術とアンデッドの使役、動きの止まっている冒険者にのみ有効な即死攻撃が主な攻撃手段。常時5~6体の幻を使役して行動するが、歩行時に刀の鞘部分につけた鈴から音が鳴っているのが本物。
     実は、上位種〈知ある武器〉。なので本体に攻撃を当てても意味がなく、攻撃時のカウンターを狙い武器を損耗させないと意味がない。付与術士の「解呪」も有効だが、動きが大変素早いので拘束技を当ててからというのが条件となる。
     仲間が全滅してもずっと戦い続けた英雄が、長い時を経て肉体が朽ち果てても、その魂だけで振るっていた愛刀。幻を操る力を持つ鈴の付いた刀だけがドロップアイテムとして発生し、霧が晴れた橋の上には、丁寧に供養された無数の武器と、左腕を失った骸骨が一人だけ残っている。
    〈運命の魔女〉ファタ・モルガナ        西欧サーバイタリア発祥の海上モンスターボス。上位種〈蜃〉であり蜃気楼と幻を操る。
    二枚貝の中に座した妖精または魔女として登場する人型モンスター。
    召喚獣として契約できるタイプのボス。


    //書籍版のモンスターを以下に記述しています。

    名称        特徴その他
    〈緑小鬼〉ゴブリン
    初出: (C1-041)       
    〈醜豚鬼〉オーク
    初出: (C1-041)       
    〈緑灰鬼〉トロル
    初出: (C1-052)       
    〈灰色大鬼〉トロウル
    初出:(C1-041)       
    〈巨人族〉ジャイアント
    初出: (C1-052)       
    〈丘巨人〉ヒルジャイアント
    初出: (C1-041)       
    〈合成竜〉キマイラ
    初出:(C1-041)       
    蛇〉ヒュドラ
    初出:(C1-041)       
    〈棘茨イタチ〉ブライアーウィーゼル
    初出:(P-007)       
    〈毒翅蛾〉ヴェノムモス
    初出:(P-009)       
    〈人食い草〉トリフィド
    初出:(P-006)       
    〈雷蹄鹿〉サンダー・エルク
    初出:(P-015)       
           
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